【Civ7初心者向け講座#4】勝利方法とレガシーパスについて
『シヴィライゼーションⅦ』(『Civ7』)のシステムを段階的にきちんと理解しようという「初心者向け講座」の第4回目は「勝利方法とレガシーパスについて」です。

それでは見ていきましょう。前回の「リソースと資源について」は以下のリンクから。
勝利方法について
本作でどうやって勝つかについてですが、6つの方法があります。
・制覇勝利
・科学勝利
・文化勝利
・軍事勝利
・経済勝利
・レガシーポイント勝利
このうち、科学・文化・軍事・経済勝利は、それぞれに対応した近代のレガシーパスを進めていく必要があります。レガシーパスについては後述します。
また「レガシーポイント勝利」は、どの勝利条件にも到達しなかった時間切れの勝利ですね。ポイントの多さで競うということです。
それぞれ見ていきましょう。
制覇勝利
全文明をぶっつぶす。以上。

「Civ」シリーズの伝統的な勝利方法ですね。小難しいことはいっさい不要です。
ただ本作だと居住地上限や外交ポイントの問題もあり、過去作に比べて領土拡大が難しくなっています。
そもそも戦争することのメリットが、過去作に比べて低いこともあり、面倒な感じにはなりましたね。
次に説明する科学勝利のほうがだいぶ楽です。
科学勝利
科学勝利も「Civ」シリーズの伝統的な勝ち方です。
本作の科学勝利は、過去作と比べればだいぶ簡単になって、あっちこっちでロケットのパーツをつくって組み立てるみたいな面倒なことはしなくてよくなりました。
近代の科学レガシーパス「宇宙開発競争プロジェクト」を最後まで進めていけばいいだけなので、そんなに難しくありません。
具体的には以下のようになります。
1:科学技術「航空技術」を研究。
2:「飛行場」が解除されるので建設。
3:プロジェクト「大洋横断飛行」が解除されるので完了させる。
4:科学技術「空気力学」を研究。
5:プロジェクト「音速突破」が解除されるので完了させる。
6:科学技術「空気力学」を研究。
7:「発射場」が解除されるので建設。
8:プロジェクト「衛星の打ち上げ」が解除されるので完了させる。
9:科学勝利条件「有人宇宙飛行」が解除されるので完了させる。

そうですね。本当に面倒がないので簡単です。わかりやすいですし、ユニット移動もありませんし、初心者はまず科学勝利を狙うのがいいんじゃないかと思います。
文化勝利
こちらも近代の文化レガシーパスを進めるだけですが、「探検家」の移動が伴うのでちょっと面倒です。
1:社会制度「博物学」を研究。
2:「探検家」が解除されるので生産(秘宝の発掘と研究につかう)。
3:大学か博物館に探検家を配置し、秘宝を研究(ツボマークを押す)。
4:秘宝がどこにあるかわかる(シャベルマークが表示される)ので、そこへ行って発掘。
5:発掘したものを博物館に展示(博物館一つにつき3個まで展示可能)。これを15個やる(つまり博物館5個必要)。
6:達成したら遺産「世界博覧会」解除。それを完成させれば勝利。

しかも秘宝は早い者勝ちですね。無駄足になる場合もあります。

軍事勝利
こちらもちょっと面倒です。近代の軍事レガシーパスを進めていきます。
1:社会制度「政治理論」を研究。
2:イデオロギー「民主主義」「ファシズム」「共産主義」のどれかが解除可能。一つ選ぶ。
3:並行して科学技術「内燃機関」「航空技術」を研究。
4:自分と異なるイデオロギーの居住地を1つ占領。
5:以降、イデオロギーを持たない文明の居住地を占領すると2ポイント、異なるイデオロギーであれば3ポイントもらえる。これを20ポイントまで貯める。
6:遺産「マンハッタン計画」が解除されるので完成させる。
7:プロジェクト「アイビー作戦」が解除されるので完成させれば勝利。

経済勝利
近代の経済レガシーポイントを進めていきます。難しくはありませんが、初見だと条件が把握しづらいです。
1:科学技術「工業化」を研究。
2:「鉄道駅」が解除されるので、3つの居住地に建設すると鉄道がつながる(海の向こうなら港)
3:その一方で、科学技術「大量生産」を研究。「工場」が解除されるので建設(首都から鉄道でつながってる居住地でしか建設できないため、最初は首都に建てるのがいいかと)。
4:完成した「工場」に、「資源の割り当て」で工場資源を合計5つセット。
5:毎ターン、工場に割り当てた工場資源に応じて鉄道王ポイントが貯まるので、500ポイントまで貯める。
6:商人ユニット「大銀行家」が首都に出現。すべての文明の首都でアクション「世界銀行支部の設立」を実行すれば勝利。

