『ZERO Sievert』レビューと評価・感想ー架空の東欧が舞台のサバイバルシューティング【Steam】
架空のヨーロッパを舞台にしたサバイバルシューティングRPG『ZERO Sievert』。
CABO Studioが開発し、Modern Wolfによって2022年11月15日にSteamで早期アクセス版が配信されました。
画面構成はそんな感じですね。
ただ本作はサバイバルゲームになっています。ひとことでいえば『S.T.A.L.K.E.R.』を2Dにしたような感じでしょうか。
今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。
どんなゲーム?
本作は核戦争後の、放射能で荒廃した東欧を舞台にした、見下ろし型のサバイバルシューティングRPGです。
プレイヤーはタイトルにもなっているバンカー「ZERO Sievert」を拠点に、放射能まみれの大地を探索していきます。
世界観自体は『Fallout』や『S.T.A.L.K.E.R.』などとおなじく、「ヒャッハー」な人たちやミュータントたちがプレイヤーを楽しませてくれます。
そしてこの手のゲームではおなじみの、HP以外に放射能汚染にも気を配らなければなりません。
またサバイバルゲームですので、飢えや渇きもあります。ゲーム的には『Escape From Tarkov』が近いですね。
ゲームの流れですが、プレイヤーはバンカーから列車に乗ってクエストマップへと入り、目的を果たしてまたバンカーに戻るというのを繰り返す形になります。クエストは数分で終わるのでゲームテンポは良いですね。
死んでも列車に乗り込む前に戻されるだけで、アイテムロストはないので気楽にプレイできます。
成長要素ですが、攻撃したり、重い物を持ったりすれば勝手にパラメータが上がっていきます。
また武器は拠点で強化することが可能。
戦闘は見下ろし型の全方向シューティングになっています。ピクセルアートで、ちょっとレトロ感の漂う感じですね。
なかなか中毒性のある内容ですし、「サバイバルゲームは好きだけど、3Dだと酔いやすい」という人には合っているとは思います。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「非常に好評(88%、399人中)」になっています。
本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。
・カジュアルに遊べるサバイバルゲーム。
・敵のAIが賢い。
・銃撃戦が楽しい。
・ハクスラ的な楽しさのある探索の繰り返し。
・敵がアーマー持ちばかりで爽快感が薄い。
・早期アクセスの現段階だとコンテンツ不足で、数時間で飽きる。
・敵がすぐにこちらをロックオンするのでステルス感がない。
・ゲームバランスがあまりよくない。粗削りな内容。
まだ早期アクセスということもあり、細かい部分やコンテンツ不足な点が指摘されています。
ただ全体では可能性を感じるゲームとのことで、高評価になっていました。
総評
本作はサバイバルゲームですが、どちらかといえば「出撃」→「拠点帰還」を繰り返すハクスラRPG的な楽しみの強い内容になっています。
クエストもプレイ時間が短く、緊張感をもってサクッとプレイできるので、「あともう1クエスト……」みたいな感じでやめどきを失います。
まだ早期アクセスですが、サクサク遊べる中毒性の高いハクスラ全方向シューティングを求めている方は、本作をためしてみるといいかと思います。