『Wolcen: Lords of Mayhem』正式リリース!評価は「ほぼ好評」:ハクスラRPG【新作レビュー】
新作といっていいのかはわかりませんが、今回はハック&スラッシュ型のアクションRPG『Wolcen: Lords of Mayhem』です。前回の記事は以下のリンクから。
本作はWOLCEN Studioによって、2016年に早期アクセス版がSteamで配信されました。
4年かかって、このたび2020年2月13日に正式リリースになったという流れです。正規版としては新作ということになります。
今回は本作についてのレビューと感想、評価についてお届けします。
どんなゲーム?
本作はハクスラ要素のある、見下ろし型のアクションRPGです。
すごくわかりやすくいえば『ディアブロ』みたいなゲームです。ダンジョンに潜って、お金やアイテムをひたすら集めるのを繰り返します。
『ディアブロ』の新作が出ないことや、『ディアブロ3』に飽きた人たちにはよい避難所になっているかと思われます。
ただ本作は古典的ハクスラではなく、『ディアブロ』をバージョンアップさせた「次世代型ハクスラ」というような内容になっています。とくにクラス制限に縛られないスキルツリーの多様性やビルドの自由度は、キャラメイクを考える楽しみがあります。
また戦闘も「敵をクリックすればOK」みたいなものではなく、ダッシュや回避を使って戦う必要があります。このあたりはしっかりアクションゲームになっています。
ゲームとしては面白いのですが、プレイにはクライアントを伴うことから、障害が発生したりクラッシュしたりとゲーム以外のところで問題が起こりやすいのが難点ですね。
ユーザーの評価
現在のユーザーの評価ですが、「ほぼ好評(75%、12,509人中)」になっています。
以下に良かった点と悪かった点をまとめます。
・クラス縛りが無く、キャラビルドの自由度が高い。
・グラフィックがきれい。
・パッシブツリーがユニーク(石板を回すことで、違う方向のスキルを取ることができる)。
・装備パーツが多く、装備も豊富。
・戦闘が楽しい。
・『ディアブロ』が好きならとにかくプレイすべし。
・クライアントに問題が多い。ラグがひどかったり、落ちたりクラッシュしたりする。
・バグが多くて楽しめない。
・更新が遅い。開発陣の動きが遅い。
グラフィックがきれいなこと、ゲームの自由度が高いことなどが良かった点として多く挙げられていました。
一方で、クライアントの不安定さやバグの多さ、開発陣の対応の遅さや悪さに不満を持つ人も多く見られました。
まとめ
本作は『ディアブロ』好きな人には、適したハクスラRPGとなるでしょう。
グラフィックもきれいですし、ビルドの自由度もあります。戦闘も楽しいものになっています。
一方で、クライアントやバグの問題が付きまといます。ゲームの内容自体は良いので、このあたりが解決すれば変なケチの付き方はしなくなるのではないかと思います。
なににしろ、『ディアブロ』や『Grim Dawn』、『Path of Exile』などを楽しんできたハクスラ好きな人には適したゲームに成り得ますので、本作に触れてみることをおすすめします。