『The Pedestrian』配信後の評価は「好評」【新作レビュー】
本日配信されたパズルゲーム『The Pedestrian』。Skookum Artsによって、2020年1月30日にSteamで配信されました。
本作はkickstarterによるクラウドファンディングもおこなっており、1,408人からファンディングゴールの21,000ドルを超える30,318ドルの調達に成功しています。
Steamでの評価も良く、現在のところ「好評」(100%、33人)となっています。
今回は本作のレビューと感想、じっさいの評価内容についてお届けします。
どんなゲーム?
本作は街中にある標識をうまくつなぎ合わせることにより、標識内で動くキャラクターをゴールに導くというゲームです。ジャンルとしてはアクションパズルゲームですね。
プレイヤーがおこなうことは、標識どうしを接続することと、標識内の棒人間を操作してゴールへ向かわせることです。タイトルの「Pedestrian」は「歩行者」の意味で、歩行者用の標識が中心になっています。
パズルゲームと聞いて地味に思うかもしれません。しかし、じっさいの動いている動画見ていただければ、3次元と2次元がうまく融合したグラフィックになっていることがわかるかと思います。
ビジュアル面がかなり優れており、2Dでパズルを解くというモチベーションをかなり上げてくれる作品といえます。これは動画をぜひ見てください。
ゲームの難度自体はそれほど高くなく、数時間あればクリアできてしまうかと思います。ただ無理に時間の引き延ばしをはかることなく、リッチな体験をさせてくれるのはよい作りです。
筆者もあまり長いパズルゲームは好きではないので、本作ぐらいの長さがちょうどいいかと思います。
Steamでの評価について
Steamストアではいまのところ「好評」(100%、33人)です。
ゲームが短いこともあり、すでにクリアした方もいます。
好評として挙げられているのは以下の点です。
・2Dと3Dのグラフィックの見せ方がすばらしい。
・BGMがゲームとよくマッチしている。
・ゲームは短いが、じゅうぶんな体験ができた。
・最初はゲームのメカニズムがわかりづらかったが、理解するとすぐに面白くなった。
ゲームの長さは筆者としては適切だと思います。以前プレイしたパズルアクションゲーム『Gris』も長くはありませんが、無駄な時間稼ぎもなく満足できました。
また問題点として挙げられているは以下の点です。
・BGMがたまに鳴らなくなる。
・ゲーム内で標識を動かすとBGMの音量が下がったり、鳴らなくなったりする。
・パッド操作にあまりフィットしていない。キーボードとマウスがおすすめ。
BGMの件はパッチでなんとかなりそうなので、あまり大きな問題ではないかと思います。
パッドプレイは、標識を繋ぐ操作がちょっともたつきますが、慣れれば大丈夫でしょう。
まとめ
地味になりがちなパズルゲームを、2Dと3Dをうまくつかったグラフィックで、プレイヤーを退屈させないようにしているのは見事です。
また「標識」という、誰もが日常的に目にするものをゲーム内容に取り入れたことで、ゲームに対して親近感がわきやすくなっています。
無意味な時間稼ぎや水増し目的のステージもなく、見せたいものをしっかり見せてくれているのは好感が持てます。プレイ時間が長いゲームでも時間稼ぎのような内容ばかりでは、プレイしているほうも困りますしね。
最後までモチベーションを保ってプレイさせてくれるゲームですので、パズルゲームが好きな人にはぜひともプレイしてほしい作品です。日本語はサポートされていませんが、非言語ゲームなので問題はないかと思います。
【製品情報】
開発・販売:Skookum Arts
対象OS:Windows、MacOS、Linux
通常価格:2,050円
サポート言語:英語
Steamストアページ:https://store.steampowered.com/app/466630/The_Pedestrian/