『Dominions5』初心者向け攻略講座ーゲーム開始から手順をわかりやすく解説

ゲーム解説シミュレーション

dominions5 01

地味だけどハマる人はハマる戦略シミュレーションゲーム『Dominions 5 – Warriors of the Faith』。現在は6まで出ていますが、今回は5の遊び方についてです。

なんで6じゃないのニャ?

基本的な部分はぶっちゃけ全部おなじなので、これを読めば4も6も遊べます。6はまたいずれ記事を書くかもしれませんが、内容はめちゃくちゃダブるとは思いますね。

それと4は日本語wikiとかがそこそこ充実していますが、5はそういうのがないので、とりあえずさっさと遊びたい人向けに簡潔にまとめます。

 

『Dominions5』初心者向け攻略

ゲーム開始

タイトル画面で「Create World」を押してスタート。

<Random Map>というところをクリックするとマップサイズが選べます。初心者は「Small」でいいかと。ちなみにこのゲームは「X」が選択状態という意味です。

OKしたあと、ゲーム名(セーブデータ名)を入力します。適当に「aaaa」「test」とでも入力しておけばいいでしょう。それでOKして進んでください(ちなみに本作ではセーブデータを分けて保存することはできません)。

次にどの時代から始めるかですが、時代によって勢力の強さに違いがあります。4のチュートリアルで使われているのは「Early age」なので、とりあえずこれを選択してOK。

次にプレイヤーの設定ですが、デフォルトだと人間とAIの2勢力だけになっています。このままでいきますが、「Nation」のところがどちらも「Random」になっているので、Humanの「Nation」をクリックして「Machaka, Lion Kings」(以下「ライオンキング」)の勢力を選んでください(4のチュートリアルで使われた勢力)。

ライオンキングなのニャ。

あとAIですが、「Normal AI」になっているので、ここを何度かクリックして「Easy AI」にしてください。

OK押して次にいくと、ライオンキング勢力の説明画面が出てきます。ただの説明なのでOKを押してつぎに進んでください。

ポイントの設定

次がちょっとややこしくて、ポイントをいろいろなものに割り振ります。一番下に「Imprisonment」という項目がありますが、これはあなたの勢力が信仰する神がいつ登場するかの設定です。遅く登場すると多くのポイントがもらえます。

デフォルトだと「Awake」(最初から登場)なので追加ポイントがもらえません。「Dormant」(1年後の登場)にして追加ポイントをもらいましょう。1年はあっという間なので問題ないです(その下の「Imprisoned」は3年後になりますが、その分ポイントが多い)。

ポイントの割り振りですが、まず一番右上にあるグラフィックはゲーム中の神の姿です。クリックすることで変更できます。最初のはランダムで選ばれたものなので、「ダサい」と思ったら別のに変えましょう。選んだ神によって、初期値が変わります。

ライオンキング勢力でしたら、「Dominions3」の項目にある「Lord of The Desert Sun」が姿的にも合ってる感じなので、こいつを選んでやりましょう。

すると「Magic」の項目で、炎マーク(Fire Magic)が2と、木マーク(Nature Magic)が1になっています。これは神の魔法属性レベルです。ここをクリックしてレベルを4以上に増やすと、その下にある「Bless Effects」の項目の「Add Bless Effects」をクリックすることで、現在のレベル以下のボーナス効果を選択できます。

とりあえず炎8、木4にして「Add Bless Effects」から、炎レベル1(+1 Moral)、3(+2 Attack skill)、4(+30 Leadership)と、木レベル2にある2つ(「森林で移動力が減少しない」「10 Protection」)をとっておけばいいかと。筆者も正直よくわかってないので、適当でいいです。遊べるようになってから自分で研究してください。ちなみに前作4ではポイント割り振りだけで、その後のBless Effectsの選択がありませんでした。

まだポイントが残っていますので、その下の「Dominion」の項目の数字もいじります。ここは勢力の内政ボーナスなどに関係します。ロウソクマークに3、太陽マークに2の数字が入っていると思いますが、ロウソクマークは神の影響力の強さにかかわります。

本作は領土を全部占領しなくても、神の影響力が全領土に行き渡ったら勝ちです。影響力は時間や強さで周囲の土地に、自動的に伝播していきます。その強さがロウソクマークなので、とりあえず数字をクリックして7ぐらいにしておけばいいでしょう。

あとトンカチマークは純粋に収入&資源ボーナスなので、これも1上げておきましょう。とりあえずこれでポイントをだいたい使ったことになります。他のものもクリックすれば何が何パーセント上がるかが出てくるので、好きなように割り振ればいいかと。

