「HUMBLE CHOICE」6月、おすすめはどれ?ゲーム評価【2020年】
『HUMBLE CHOICE』2020年6月分が配信されました。前回の5月分についてはこのリンクを、Humble Choice自体について知りたい方はこのリンクを参照してください。【追記】7月分の記事ができました。この記事の一番最後にリンクがあります。
パッと見て、そういいたくなるのはよくわかります。Indiegalaレべルとまでは行かなくても、Fanaticalの適当なバンドルのラインナップといった感じですね。
個々で見ていけば良いゲームもあります。とりあえず今回のゲームをレビューしつつ、最後に本バンドルのおすすめゲームと評価をしていきます。
それについても最後に述べます。
ゲームレビューと評価(11本)
Supraland
メトロイドヴァニア系の3Dアクションゲームです。箱庭の中で、棒人間みたいなのを操作します。
開発者がいうには、『ゼルダの伝説』『メトロイド』『Portal』などをリスペクトして開発した作品とのこと。ゲーム自体はストーリーよりも、ゲームプレイや自由度に重点が置かれています。
Steamストアにデモ版もあるので、とりあえずプレイしてみるのがいいかと思います。本作が今回の目玉作品なのですが、日本での知名度の低さがネックになってそうですね。
GRID ULTIMATE EDITION
人気のカーレースゲーム「GRID」シリーズの最新作。昨年の10月に配信されたばかりのものです。今回の目玉作品その2ですね。価格的にもキープしておきたいところです。
万人向けではないですね。レースゲームが好きな人ならといったところでしょう。
ちなみに現在配信されているFanaticalの「Kingslayer Bundle 2」にも『GRID』(ノーマルエディション)が含まれていますので、すでにそちらを買った方は重複に注意してください。
The Messenger
ピクセルアート調の横スクロール忍者アクションゲーム。ぱっと見で『忍者龍剣伝』を思い出す人も多いでしょう。動きもそのまんまな感じで、いわゆるリスペクトというやつですね。
ゲームとしては『忍者龍剣伝』よりだいぶ簡単なので安心してください。ストーリーが面白いので、それ目当てにプレイするのもありでしょう。
Barotrauma
潜水艦を舞台にした、サイドビューのサバイバルクラフトホラー+建設シミュレーション+人員マネジメントゲームです。
潜水艦にはクルーが乗っていて、それぞれに役割があります。潜水艦の操作だけでなく、艦内の治安維持や外敵との戦い、修理、医療などがあり、クルーには得意・不得意があります。『Rim World』っぽさがありますが、開発者がリスペクトしたとのことです。
設定によっては、クルーの中に裏切り者がいたりして、艦内で破壊工作をされたりと、けっこう忙しいゲームです。『Rim World』的なものが好きな人にはいいかと思います。筆者的にはおすすめの作品です。
Felix The Reaper
軽やかなデブこと死神フェリックスを操作するアクションパズルゲーム。死神なので(?)フィールドにある影から外に出ると死にます。そのためオブジェクトを使って影をつくりつつ、ステージを進んでいきます。ステージごとにいろいろな目的やギミックがあります。なかなか楽しいので、パズルゲームが好きな人ならどうぞ。
MEN OF WAR: ASSAULT SQUAD 2 – WARCHEST EDITION
みんな大好き『MEN OF WAR』の「ASSAULT SQUAD 2」です。
そうですね。Steamでは2014年に配信されたものです。いま遊んでもけっこう面白いですけどね。舞台は第二次世界大戦のRTSです。ミリタリーストラテジーが好きな人はどうぞ。
Stygian: Reign of the Old Ones
ラヴクラフトの世界を舞台にしたテーブルトークRPG風味のRPG。おなじみのサン値もあります。日本語はないので、英語をある程度読めないと楽しめないかと思います。クトゥルフ神話とかが好きな人にはおすすめ。
Remnants of Naezith
横スクロールのワイヤーアクションゲーム。いわゆる死にゲーと、ワイヤーアクションが組み合わさったようなハイテンポな作品です。何度も死んではリトライを繰り返しつつ、ステージをクリアしていきましょう。死にゲー好きな人にはおすすめです。
Overload
「Descent」シリーズの開発者が作った精神的続編。迷路探索+全方向型のFPSです。日本語はありませんが、言語力はとくに必要はありません。迷路を探索しつつ、敵を倒してステージクリアをしていくというものです。VRにも対応しています。
The Stillness of the Wind
一人暮らしの老婆を主人公にしたスローライフゲーム。ヤギの乳しぼりなどをしてチーズを作ったりと、まったりな生活を楽しめるかと思いきや、まともにやろうとすると案外忙しかったりします。あとショットガンとか使います。とにかくプレイして、なにかを感じてください。
The King’s Bird
サイドビューのジャンプアクションゲーム。日本語には対応していませんが、ジャンプでステージを進んでいってクリアするゲームなので問題はありません。死にゲー系のゲームですので、その手のが好きな人向きです。
まとめ
小粒でいいゲームがそろってはいますが、Humble Bundleの月額サブスクリプションなら、知名度の高い作品を期待したところでした。
今回の目玉である『Supraland』『GRID ULTIMATE EDITION』の2作品自体が日本ではあまり知られていないことから、「ちょっと残念なバンドル」という感じに見えてしまうのは否めません。値段的には『GRID ULTIMATE EDITION』は押さえておいたほうがいいでしょう。
今月の筆者のおすすめですが、『忍者龍剣伝』リスペクトのアクションゲーム『The Messenger』でしょうか。ストーリーが面白いですね。
また『Rim World』ライクの潜水艦サバイバル『Barotrauma』や、WW2ストラテジーの『MEN OF WAR: ASSAULT SQUAD 2』もいいかと。
一風変わったおばあちゃんスローライフゲーム『The Stillness of the Wind』や、動けるデブ死神のパズルゲーム『Felix The Reaper』も悪くはないです。
ジャンプアクション死にゲーだと『Remnants of Naezith』『The King’s Bird』。
探索型FPSだと『Supraland』『Overload』。
やはり全体的に小粒な作品が多いかなという気はします。
それと今回11作品ですが、『Hellblade:Senua’s Sacrifice』がおま国でとばされています。この作品もちょっと微妙なところなのですが。
ただその分の補填で、なんかある可能性もありますね。
今回もそういうのが出ることを期待しておきましょう(無いかもしれませんが)。それと今月はフリーボーナスとして、さらに1本ゲームが追加されるようです。
それはわかりませんね。楽しみに待ちましょう。