慣れれば楽ですが、工場や鉄道のルールが初心者にはわかりづらいところがありますね。
レガシーポイント勝利
時代が進展して近代が終わり、どの勝利にも到達しなかったときは、プレイヤーのすべてのレガシーポイントの合計値を比較して、一番多いプレイヤーの勝ちとなります。タイムオーバーの勝利ですね。

初プレイは科学勝利でやって、慣れてきてからいろいろ遊んでみるのがいいとは思います。
次にレガシーパスについてです。
レガシーパスについて
レガシーパスには科学・文化・軍事・経済の4種類があります。
これを進めていくことで、次の時代にちょっとしたボーナスがもらえたりします。
逆にまったく進めないと暗黒時代レガシー(デバフあり)をもらうので、まんべんなく進めたほうがいいでしょう。
近代の場合は、さきほども述べたように勝利条件になります。
レガシーパスには「クエスト」があり、これは下準備的なものです。
やらなければいけないのは「マイルストーン」の達成で、これをまったく完了していないと前述した暗黒時代になります。
報酬のもらえるマイルストーンは3カ所あり、それぞれのマイルストーンに誰かがたどり着くと、時代の進展が進みます。
またクエストとマイルストーンがおなじものであることもあります。
近代のレガシーパスの内容は先ほどの勝利方法で述べたので、古代と近代を紹介します。読むのが面倒なら飛ばしてください。
古代
科学レガシーパス「アレキサンドリア図書館」
(クエスト)
1:「筆記」を研究する。
2:「図書館」(写本スロット2)が解除されるので建設。「筆記Ⅱ」も研究。
3:「数学」を研究。「アカデミー」(写本スロット3)が解除されるので建設。
(マイルストーン)
1:写本を集めて展示:3冊
(報酬)科学レガシーポイント1、科学属性ポイント1
2:写本を集めて展示:6冊
(報酬)科学レガシーポイント1、以降の時代に古代の写本1冊につき科学力+1
3:写本を集めて展示:10冊
(報酬)科学レガシーポイント1、以降の時代にアカデミーが「アカデミーの黄金時代」(基本算出量・隣接ボーナス・効果が陳腐化しない)にアップグレード。
(科学の暗黒時代)
5ターンごとにランダムな技術ブーストを得る。科学力-50%

文化レガシーパス「古代世界の遺産」
(クエスト&マイルストーン)
0:遺産を1つ建設。
(報酬)無し。
1:遺産を2つ建設。
(報酬)文化レガシーポイント1、文化属性ポイント1、外交属性ポイント1
2:遺産を4つ建設。
(報酬)文化レガシーポイント1、以降の時代に遺産の文化力+1、幸福度+1。
3:遺産を7つ建設。
(報酬)文化レガシーポイント1、以降の時代に円形闘技場が「円形闘技場の黄金時代」(基本算出量・隣接ボーナス・効果が陳腐化しない)になる。
(文化の暗黒時代)
伝道師のチャージ+1、移動力+1。ただし、宗教を創始すると全ての居住地の幸福度-3(自文明の宗教を信奉していない居住地は2倍)。

軍事レガシーパス「パクス・インペラトリア」
(クエスト)
1 :社会制度「規律」を研究。
2 :軍事ユニットを4つ訓練(生産)。それらを司令官の元で軍隊編成。
3 :攻囲ユニットを1つ訓練。
4:敵の居住地を1つ占領する。
(マイルストーン)
1:居住地を6個(敵居住地占領は2個でカウント)
(報酬)軍事レガシーポイント1、軍事属性ポイント1、拡張主義属性ポイント1
2:居住地を9個
(報酬)軍事レガシーポイント1、以降の時代で居住地上限+2
3:居住地を12個
(報酬)軍事レガシーポイント1、以降の時代、前の時代に征服した居住地で歩兵ユニットを得る。
(軍事の暗黒時代)
騎兵ユニットと攻囲ユニットで構成されている完全に統合された軍団3個を得る。ただし、既存の軍団と首都以外のすべての居住地を失う。