OKを押すと、次は神の名前を決めます。そのままでもいいですし、変えてもいいでしょう。

そのあとはずっとOKを押していけば、マップ生成が始まります。これでゲーム開始になります。

最初のポイント振り分けがけっこう敷居が高いのニャ。

ゲーム開始後

マップ生成が終わると、世界で何が起こっているかのメッセージが現れます。メッセージは毎ターン出てきます。

本作はターン制のゲームなので、「自分の操作」→「ターン終了後にイベントや戦闘結果などのメッセージ表示」が繰り返されることになります。

Exit」を押せばマップ画面になります。メッセージを読み直したければ右側のコマンド欄にある「Read Messages」をクリックしてください。

マップ上の操作

マップを動かすには、マウスホイールを押しながらドラッグカーソルキーです。

各地域を右クリック(左クリックではないすると、その地域を選択したことになります。選択した地域を中心に黄色や青色の線が出ていますが、青色の線は水中ユニットでないと進めません

ゲーム中で水中に攻め込もうとすると、水中に入れるユニットを用意しないといけないのですね。

数字の9キーを押すと、各地域の名前のオン/オフになります。

あと数字の4キーで、各地域の影響度(ロウソク)、収入(コイン)、資源(トンカチ)、雇用ポイント(上向きのラッパ)の一覧が表示されます。

とりあえずこの2つを覚えておけばいいでしょう。ショートカットがわからないときは「Shift」+「?」キーでショートカット一覧が出てきます。

ユニットの選択と移動

本拠地を右クリックして選択してください。すると画面左に黒い四角に囲まれたユニット2種類、縦に並んでいるのが見られます。それが本拠地にいる指揮官です。

指揮官を右クリックすることで、ステータス詳細が見られます。

指揮官は兵士を引き連れて移動することが出来ます。兵士だけでは移動できません

移動するのは指揮官なのニャ。

指揮官の右側に剣マークがあるのは、兵士を引き連れているという意味です。

剣マークがないのは、最初から与えられている偵察用指揮官です。右クリックして中央辺りに並んでいる小さなアイコン(ヤギマークとか)にホバリングすると、「Stealthy(40)」というのがあると思いますが、この能力のあるユニットは敵の領内に戦わずに忍び込んで調査することができます。

まずはこの偵察指揮官を隣接した領土に送り込んで、どれだけの兵力がいるかを調べてもらいます。敵の強さもわからずに攻め込むのはバクチですしね。

画面左のステルスユニットを左クリックすると、黒い四角が白くなります。これが選択状態です。次に隣接した領土を左クリックすれば白い矢印が現れます。これで次のターンに隣の領土に移動して、情報を教えてくれます。

指揮官の移動はすべてこの方法でおこないます。2つ以上の指揮官を同時に選ぶには、Ctrlを押しながら指揮官をポチっていってください。

基本的にこのゲームでプレイヤーのすることは、指揮官の移動がメインです。戦争も指揮官を敵領土に移動させるだけです。戦闘自体はAIが勝手にやってくれます。プレイヤーはターン後に出てくるメッセージで結果を見るだけです。

部隊の設定

偵察を送り込んだので、次は残った指揮官です。これは戦闘で使います。

画面右側のコマンド欄の「Army setup」をクリックすると、その地域にいる指揮官や兵士たちの一覧が出てきます。

剣マーク2つの指揮官のもとには、2つの部隊(槍兵と弓兵)がいるのがわかると思います。並んでいる兵士たちのどれかを右クリックでそれぞれのステータスを見ることができます。

それぞれの部隊の右には緑色の四角がありますが、これは部隊の配置位置です。デフォルトでは中央になっています(中央にある白い四角が配置位置)。

緑色の四角をクリックすると配置画面になります。白い四角がユニットの位置なので、槍兵は前(右側)に出しておきましょう。本作は右側が前なので、中央より右側をクリックすれば、そこに白い四角が移動します。設定が終わったら「Exit」で戻ってください。弓兵のほうはそのままでいいです。

次に緑色の四角のさらに右に<set battle orders>という文字があるので、これをクリックします。すると命令をあたえることができます。

槍兵(前衛)は「Hold And Attack(敵が近づくまで待機)」「Closest Enemy(攻撃対象は近くの敵)」を選択。弓兵(後衛)は「Fire and keep distance(距離を取って射撃)」「Closest Enemy」を選べばいいでしょう。これで前衛は壁をつくって、後衛による射撃を効果的におこなえます。

設定しない場合(None)はAIの判断で動きます。

指揮官への命令

ちなみに指揮官も命令設定可能です。部隊が並んでいる場所の一番上にある<set battle orders>をクリックします。ターンごとの行動を設定したり、特定の魔法を使ったりできますが、最初の内はいじらなくていいでしょう。いじらなければAIが自分で考えて動きます。

