『Sid Meier’s Starships』レビュー・評価・感想ー簡易『ステラリス』?手軽に遊べるSFストラテジー【Steam】
宇宙を舞台にしたターン制SFストラテジー『Sid Meier’s Starships』。
Firaxis Gamesが開発し、2Kによって、2015年3月13日にSteamで配信されました。

ターン制の4Xをいうのであれば、むしろ「Galactic Civilizations」ですね。
今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。
どんなゲーム?
お手軽SFストラテジー
本作は惑星間を行き来しながらミッションをこなし、自分の艦隊(宇宙船2隻)を鍛え上げていくSFストラテジーです。
ゲームの流れとしては、惑星間の移動はいわゆる『ステラリス』の銀河マップのような感じで、ハイパーレーンどうしがつながっている惑星感を移動できます。
移動することによって隊員の疲労度が増えていきますが、2つの惑星間にワープホールをつくればそれが軽減されます。
それで惑星に入るとミッションになり、おなじみのヘクスでのターン制バトルになります。勝利すれば惑星に影響力を与えることができ、自分の領土的なものとして取り込めます。

全然違います。
基本的には惑星移動→戦闘を繰り返すだけみたいな感じですね。
研究とグレードアップ
本作には研究がありますが、別に新しい技術が出てくるわけではありません。
単に研究ポイントをつかって、すでにオープンされている技術をレベルアップさせるだけです。
船体のグレードアップも、エンジンLv1をLv2にするだけみたいな感じです。

できません。
すでにあるものをレベルアップさせるだけです。ある意味わかりやすいですね。
内政について
本作は、影響力下の惑星の内政が可能です。内政をすることによって、毎ターン獲得できるエネルギーや研究ポイントなど、様々な資源の量が増えます。

そのとおりですね。
新しい施設が登場したりとかはありません。どの惑星もいっしょです。
食糧を使うと惑星自体をレベルアップさせられます。
戦闘について
惑星に入ったときにおこなわれるヘクスマップでのターン制バトルですが、基本的に「敵を倒す」か「目的地まで移動(護衛)」か「やられないように〇ターン耐える」のどれかになります。
武器もずっとおなじでして、直接の射撃以外に、次のターンに爆発する魚雷を撃ったり、小型戦闘機を呼び出したり、ステルスしたりできます。

難易度が低いとAIはアホなので、けっこうあたりますね。それどころか、仲間の魚雷にやられるといったこともあります。
それと後方からの攻撃は大ダメージが入りますので、うまく敵のうしろをとっていくといいでしょう。
勝つと報酬がもらえ、その惑星を影響下に置くことができます。
文字が小さい問題
モニタの解像度が高いと文字が小さくて読みにくいです。
しかも解像度設定がいっさいありません。

解決方法としては、PC側で解像度を下げるかアップスケールを上げるかするしかないですね。
面白いかどうかについて

いわゆる4Xゲームやオープンワールドを期待すると、全然違う物が出てきます。
基本的には資源集めてレベルアップしてを繰り返す形になるので、むしろRPGのレベル稼ぎが好きな人には合うんじゃないかとは思います。
4Xストラテジーのようにあまり頭を使うこともありませんので、疲れたときにも気軽に遊べます。
筆者的には、宇宙船をつかったシミュレーションRPGとして考えれば悪くはないんじゃないかとは思います。
総評
本作はストラテジーというよりも短時間で気軽に遊べるシミュレーションRPGという感じです。
タイトルに「Sid Meier’s」がついているので、「シヴィライゼーション」的な濃厚な4Xを期待してしまうとだいぶ違うとは思いますが、宇宙を舞台にしたシミュレーションRPGと考えれば悪くはないでしょう。

セールのときに安く販売されますので、興味のある方はプレイしてみるのがいいでしょう。おそらく値段相応とは思いますが、楽しめることは楽しめます。