『ハッピーダンガンロンパS 超高校級の南国サイコロ合宿』レビューと評価・感想ーあくまでファン向けゲーム|Steam
「ダンガンロンパ」シリーズのキャラクターが活躍するボードゲームRPG『ハッピーダンガンロンパS 超高校級の南国サイコロ合宿』。
スパイクチュンソフトによって、2022年7月21日にSteamで配信されました。PS4/ニンテンドースイッチ/モバイルでもリリースされています。
ボードゲームというほどボードゲームでもないですね。とくに誰かと競い合うわけでもなく、マス目のあるマップをサイコロを振って進んでいってレベル稼ぎをする感じのゲームです。どっちかといえばRPGですね。
今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。
どんなゲーム?
本作は『ニューダンガンロンパV3』のボードゲームをベースにし、全キャラクターが登場するRPGです。
ボードゲームモードでは、使用したいキャラを選んで、50日間(50ターン)の育成をおこないます。
止まったマスでは敵との戦闘がおこなわれたり、レベルアップしたり、ショップでものを買ったりなどがあります。
サイコロを振って自由にコマを進ませることができるので、ボードゲームというほどのものでもありませんけどね。
イベントもキャラクターごとに発生するため、かなりの量のイベントが存在します。イベント総数は1,000を越えるとのことですね。
鍛えたキャラクターは、もう一つのモードである「絶望の塔」で、4人パーティを編成して挑むことができます。
ゲームの流れとしては、「ボードゲームで好きなキャラを鍛える」→「鍛えたキャラ4人でパーティを組み、「絶望の塔」に挑む」という形になります。
基本的にはモバイルゲームのようなレベル上げゲームになっていますので、レベル上げが好きな人には楽しめるかもしれません。
それとゲーム開始時にやたらとロードが長い問題ですが、ロードの1/3が終わったときに強制終了させて、もう一度再起動すると残りのロードがはじまります。それをしばらく待つと、なんとかゲームがはじまるといったところです。
内容的にはモバイルゲームっぽく、ガチャ要素もありますし、アプリ内課金もあります。初期キャラ以外は、ガチャで出していく必要がありますね。
正直、お金を払って基本無料ゲームをやらされている感があるので、値段に見合わないかなという気がしました。
「ダンガンロンパ」ファンならどうぞといったところですね。
ゲーム自体は本当にレベル稼ぎの作業ゲームなので、合わない人には全然合わないと思います。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「賛否両論(50%、104人中)」になっています。
筆者的には、あまりおすすめはできないかなとは思います。
本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。
・いろいろなキャラが使えて楽しい。
・だらだらとまったりプレイできる。
・キャラごとにイベントが用意されているのが良い。
・ファン向けにつくられているので、ファンには楽しい。
・ゲーム開始時のロードで止まる。
・基本無料のスマホゲーにお金を払うゲーム。
・欲しいキャラをガチャで出すのが難しいので、けっきょく課金に頼る必要がある。
・基本的にレベル上げの作業ゲーム。
ガチャ課金要素もあったり、ひたすらレベルを上げるだけみたいな内容だったりと、ゲームとしてはどうなのかという部分はありますね。そういうのが楽しめる人には楽しめるとは思います。
総評
本作はいわゆる「ファンディスク」ですね。
作品が好きでいろいろなグッズを集めているという人には良いですが、ゲームとして面白いかといわれると微妙な部分はあります。
ボードゲームといっても、たんにサイコロを振ってマスを進むだけですし(前進・後退ご自由に)、ひたすら経験値とかを稼いでいくだけです。競技性とかはありません。
キャラが多いとはいっても、基本キャラ以外はガチャで出す必要があるので、なかなか欲しいキャラは手に入りません。さっさと手に入れたければ、課金してしまうしかないとは思います。
これで2200円なのはちょっとどうなのかなとは思いました。
本当にファン向けのゲームです。筆者にはあまり合わないかなと思いました。
原作のほうをプレイしていなければ、原作をプレイしたほうが圧倒的に良いでしょう。