指揮官が突っ込んでしまうという状況であれば「Stay behind troops(部隊の後ろで待機)」を選べばいいでしょう。あと「Cast Spell(呪文を唱える)」は呪文射程内に入るために、開幕からいきなり敵に突っ込んでいってしまう可能性があるので注意が必要です。とくにFire系攻撃呪文は射程が短いので、敵に突っ込んでしまいますね。基本的に魔術師は紙装甲なのですぐに倒されます。

罠命令なのニャ。

この場合、「Single Round Orders(1ターンごとの命令)」で、「Hold one turn」「Hold one turn」「Hold or Cast a Spell」とセットすれば、最初の2ターンを待機してから3ターン目に魔法攻撃してくれます(最大5ターン目までセット可能)。これで開幕に突っ込むということはなくなるかと思います。このあたりは戦闘結果を見つつ、調整していけばいいでしょう。最初はここまでしなくてもいいとは思います。

最初のうちは、指揮官への命令は設定しなくていいのニャ。AIが最適な行動をとってくれるニャ。

兵士の雇用

初期兵力だけだと足りないので、兵士を雇いましょう。

画面右のコマンド一覧にある「Recruit Units」をクリックすると、その領土で雇えるユニットの一覧が出てきます(領土ごとに名雇えるユニットが異なる)。

上の欄の「Commanders」が指揮官で、下の「Unit」がその指揮官の下につけられるユニットですね。右クリックでステータス少佐が見られます。

たくさんありますが、基本的には「前衛」と「後衛」(射撃武器)にわけて考えてください。ライオンキング勢力だと「Rhino Clan Warrior」がコスパ良いので、これを雇えるだけ雇います。ポチポチクリックしていって、下のゴールド・リソース・リクルートメントポイントのいずれかがマイナスにならない程度にすればいいでしょう。

ポチったぶんだけ下に兵士たちが並んで表示されますので、ポチりすぎたときは並んでいる兵士をポチれば減らせます。

実際に雇用できるのは、次のターンからです。

預言者の設定

次に戦闘用指揮官を預言者に設定します。預言者は他の領土に寺院を建てたり、「Throne of Ascension」(赤い塔みたいなマーク)のある領土でボーナスをもらったりできます。

画面左にある戦闘用指揮官のユニット絵の下に「Defend」という文字がありますので、これをクリックします。すると指揮官に命令を出すことができるので、「Become Prophet」を選びます。これで次のターンに預言者になります(お手軽ですね)。

雇用した兵士の配置

やることはだいたいやったので、ターンを進めましょう。右側のコマンド一覧の一番上にある「End Turn」をクリックしてください。これでターンが進み、メッセージが現れます。預言者になったことについてのメッセージがあるとは思います。「Exit」で次のターンに進みましょう。

偵察を送り込んだ地域を右クリックして見てみると、兵数やユニット構成が大まかにわかるメッセージが出ていると思います。自分の兵数がこれより多ければ戦争に勝つ確率は高くなります。

次に雇った兵士を戦闘用指揮官に組み込みます。拠点を右クリックして、右側のコマンド一覧から「Army Setup」を選択。前のターンで空白だった上の欄に槍兵(Rhino Clan Warrior)が並んでいると思いますので、これを指揮官の下に移し替えます。

槍兵をダブルクリックすれば、おなじユニットを全選択してくれます。それから指揮官のアイコンをクリックすることで組み込まれます。部隊が3つになってしまって、またさっきの位置指定や命令指定をやるのが面倒であれば、もう一度槍兵を全選択して、元からいる前衛部隊の枠をクリックすれば、そこに追加されます。これで2部隊だけで管理できます。

次は象兵(War Elephant)を雇ってみるのもいいですね。敵を踏みつぶしてくれる強力なユニットです。先ほどとおなじように「Recruit Units」で雇えるだけ雇えばいいでしょう。

ただ注意したいのは、象兵は敵に負けて退却したときに、後方にいる味方部隊を踏みつぶすことがあるため、槍兵とおなじ位置ではなく、別部隊として前衛の上か下に配置(うしろ(左)に味方がいない)するのがいいかと思います。

戦争開始

周囲を偵察して、自分より兵力の少ない地域に攻め込みましょう。

戦争の仕方は先ほど述べたように、指揮官をその地域に移動させるだけです。

複数の指揮官を送り込みたければ、Ctrl押しながらクリックして選択すれば、一度に送り込めます。周辺領土に指揮官がいれば、それも送り込めば一緒の戦場で戦ってくれます。

あとはターン後のメッセージで戦闘結果がどうなったかがわかります。そこで実際の戦闘がどうおこなわれたかも見られます。命令通りに動いているかどうかをチェックしたほうがいいでしょう(筆者は弓兵の命令を間違えて、敵に突っ込ませてしまったことがあります)。

