買い替え必要?「スイッチ2」と「スイッチ」の違いをわかりやすく解説|ニンテンドースイッチ2

ゲーム解説レビュー

switch2

2025年6月5日発売の「ニンテンドースイッチ2」ですが、具体的に何が違うのか、スイッチユーザーは買い替えの必要はあるのかについて述べていきます。

スイッチが出たときは流行らないといわれてたのに、けっこう流行ったのニャ。

そうですね。ニンテンドーの底力みたいなものを感じますね。それでは見ていきましょう。

 

「スイッチ2」と「スイッチ」の違い

サイズは大きくなったけど

スイッチ2の第一印象は、やはり「でかい」ことですね。

スイッチが239mm×102mmに対して、スイッチ2は272mm×116mmとひと回り大きくなりました。

数字で見ると大したことがない感じかもしれませんが、縦幅・横幅ともにけっこうサイズ感がありますね。

当然そのぶん、重さも増えます

スイッチが約400gに対して、スイッチ2は約534gと、130g以上重くなっています。

携帯機で大きさや重さが増えることはデメリットにもなるのニャ。

そうですね。携帯性を考えると、大きい・重いは案外負担が大きくなりますね。

とくにスイッチ自体も大きくて重い感じがあるので、それよりひとまわり大きくて重いとなると、外出時や長時間でのプレイで負担が大きくなるとは思います。

そもそもあまり大きいと、「据え置きのゲーム機でよくない?」といった話にもなってきますしね。

まあ、テーブルに置いたりして、手に持たないで使うのであれば、大きくてもいいとは思いますね。ジョイコンをマウスがわりに使えるので、携帯機というよりもノートPC的な使い方になるでしょう。

あとバッテリーですが、スイッチでは5220mAhの大容量バッテリーを採用しています(スイッチは4310mAh)。これが重さにも影響していますね。

ただ「性能が良くなった=消費電力が上がる」ということでもあるので、実際の稼働時間は約2~6時間程度と、スイッチの約4~9時間よりは短くなっています。

グラボがよくなると消費電力も上がってしまうニャ。

このあたりも、どうしても遊びたいゲームがなければ、買い替えの必要があるのかどうかは検討したほうがいいでしょう。

携帯性をとるか、性能をとるかニャ。

画面が見やすくなった

大きくなったことのメリットとしては、やはり画面が大きいことでしょう。

そもそも画面が大きくならないで、たんに大きく重くなっただけなら意味がないのニャ。

それはそうですね。

解像度ですが、「スイッチ」が6.2インチに対して、「スイッチ2」が7.9インチと、iPad mini(8.3インチ)よりちょっと小さいぐらいの大きさになっています。

解像度の方ですが、スイッチが1280×720とちょっと昔のPCのHD解像度なのに対して、スイッチ2は1920×1080と今どきのPCのフルHD解像度になっています。

スイッチ2はモニタ接続すれば、4K解像度まで対応できます。

4K対応はすごいのニャ。

見やすくはなりますが、ただ高解像度がいいわけではないことは注意してください。

高解像度になると文字がちっさくなる問題があります。このあたりをスケーリングで対応してくれるかどうかが問題になってきますね。

アクションゲームは気にしなくていいのですが、シミュレーションゲームとか文字を読まされるものは、小さすぎてなに書いているのかよくわからないみたいな事態になる可能性もあります。

『シヴィライゼーション6』のPC版も、15インチのノートPCだとかなりきびしい文字の大きさなのニャ。

開発するときは大画面モニタを使いますので、開発側は文字の問題を気にしづらいのですね。このあたりはメーカーさんがどれだけユーザーに寄り添ってくれるかによります。

それとスイッチ2は、いま流行りのHDR(High Dynamic Range)にも対応しています。光の表現が自然になるというものですね。

けっこうPCゲーム環境に近づいてきたのニャ。

それとディスプレイも120fpsに対応するようになっています(スイッチは60fps)。

ただし4K出力の場合は60fpsです。

さすがに4Kで120fpsを出すのはきついニャ。

パフォーマンスと容量の向上

スイッチ2は、謎の企業NVIDIA製のGPUを搭載しており、スイッチに比べてパフォーマンスが10倍ほどになりました。

NVIDIAのネタ、まだひっぱるのニャ。

本体メモリのほうも、スイッチは32GBとけっこうきつかったですが、スイッチ2は256GBとかなり余裕を持った容量になっていますね。

PCゲームだと100GBを超えるゲームはそこそこありますが、現状、256GBを超えるゲームはめったにお目にかかりませんので、遊べるゲームの幅も増えます。

メモリカードのほうですが、スイッチ2はmicroSD Expressのみ対応になっています(最大2Tまで)。

スイッチで使っていた普通のmicroSDとか使えなくなるのニャ。

いえ、画像とか動画の移動には使えます。それ以外の用途だとmicroSD Expressのみになります。このあたりは注意したほうがいいでしょう。

新機能の追加

スイッチ2では音声チャット用の「Cボタン」が追加されています。これを押すことで、音声チャットのオンオフができます。

またウェブカメラの接続も可能になりました。マイクは本体に搭載されているので、外付けを買う必要はありません。

ボイスチャットでは最大12人まで可能です。最大4人までのゲーム画面の共有もできます。

コミュニケーションに力を入れているのニャ。

つぎにまとめとして、けっきょく買い替えたほうがいいのかどうかについて述べていきます。

 

けっきょく買い替えたほうがいいの?

スイッチとスイッチ2の違いですが、スイッチ2は大きくなったことでスイッチに比べると携帯性は落ちるとは思います。

まず大きく重くなっていますし、高性能である以上、消費電力も上がってしまうため、バッテリーの持ちもスイッチに比べると劣る可能性があります。

そのため、電車の中でのプレイとか、持ち運びを重視する人は、どうしてもスイッチ2でしか遊べないゲームがある(『信長の野望・新生withPK』CEなどとか、どうしてもスイッチ2が(気分的に)欲しいのでないかぎりは、わざわざ買い替えなくてもいいかなという気はします。

みんな衝動的に新製品が欲しくなるのニャ。資本主義の呪いなのニャ。

スイッチ2は、使い方としてはノートPC的にテーブルなどに置いてプレイする形になるかなとは思います。

あと熱問題もありますね。性能がいいということは発熱も大きくなりますので、このあたりもゲームミングノートPC的な感じになってくるとは思います。

どんどん携帯ゲーム機がゲーミングノートPCに近づいてくるのニャ。

そんな感じで自分のゲームスタイルとあっているのかどうかを考えながら、スイッチ2の購入を検討するのがいいでしょう。