経済レガシーパス「シルクロード」
(クエスト)
1 :社会制度「法典」を研究。
2 :他国へ商人を移動。貿易路を築く。
3 :他文明との貿易関係を改善。
(マイルストーン)
1 :居住地に資源を7割り当てる
(報酬)経済レガシーポイント1、経済属性ポイント1
2 :居住地に資源を14割り当てる
(報酬)経済レガシーポイント1、以降の時代に古代の交易路1つにつきゴールド+5。
3 :居住地に資源を20割り当てる
(報酬)経済レガシーポイント1、前の時代のすべての都市が都市でありつづける。
(経済の暗黒時代)
海軍司令官が2レベルを獲得するたびに新たな居住地を築くチャージを得る。ただし、開拓者のコスト+100%。
探検
科学レガシーパス「啓蒙思想」
(クエスト)
1 :「教育」を研究。専門家を配置。
2 :都心以外の単一のタイルの産出量20
3 :都心以外のタイルに専門家2人配置
(マイルストーン)
1 :都心以外の単一のタイルの総産出量40。単一のタイルの収穫量40
(報酬)科学レガシーポイント1、科学属性ポイント1
2 :都心以外の単一のタイル3つ以上の総産出量40
(報酬)科学レガシーポイント1、以降の時代で各街区のターンごとの科学力+3。
3 :総産出量が40以上ある都心以外の区域を5つ保有する
(報酬)科学レガシーポイント1、大学が「黄金時代の大学」(基本産出、隣接ボーナス、効果は次の時代に陳腐化しない)になる。
(科学の暗黒時代)
「内燃機関」によって「航空技術」が解除される。ただし、すべての航空機のコスト+50%。
文化レガシーパス「トシャカーナ」
(クエスト)
1 :社会制度「篤信」を研究。「神殿」を建設し宗教を創設。
2 :伝道師を訓練し他国の居住地を自国の宗教に改宗。
3 :社会制度「神学」を研究。
(マイルストーン)
1 :遺物を6つ展示する。
(報酬)文化レガシーポイント1、文化属性ポイント1、外交属性ポイント1
2 :遺物を9つ展示する。
(報酬)文化レガシーポイント1、以降の時代に前の時代の遺物1つにつき文化力+2。
3 :遺物を12個展示する。
(報酬)文化レガシーポイント1、以降の時代に自文明の宗教創始者の信仰を維持。
(文化の暗黒時代)
探検家の移動速度+1、秘宝の発掘速度+50%。ただし、影響力-50%。
軍事レガシーパス「この時代の世界では物足りない」
(クエスト)
1 :「地図製作法」「天文学」を研究。
2 :遠隔地へ行き町を作る
(マイルストーン)
1 :遠隔地の居住地を4つ獲得(征服で得た居住地・自文明の宗教を信奉している居住地の場合は2つでカウント、両方当てはまる場合は4つ)
(報酬)軍事レガシーポイント1、軍事属性ポイント1
2 :遠隔地の居住地を8つ獲得。
(報酬)軍事レガシーポイント1、以降の時代に遠隔地にある居住地の生産力+10。
3 :遠隔地の居住地を12個獲得。
(報酬)軍事レガシーポイント1、以降の時代に遠隔地のすべての居住地に歩兵ユニットと長距離戦闘ユニットを得る
(軍事の暗黒時代)
すべての司令官が無償で2レベルを得る。新しい司令官は追加で2レベルを得る。ただし、すべての軍事ユニットのコストが25%上昇。
探検経済レガシーパス「財宝船団」
(クエスト)
1 :「地図製作法」「天文学」を研究。
2 :遠隔地へ行き町をつくり、「釣り埠頭」を建てる。
3 :「造船」を研究。財宝船団から財宝資源5獲得する
(マイルストーン)
1 :財宝船団ポイントを10獲得する
(報酬)軍事レガシーポイント1、軍事属性ポイント1
2 :財宝船団ポイントを20獲得する
(報酬)軍事レガシーポイント1、以降の時代に自文明の固有資源1種類につきターンごとのゴールド+2。
3 :財宝船団ポイントを30獲得する
(報酬)軍事レガシーポイント1、以降の時代に前の時代のすべての都市が都市でありつづける。さらに、遠隔地の都市が人口2を得る。
(経済の暗黒時代)
鉄道駅と港に対する生産力とゴールド+100%。すべての居住地の資源スロット+1。ただし、文化力-25%。
まとめ
以上、勝利方法とレガシーパスについてでした。
レガシーパスについては、初プレイ時はかなりわかりづらいとは思います。
クエストとマイルストーンの違いが不明瞭ですし、それらを併記してしまっているので、なにを達成すればいいのかが初見でわかりづらいとは思います。

次回は「時代について」を述べていきます。