Steam版『ファイナルファンタジー零式HD』レビューと評価、感想ー作品は面白いが起動に難あり

ゲーム評価RPG, レビュー

FINAL_FANTASY_TYPE0_HD

「ファイナルファンタジー」シリーズのスピンオフ作品『ファイナルファンタジー零式HD』。

スクウェア・エニックスによって、2015年8月19日にSteamで配信されました。

ずいぶん昔のゲームニャ。

一番最初は、PSP用のゲームとして2011年10月27日に発売されました。

そののち、2015年3月19日にPS4/Xbox OneでHD版『ファイナルファンタジー 零式HD』が発売されています。Steam版はそのあとになりますね。

もとの作品自体は9年も前のものなのニャ。

いま遊んでもけっこう面白いんですよね。

というか最近クリアしたので、今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。

ただWIndows10での起動に難があるので(起動は可能)、そのあたりの話もしていきます。

 

どんなゲーム?

本作は『ファイナルファンタジー13』の世界観で展開されるアクションRPGです。

戦闘はコマンド入力ではなく、敵の攻撃を回避しながら攻撃を加えるアクションバトルになっています。

魔法やスキルに関しては、あらかじめセットしておいたそれらを、対応するボタンを長押しして離すことで発動させることができます。

ストーリーですが、すごく簡単にいうと、朱雀・玄武・白虎・蒼龍の4つの国があって、突如白虎が朱雀に攻め込んできたという話です。

朱雀の魔導院で、「幻の0組(クラスゼロ)」という存在の知られていないクラスがあって、主人公たちはそれに所属しています。

使用キャラは0組の12人に、編入してきたマキナとレムの2人を加えて14人います。

ずいぶん多いのニャ。管理できるのかニャ。

ちょっと多い気もしますが、プレイしていけばそんなに気にはならなくなるかと。けっこう死にまくりますし。

死んだら控えのキャラがどんどん出てくるというシステムですね。

もとがPSPなのでグラフィックはそんなに良くありませんが、それでも見栄えがするものになっています。

ストーリーは面白いので、プレイしてみるのもいいでしょう。

ただ難度は高いので、最初は「簡単」でプレイするのがいいかと思います(ゲーム中の難度変更は可能です)。

 

ユーザーの評価

本作のSteamでの評価ですが、「賛否両論(59%、2084人中)」になっています。

微妙な感じになってるのニャ。

ゲームの内容自体よりも、ゲームの起動など最適化まわりの問題を指摘しているのが多いですね。

本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。

良かった点

・個性のある登場キャラが多くて良い。

・ストーリーが面白い。

・音楽が素晴らしい。

・サブストーリーも多く、がっつり楽しむことができる。

悪かった点

・カメラワークが悪い。

パルスのファルシのルシがパージでコクーン」みたいな難解なワードが多い。

・使用キャラが14人もいるのに、戦闘に参加している3人にしか経験値が入らない。

・移動が面倒くさい。

それと「Windows10で起動しない」というレビューがありますが、筆者の環境では動作します。

ただ起動がすごく遅いです。

ランチャーの起動が分単位でかかります。

かかりすぎニャ。

ここで「起動しない」と勘違いしてしまう人がいるのかもしれません。

そのため、起動させたあと、「起動しない」と思わずにずっと待ってみてください

「起動はする。するけどそれがいつかはわからない」みたいなものニャ。

 

総評

ストーリーなど、ゲーム自体は面白いものの、その他の部分で足を引っ張ってしまってる感のある本作。

ただPSPでここまでのゲームが作れたということだけでもけっこうすごいとは思います。

昔のゲームですが、いま遊んでも楽しめますので、セールのときなどに購入してみるのもいいかと思います。