Steam版『バイオハザード RE:2』評価は「圧倒的に好評」:名作シリーズ2作目のリメイク版【ゲームレビュー】|BIOHAZARD RE:2
「バイオハザード」シリーズでも人気の高い2作目のリメイク版『バイオハザード RE:2(BIOHAZARD RE:2)』。 カプコンによって、2019年1月25日にSteamで配信されました。PS4/Xbox Oneでも発売されています。
それがあるのと、本作が25%OFFのセール中(2,992円。2020年4月1日まで)なので、この機会に本作のレビューと感想、評価をお届けします。前回のレビュー記事は以下のリンクから。
どんなゲーム?
本作は1998年にプレイステーションで発売された名作サバイバルホラー『バイオハザード2』のリメイク版です。
ストーリーもだいたいオリジナル版とおなじですが、細かい部分はけっこう変更されています。また登場人物も追加されています。
じつをいうとイタリアのファンが『バイオハザード2』のリメイク版『Resident Evil 2 Reborn』を作り、無料配信する予定でした。
しかしカプコンが公式でリメイクを開発するようになったことから(ようするに本作)、イタリアのファンはリメイクを取りやめに。
代わりに2016年からオリジナル作品『Daymare: 1998』の開発を始め、2019年9月17日にSteamで配信しました。初期「バイオハザード」をオマージュしたサバイバルホラー作品になっています。
本作ですが、固定画面でのラジコン操作のようなオリジナル版とは違い、肩ごしの三人称視点になっています。『バイオハザード7』のような一人称視点での開発も考えていたそうですが、「主人公が見えなくなる」との理由から却下されたそうです。
グラフィックがリアルになったことから、グロ描写もけっこうリアルになりました。内臓とかもリアルに描写されるので、苦手な人にはきびしいかもしれません。日本版はこのあたりが規制されているようですが。
デモ版があるので、まずこちらをプレイすることをおすすめします。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「圧倒的に好評(97%、36,856人中)」になっています。
たしかにこれはすごいことですね。リメイク作品でこれだけ好評なのもめずらしい気がします。
本作の良かった点については以下のとおりです。
・弾数などリソースが限定されており、しっかりサバイバルホラーになっている。
・グラフィックがきれいになり、そのぶん怖くなった。
・オリジナルと違い、ゾンビがドアを開ける。
・ゾンビが硬い、強い。
だんだんと「ゾンビ相手に無双ゲー」みたいになってきた「バイオハザード」シリーズですが、本作ではリソースをやりくりする過去のバイオハザードの良さがしっかり残されています。
またゾンビが強い(硬い)ことも本作の良さになっていますね。
一方、悪かった点については以下のとおりです。
・パズル要素がわかりづらい。
・ボリューム不足。
・日本版への規制。
・2周目の意味がない。
初期「バイオハザード」シリーズ特有の謎パズルは、解けない人はなかなか解けないということにもなりますね。どうしても無理なばあいは攻略法を見るしかないかと。
あと日本版の規制についても不満が多く見られました。グロ耐性があって規制が嫌な人は、外部サイトで北米版を購入するのがいいでしょう。
ボリューム不足も指摘されていますね。ただオリジナルのほうもそこまで長いゲームではなかったかと思います。
全体的には好評なゲームといえるでしょう。
総評
『バイオハザード2』のリメイクである本作は、多くのユーザーから受け入れられる完成度を誇るものとなっています。
ゾンビの強さや、リソース管理が必要なサバイバル感など、初期「バイオハザード」の良さをうまく再現できた作品といえるでしょう。
次回作の『バイオハザード RE:3』にも期待できそうです。
↓次回のレビュー記事。