【Civ7初心者向け講座#1】都市と町について
『シヴィライゼーションⅦ』(『Civ7』)の初心者が段階的にシステムを学んでいける「初心者向け講座」の第1回目です。

ゲームをあるていど遊びこなすためには、どの指導者・文明を選ぶかよりも、基本的なシステム把握のほうが重要です。これがわかっていないと、適当プレイになってしまいます。
今回は『Civ7』で導入された「都市と町」のシステム、それと前作から改良された区域についてになります。
都市と町について
『Civ7』とこれまでのシリーズの大きな違いとして、都市以外に「町」ができたことです。
最初につくった都市は首都になり、そのあとに開拓者ユニットを派遣してつくったものは「町」になります。

都市と町の違い
都市ではこれまでのシリーズどおり、生産力をつかって建造物や遺産、ユニットをつくることができます。またそれらの購入も可能です(ゴールドを消費)。
いっぽうの町ですが、生産メニューがありません。つまり生産できないということです。
いっぽう、ゴールドをつかった購入は可能です。

町ではユニットを購入することはできますが、建てられる建造物には制限があります。
倉庫や特定の建造物以外は、基本建てられません。当然、遺産とかもつくれません。
都市資源も配置できませんし、資源スロットも1つだけです。専門家も置けません。

町の生産力について

いいえ。町の生産力は、すべてゴールドに変換されます。
生産力が15あれば、15ゴールドに変換されます。1:1の変換ですね。
つまり生産力の高い町=ゴールド産出の多い町になります。

町の都市化について

町は町で役割があるのですが、都市にすることもできます。
町の人口が7以上になると、ゴールドを払って都市に格上げ可能です。
ただし保有する都市の数が多くなればなるほど、都市化するためのゴールドも高くなります。

町の専業化について
町はそのままだと、領土拡大とゴールド産出しかしてくれませんが、専業化することで他のボーナスに変えることができます。

食料や生産力、科学力、文化力など、目的に合わせて使うといいですね。
専業化は都市化とおなじく、人口が7以上になったときに可能です。
ただ一度専業化してしまうと、他の専業に変えることができません(デフォルトの「成長に専念」に戻すことは可能。また次の時代で選び直し可能)。
また町の成長が止まるので、そこで生産されていた食料は結ばれている都市に運ばれます。

専業化の種類
専業化の種類は以下のとおりです。
(デフォルト)
・成長に専念:成長率+50%。
(専業化)
・要塞の町: 町にいるユニットの回復力+5。防壁のHP+25
・地域の中心:街区(建造物が2つあるタイル)の科学力+1、文化力+1
・農業の町:都心が陸地にのみ隣接 農場、牧草地、プランテーション、漁船の時代ごとの食料+1
・漁業の町:都心が沿岸に隣接 農場、牧草地、プランテーション、漁船の時代ごとの食料+1
・鉱業の町:キャンプ、伐採場、粘土採取場、鉱山、採石場の時代ごとの生産力+1
・交易拠点:古代、探検のみ。この町の資源タイルの幸福度+2。すべての居住地の交易路の範囲+5
・宗教の聖地:探検のみ。文明のすべての神殿の幸福度+2。遺物スロット+1
・交易の町:探検、近代のみ。結ばれている居住地ごとに影響力+2
・工場の町:工場資源がある町、近代のみ。工場の購入に発揮するゴールドの効果+100%。町の資源最大数+1
つながっている都市をどう強化していくかで選ぶといいでしょう。たとえば科学力、文化力を上げたいのであれば、「地域の中心」をつかうといいですね(「街区」については次回の講座で述べます)。
居住地上限について
本作では、居住地(都市・町)の数に上限がつきました。いわゆる過去作であったような都市スパムがやりづらくなったのですね。
居住地上限は、古代は3、探検時代は8、近代は16が、時代開始時の最低値として保証されています。
居住地上限を超えてしまうとペナルティが発生します。
具体的には、上限を超えるごとに全居住地の幸福度-5(最大-35)されます。幸福度(前作の快適性)が低いと「不満」というペナルティが発生します。

-35以上は幸福度が減らない、つまり上限を7つ以上超えて居住地を持っていても幸福度の減る量は同じなので、それを補える幸福度があればスパムしまくってもいいことにもなりますね。
ただ幸福度は案外稼ぎにくいですし、専門家をつくることでも減っていきます。バランスを考えた居住地づくりをしたほうがいいでしょう。
それと居住地上限は社会制度などで上げていくことができます。
都心(宮殿)とシティホールについて
都心は首都の中心部です(開拓者が都市を設立したタイル)。そこには「宮殿」があります。
それ以外の居住地の中心はすべて「シティホール」といいます。
都心・シティホールは市街タイルですが、これは次回の「区域と専門家について」で述べます。
まとめ
今回は都市と町の違いについてでした。
これまでのシリーズでは都市しかありませんでしたが、本作では管理を楽にするために町が登場しました。

これはこれまでのシリーズで、一つの都市に建造物を集中させる「高密度戦略」と、各都市で分散して役割を担う「広域戦略」がありました。
「広域戦略」の人は全部都市でもいいのですが、「高密度戦略」の場合、その他の都市は高密度都市のためのサポートでしかないため、いちいち都市操作するのが面倒なのですね。
そのため本作では、どちらのタイプのプレイヤーにも遊びやすいように、町をつくったわけです。
町を専業化して放置すればいいので、「高密度戦略」の操作量はかなり減ることになります。
「広域戦略」でも重要なところだけ操作すればいいので、全部都市にする必要性はないのですね。

次回の初心者向け攻略講座ですが、「区域と専門家について」を予定しています。【追記】次回できました。以下のリンクから。