【Civ7】アウグストゥスの能力と評価は?【指導者評価シリーズ#3】
『シヴィライゼーションⅦ』指導者評価シリーズの第3回目は、初代ローマ皇帝のアウグストゥスです。

ローマ帝国の礎を築いた人物ですしね。
それでは見ていきましょう。前回の孔子は以下のリンクから。
人物について
アウグストゥスはラテン語で「尊厳ある者」の意味で、出生時の名はガイウス・オクタウィウスといいます。紀元前63年に生まれました。母はカエサルの姪です。

幼少期に父が亡くなり、母が再婚。アウグストゥスも義父にひきとられ、可愛がられていたといいます。
若い頃から頭角をあらわし、紀元前46年にはカエサルがヒスパニア遠征へ行ったさいに従軍します。
紀元前44年、カエサルがブルトゥス(ブルータス)らに暗殺されると、その名と遺産を相続することとなります。こうしてアウグストゥスは18歳で、カエサルの後継者として、ローマ統治に身を乗り出していくこととなります。

カエサルの死後、ローマはブルトゥスらを擁するキケロ派と、マルクス・アントニウス派で争っており、アウグストゥスはカエサルの名こそ継いだものの「たんなる若造」みたいなポジションでした。

しかし紀元前44年、アントニウスがマケドニアへ行った隙に、挙兵してローマを占領しようとしました。アントニウスがもどってきたことでうまく行かず、撤退を余儀なくされます。
そこでアウグストゥスはキケロと手を組み、アントニウスに対抗していきます。

紀元前43年には「ムティナの戦い」でアントニウスを破りますが、今度は元老院と不和になり、アントニウスと和解してローマでクーデターを敢行。
紀元前43年には、アントニウス、レピドゥスとともに、三頭政治の体制をととのえます。
またアントニウスの義理の娘・クラウディアとの婚礼もおこない、キケロ派の粛清に乗り出します。

キケロ派にカエサルを暗殺されてますしね。
かたき討ちという大義名分でブルトゥスらを討伐し、その首をとって粛清を成功させます。
しかし今度はまたアントニウスとの対立がはじまり、さらには強力な海軍を持つセクストゥスとまで対立します。
両面で戦うのはきびしいことから、敵をセクストゥスにしぼり、アントニウスとはまたもや協力関係なります。そしてセクストゥスを破ったあとに、今度は本格的にアントニウスとの戦いに乗り出しました。
アントニウスが妻を捨ててクレオパトラと公式に結婚したことを糾弾し、政治的に孤立させていきます。
やがて歴史的に有名な「アクティウムの海戦」がはじまり、これに勝利。アントニウスとクレオパトラは自害し、アウグストゥスはローマを完全に掌握。「インペラトル・カエサル・アウグストゥス」として、初代ローマ皇帝の座につきます。
紀元14年8月19日、75歳で崩御。遺体はアウグストゥス廟に葬られ、以降、8月をアウグストゥス (= August) というようになりました。

能力について
(属性)
拡張・文化
(インペリウム・マイウス)
・町1つにつき首都に生産力+2
・町で建造物の購入に必要なゴールド-33%
・町で文化関連の建造物を購入できる。
(AIアジェンダ(行動方針)「世界の修復者」)
・自国の都市(首都を除く)1つにつき中程度関係が改善する。
・自国の町1つにつき中程度関係が悪化する。

都市ではなく「町」というのがポイントですね。生産力を上げて遺産をどんどんつくるという戦略もとれます。
また建造物購入のゴールドが33%OFFになるのも単純に強い。文化系の建物も購入可能なので、ガンガン内政を強くしていけます。
AIは「町をつくるやつは許さん、都市は許す」みたいわかりやすさですね。
記念品
2:市民冠
時代ごとの居住地上限+1。
ただし都市への変換コスト+50%。
3:文化属性ノード
傑作スロットのある建造物や遺産の建設に対する生産力+15%。
4:探検の時代の文化レガシーカード
アウグストゥスとしてプレイし、新しい探検の時代のレガシーカードを得る:文化力+15%、科学力-10%
4:探検の時代の拡張主義レガシーカード
アウグストゥスとしてプレイし、新しい探検の時代のレガシーカードを得る:食料+15%、ゴールド-10%
5:胸当て
町の時代ごとの食料+2。
6:アウグストゥスのバッジ1
カスタマイズ可能なバッジ入手。
6:アウグストゥスのバナー
カスタマイズ可能なバナー入手。
7:拡張主義属性ノード
町から都市への変換に対するゴールド+50%。
8:近代の文化レガシーカード
アウグストゥスとしてプレイし、新しい近代のレガシーカードを得る:文化力+15%、科学力-10%
8:近代の拡張主義レガシーカード
アウグストゥスとしてプレイし、新しい近代のレガシーカードを得る:食料+15%、ゴールド-10%
9:クリペウス・ウィルトゥーティス
町1つにつき首都の生産力+1
10:アウグストゥスのバッジ2
カスタマイズ可能なバッジ入手。
10:第一市民
カスタマイズ可能な称号入手。

もとの能力の「町1つにつき首都に生産力+2」と合わせれば生産力+3になりますね。レベル9なのでちょっと面倒ですが、取れたらブーストにつかっていくといでしょう。
戦略と総評
アウグストゥスは、ひたすら町を増やして、首都の生産力をガンガン上げていくという戦略をとることになります。
それで上がった生産力をつかって遺産などをつくっていけばいいでしょう。
町の建造物価格-33%も地味に強いですし、文化系の建物も買えるので、文化に力を入れた戦略でいくのもよいとは思います。最終的には文化勝利をとっていくのがいいかと。
文明としては、やっぱり気持ち的にもローマをつかいたいですね。固有の建物に「フォーラム」(採用した伝統1つにつき、ゴールド+1、文化力+1)、「ユピテル神殿」(幸福度+3。隣接する幸福関連の建造物・遺産1つにつき文化力+1)、「バシリカ」(ゴールド+4。隣接する文化関連の建造物・遺産1つにつき影響力+1)があるので、文化力やゴールドを稼ぐことができます。ローマ自体、汎用性の高い文明ですしね。
探検時代は、スペインの固有建築「市庁舎」(文化力+5。隣接する街区・遺産1つにつき文化力+1)でさらに文化をブーストしていくのもいいかと。
近代はフランスあたりで「フランス式庭園」(文化力+5。隣接する文化関連の建造物・遺産1つにつき幸福度+1)と、とにかく文化戦略でいくのもいいでしょう。
戦略的にはわかりやすいので、初心者にも使いやすい指導者とは思います。
次回はクセルクセス1世です。【追記】次回できました。以下のリンクから。