アニメ調バンドル「Best of Bento Bundle」は買い？ゲームレビューと感想、バンドル評価ー日本語化の有無なども【読んで楽しむバンドルレビュー】

2020年1月4日2020年3月12日バンドル・セールバンドル

Fanaticalから「Best of Bento Bundle」が再登場しました。4.99ドルで12本。

バンドルのテーマとしては、アニメ調のゲームを集めたものになっています。「Bento」も「弁当」のことでしょう。日本語が謎の形で世界に広まっていきます。

バンドルに採用された12本のゲームのレビューと感想、各種情報をお届けします。中華ゲームも多いでですね。画像下の情報は（リリース日、定価、Steam評価、日本語の有無）の順になっています。

 

端木斐异闻录（The Adventures of Fei Duanmu）

『端木斐 VS 小林正雪』の主人公の一人である端木斐が主役のアドベンチャーゲーム。致意氏が個人開発したものです。

本作はSteamで2万本近く売り上げている作品で、中国では人気ゲームにもなっています。

推理アドベンチャーで、主人公の端木斐は大学生探偵です。事件は幽霊など怪異をあつかったものが中心になります。

音声は中国語ですが、日本語字幕でプレイ可能です。ぜひプレイしてみてください。

 

返校（Detention）

台湾のインディーデベロッパー「RedCandleGames」の作品。台湾の伝承や歴史的事件を背景にした横スクロールのホラーアドベンチャーです。

アクション要素もあり、マルチエンディング方式になっています。台湾では映画化もされました。質の高い作品で、おすすめです。

ちなみに台湾の次の作品である『還願』は諸事情で配信中止になってしまいました。筆者は配信中止前に購入しているので、いまでもダウンロードできます。

 

THE KING OF FIGHTERS 2002 UNLIMITED MATCH

KoFシリーズの2002をリメイクしたもの。筆者が本作を最初に遊んだのはXBOX360でした。

総勢66名のキャラが登場するという大ボリュームで、コンボ練習をしているだけで楽しかったです。ただたんに対戦相手がいないからなのですが。

日本の状況はわかりませんが、筆者のいる台湾だとオンライン対戦は過疎っています。野良で遊ぶのはきびしいので、フレンドを探してプレイしたほうがいいでしょう。

 

GUILTY GEAR Xrd -SIGN-

ギルティギアシリーズがアニメ調ポリゴンで復活したXrdシリーズの1作目です。

ただ次回作の『GUILTY GEAR Xrd -REVELATOR-』が配信されてしまっているので、いまから本作をやっても対戦相手はいないでしょう。

ただストーリーモードなどオフラインで楽しめる要素は多いので、シリーズ未経験の方にはおすすめです。

 

軒轅劍外傳穹之扉(The Gate of Firmament)

中国で人気のRPG「軒轅剣」シリーズの外伝的作品。中国神話などを取り入れた武侠ものです。

ストーリーを重視した作品で、戦闘よりもアドベンチャーシーンの方が比率が多い気がします。

武侠ものの定番である人物どうしの愛憎劇が繰り広げられ、なかなか面白い作品です。

 

天使帝國四（Empire of Angels IV）

「天使帝国」シリーズの4作目。可愛いキャラクターたちによるストラテジーRPGです。

残念ながら日本語はサポートされておらず、中国語か英語でのプレイとなります。基本的にはユニットを動かして敵を攻撃すればいいだけなので、ストーリーを気にしなければプレイに支障はないかと思います。

戦闘のテンポが遅いのが難点かなと思いました。

 

仙劍奇俠傳六 (Chinese Paladin：Sword and Fairy 6)

中国の人気RPG「仙劍奇俠傳」シリーズの6作目。「仙劍奇俠傳」は中国でテレビドラマにもなっていますね。

本作は日本語なしで、英語と中国語のみです。けっこう長いゲームなので、ストーリーがわからないとプレイを続けるのがきびしいかもしれません。

中国ではシリーズ作品以外に、スピンオフ作品も多数出ています。

 

World’s Dawn

「牧場物語」シリーズ的な農場ライフシミュレーションゲームです。

プレイヤーは作物を栽培したり、釣りをしたり、料理をしたり、村の人びとと関係を築いたりといったことができます。

日本語がサポートされていないこともあってか、日本ではあまり知られていないようです。

ちなみに日本でも人気の農場ライフシム『Stardew Valley』は、本作から一カ月遅れの2016年2月26日に配信されました。

宣伝力の差などの問題もあったのか、先行した本作のほうがマイナーな存在になってしまっています。

 

Soul Saber 2

美少女キャラ（それ以外もいますが）を操作して戦う3D対戦バトルアクションゲーム。

長距離攻撃用の武器と、接近戦用の武器を使い分けることができます。「バーチャロン」シリーズっぽく見えますが、操作性は別物です。

またオンライン対戦を意識した作りのようで、オフラインはひたすらAI相手に対戦するだけになります。キャラクター目的でのプレイなら良いかと。

 

Graze Counter

好評率100％というドット絵風縦スクロールシューティングゲーム。

敵の弾をグレイズする（自機にかすらせる）ことで、グレイズカウンターゲージを貯めることができます。それを消費することで強力な攻撃を出すことが可能。

自機は合計8種類もあり、それぞれ特徴が違います。シューティングゲーム初心者にも遊びやすい作品です。

 

Analogue: A Hate Story

テキストベースの韓国産アドベンチャーゲームです。

AIと対談する形で、資料（日記）を調べたりしながらゲームを進めていきます。基本的に立ち絵以外のグラフィックはほとんどありません。

ゲームの内容には、韓国における女性差別などの社会問題が含まれているのが特徴。最後までクリアしましたが、ゲームオーバーもあるので、難度はちょっと高めかもしれません。

 

Celestian Tales: Old North

どことなくスク〇ニ臭漂うグラフィックの、見下ろし型RPG。戦闘時はサイドビューバトルになります。

主人公が6人いて、それぞれの視点からストーリーを進めていくことができます。

本作は3部作の1作目とのことですが、日本語サポートがないことから日本ではほとんど知られていませんね。

ちなみに続編は2019年内に配信される予定でしたが、けっきょく配信されませんでした。現在のところ配信日は未定になっています。

 

まとめ

本バンドルの評価ですが、評価の高い名作も数多く含まれており、日本語サポート作品も多いことから、4.99ドルという値段はかなりお買い得かと思われます。

とくに『返校』が入っているのが大きいですね。プレイしたことのない方はぜひプレイしてみてください。ホラー要素はありますが、すごく怖いというほどでもないので、ホラーが苦手な人でもプレイできるかと思います（たぶん）。

しかしバンドルゲームはマイナーゲームの宝庫ともいえますので、こういう形でゲーム紹介していくのもいいですね。単品だけ紹介しても、そもそも検索する人がいないですし。

今後もバンドルゲームレビューを続けようかと思います。