『風のクロノア 1&2アンコール』レビューと評価・感想ー遊びやすくなったリマスター版|Steam
PS/PS2時代の名作アクションゲームのリマスター版『風のクロノア 1&2アンコール』。
MONKEYCRAFTが開発し、バンダイナムコエンターテインメントによって、2022年7月8日にSteamで配信されました。PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo Switchでもリリースされています。

今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。
どんなゲーム?

本作は1997年にPSでナムコから発売された『風のクロノア door to phantomile』と、2001年にPS2で発売された『風のクロノア2 ~世界が望んだ忘れもの~』の2作をリマスターした作品です。
シリーズ1作目の発売から25周年を記念しての作品ですね。筆者は当時プレイしたことがありますが、もうそんなに時間が経っていたのですね。

ただ本作の1はPS版の移植ではなく、2008年に発売されたWii版がもとになっています。2のほうはPS2版のままですね。
内容ですが、いわゆるプラットフォーム型のアクションゲームです。ナムコ版の『ソニックザヘッジホッグ』といったところでしょうか。「わふー」の叫び声がなつかしいですね。
本作では、グラフィックはかなり改善されていますね。
それとゲーム難度の設定も可能になりました。これで、以前クリアできなかった人も、がんばって挑戦すればなんとかなるとは思います。
あとチュートリアルも入り、ある意味「今風」のユーザーフレンドリーなゲームになっています。
原作をプレイしたことがなくても、プラットフォーム型のゲームが好きな人、『ソニックザヘッジホッグ』の好きな人には楽しめる作品とは思います。
不満点を言うと、DLCですね。
2,860円とけっこういい値段なわりには、内容がしょぼいです。
「デジタルアートブック」もイラストが30枚あるだけの内容です。
BGMもMP3形式ではなく、ゲーム内で聴くというもので、「意味ないやん」みたいな感じですね。いかがなものかと思いました。おすすめはしません。

ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「非常に好評(99%、334人中)」になっています。

もとのゲームのつくりがよかったですしね。
本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。
・PCでクロノアをまたプレイできる!
・グラフィックが格段に良くなった。
・難度調整ができるので、アクションが苦手でも楽しめる。
・1&2まとめてプレイできるのが良い。
・1のイベントボイスの音質があまり良くない。
・処理落ちする場所がある。
・1がWii版なので、PS版に比べて演出面で劣っている。
・ハードモードは一撃死以外の違いが無い。
全体的には好評ですが、音源の音質の問題に不満があるようですね。
1はWii版ですが、イベント音源はPSから取ってきています。そのため、音質が悪いのかもしれませんね。
総評
もとが良いゲームなので、そのリマスター版ということなので、もとのが楽しめれば本作も楽しめるかと思います。
またクロノアをプレイしたことがない方でも、プラットフォーム型のアクションゲーム好きであれば、本作は問題なく受け入れられるでしょう。
思い出補正があってもなくても楽しめる良作とは思います。