占領後にすること1・守備兵配置

領土を獲得したら、守備兵を設定します。これをしておかないと、敵に占領されたりすることがあります。

領土を→クリックすると、画面左上にいろいろな数字が表示されていますが、そのなかで「Defence」というところをクリックしてください。ここでゴールドを消費して守備兵を置くことができます。最初は15~20ぐらい置いておけばいいかと。状況を見て増やしていけばいいでしょう。

守備兵は領土を守るだけでなく、不穏度(Unrest)を落としたり、敵の諜報難易度を上げたり(Patrol strength)してくれます。守備兵の数が多いほど効果が高くなります。

占領後にすること2・建設と探索

預言者か僧侶でその地域に寺院を建てます。寺院があれば神の影響力を広げられます。また寺院が無いと雇えないユニットもあります。

さきほど預言者を設定したときのように、画面左の指揮官のユニット絵の下の「Defend」をクリックして、「Construct Buildings」>「Build Temple」を選択します。これで次のターンに建ちます。

Build lab」(ラボを建てる)のほうは魔術師の指揮官でないと建てられないで選択できません。これもユニットを雇うときの条件になる場合があります。

Build palisade」(防柵を建てる)はその領土の防御力を上げたりしてくれます。ただ600G+建設に4カ月かかります。

あと魔術師は「Search for Magic Sites」で魔法ジェムを産出する場所を見つけることができます。ジェムはアイテムを作るのに使います(後述)。

魔術師の雇用

物理攻撃だけだとだんだん行き詰ってきますので、魔術師を雇いましょう。ライオンキング勢力なら指揮官の雇用で「ライオンキング」か「ライオンクイーン」を雇います。

魔術師を雇ったら、「Defend」をクリックして「Reserch」を選びます。それから右側のコマンドでも「Reserch」を選び、研究したい魔法分野をクリックすればそのレベルまでターンごとにメーターを上げてくれます。文字を右クリックでそれぞれの分野でつかえる呪文が見られます。

どの魔法分野がいいかは勢力に寄りますが、「Evocation」には炎系の攻撃呪文が多いので、とりあえずレベル3ぐらいまで上げておけばいいでしょう。そうすればそこまでのレベルの呪文を使うことができます(魔術師の属性が足りていれば)。

アイテムをつくる

各指揮官や神はアイテムを装備できます(右クリックで出るステータス画面で、アイテム装備アイコンがある)。

指揮官への命令(Defendをクリック)に「Forge Magic Item」があるので、ここでアイテムをつくります。指揮官によってつくれるアイテムが違います。また材料として魔法ジェムが必要です。

作ったあとはステータス画面で空いてる装備スロットをクリックし、装備するだけです。

アイテムがなくてもクリアできますが、余裕があったらつくってみてもいいかもしれません。

その他の指揮官への命令

その他の指揮官への命令は以下のとおりです。一部の命令は預言者や魔術師でないとつかえません。

Patrol Province:領土の不穏度(Unrest)を下げます。あまり使わないかと。

Pillage:領土のゴールドなどを略奪します。これもあまり使わないかと。

Preach the Teaching of God:領土の影響力(ロウソクマーク)を増やします。

Cast Ritual Spell:魔法ジェムやBlood Slave(後述)を消費してフィールド魔法を使います。魔法の種類が多いですが、正直どれがいいのかよくわかりません。適当に自分でいろいろ試してみてください。

Alchemy:星ジェム(Astral Parl)を消費して他のジェムにします。

Empowerment:魔法ジェムやBlood Slave(後述)を消費して指揮官の魔法属性レベルを上げます。1レベルあげるのにかなり大量のジェムが必要なので、余裕があったらといったところです。

Bloodhunt:Blood Magic発動に必要ないけにえ(Blood Slave。魔法ジェムと同じ消費リソース)を見つけます。成功率は低いです。不穏度も上がります。

Call God:神ユニットが倒されてしまった場合に復活させることができます。ただ時間がかなりかかります。

水中への侵攻

陸上ユニットは水中に入れないので、「Amphibian(両生類)」などの特性を持つ指揮官とユニットが必要になります。

それらを雇うことのできる領土がどこかにあるので、そこでたくさん雇って水中に侵攻しましょう。

ただ本作の目的は神の影響力を広めることなので、べつに全領土を支配する必要はありません。近くに寺院を建てたりして、水中地域にも影響力を広めましょう。

 

まとめ

以上のことがわかればだいたいプレイ可能とは思います。あくまで神の影響力を広げることが目的なので、全領土を占領する必要はないです。占領した土地に寺院を建てたりして、周囲への影響(ロウソクマーク)を広げていきましょう。

本作はユニット数が多く、魔法も種類がかなり多いので、そのあたりはプレイしながら試行錯誤していけばいいとは思います。

とにかく情報量が多いですが、ゲームシステム自体はシンプルなので、繰り返し遊ぶには適したゲームとは思います。ハマればけっこうハマりますね。

沼ゲーなのニャ。