『魔界戦記ディスガイア』初心者向け攻略メモ|Steam版対応
人気シミュレーションRPG「魔界戦記ディスガイア」シリーズの1作目は2003年にPS2で発売されました。以降、PSPやニンテンドーDSなどにも移植されています。
2016年2月25日にはPC用につくりなおした『魔界戦記ディスガイアPC』がSteamで配信されました。
現在はSteamでも7作目まで出ていますが、内容的にも複雑化してきているため、初代からプレイしたいという人もいるとは思います。

コンシューマ版には「全部入り」が発売されて、アップデートもおこなわれているのですが、Steam版はそれがないので不公平感がありますね。そういう意味でも、PC版は過去作のほうがイライラしなくてすむというのがあります。
『ディスガイア』1作目は近年の作品とは違う仕様もありますので、そのあたりも初心者にわかりやすく説明していきます。
初心者向け攻略メモ
ゲームテンポの改善
本作は1作目ということもあり、近年の作品に比べるとテンポの悪さなどがあります。
ただ改善できる部分もあるので、プレイ前に知っておくといいことを列挙します。
・敵味方の攻撃エフェクトは設定からOFFにできる。
・城内での移動は、アナログスティック操作で移動速度が速くなる(十字キーだと普通の速度)。
・戦場でのカーソルは、Aボタンを押しながら動かすと移動速度が速くなる。
弟子をつくってパワーアップ
本作の特殊な仕様として、「弟子の魔法を覚える」ことができます。
たとえばラハールをつかって、暗黒議会で僧侶をつくると、この僧侶はラハールの弟子になります。
そして戦場で隣接した状態に配置すれば、ラハールは僧侶の「ヒール」を使用できます。

レベル0なので、練習ステージで唱え続けてレベル1にすれば、僧侶がいなくてもヒールが唱えられるようになります。
これを利用して、魔法を移していけば、たくさんのキャラを使用しなくてもいいことになります。
たとえば僧侶の弟子に魔法使い(赤・青・緑)をつくって、「ファイア・クール・ウィンド」の3属性を覚えてしまえば、魔法使いを3人戦場に出す必要がなくなります。

戦士にヒールを覚えさせて、いざというときに自力で回復というのもいいですね。
また弟子の中で一部高いパラメータの10分の1が、師匠に付与されます。
たとえばATK100の弟子がいれば、師匠はATK+10になります。
数字的には大したことはなく、弟子も育てないといけないという面倒くささはありますが、いちおう覚えておいてもいいでしょう。
マナについて
暗黒議会でキャラクターを作ったりするにはマナが必要になります。
マナは倒した敵のレベルに応じてもらえます。レベル1だったら1もらえるということですね。
普通に敵を倒して稼いでもいいですが、序盤はプリニーをたくさんつくって、それを倒していくことでマナを稼ぐという方法もあります。プリニーは倒しても、病院での治療費は常に1ヘルなので、レベルを上げたプリニーを練習マップで大量に倒すことで稼ぐこともできます。
ウェポンマスタリーについて
それぞれのキャラクターには得意・不得意な武器があり、ウェポンマスタリー(武器熟練度レベル)の成長率(レベルの上がるスピード)が変わります。
Sが一番レベルが上がるのが速い武器ですね。
ただ本作はどんな武器でも使えますので、成長が遅くても根気よくやればウェポンマスタリーが上がっていきます。そのため、こぶしで語る僧侶とかを趣味でつくることもできます。

ウェポンマスタリーの最高レベルは255です。
ウェポンマスタリーが上がれば、武器にボーナスが付きます。1Lvにつき5%です。
ウェポンマスタリーの上げ方は、相手を攻撃した回数です。敵が強いか弱いかは関係ありません。
素質が高ければ(SやAなど)、攻撃する回数も少なくてすみます。そうでなければたくさん攻撃するしかありません。

ショップについて
ショップでは入り直すたびに商品が入れ替わります。
これを利用して、よい商品が出るまで入り直せばいいでしょう。
病院でもらえる景品も、入り直すことで入れ替わります。気に入らなければなんども入りなおすがいいでしょう。
暗黒議会について
暗黒議会では昇格試験をおこなうことによって、できることが増えていきます。
転生をしたい場合は、昇格試験を3回してレベル3まで上げればいいでしょう。
また議会で可決させるには、議員に賄賂を配る必要があります。

ぶっちゃけ何あげてもいいので、ショップで適当に安い物を大量購入し、レベルの高い議員から欲しい物をあげていけばいいでしょう。欲しい物がなくなったら、つぎにレベルの高い議員におなじようにあげていきます。これをアイテムがなくなるまで繰り返します。
可決されなかった場合は、戦闘をする必要はありません。議員の好感度は引き継がれるので、もういちど議会を開けばいいでしょう。
移動キャンセルについて
本作は攻撃などをしないかぎりは、移動や持ち上げをキャンセルすることができます。
たとえば「回復のために僧侶のそばへ移動→回復してもらう→移動をキャンセルして再度移動してから攻撃」ということも可能です。
また敵が道をふさいでいる場合は、「敵を持ち上げる→そのあいだに仲間を通す→持ち上げをキャンセル」すれば、敵を倒すことなく通り過ぎることができます。
コンボについて
攻撃についてですが、複数のキャラクターで、同じ敵を通常攻撃で同時に殴るとコンボが発生してダメージアップします。
具体的には攻撃力がコンボ数×10%上昇、相手防御力がコンボ数×10%減少となります。最大10人で殴れば、最後のキャラの攻撃は攻撃+90%、相手防御-90%になります。
盗むについて
敵のアイテムを盗むには、ショップで売っているハンド系のアイテムをつかいます(盗みが成功したときだけ消費される)。
盗むこと自体は誰でもできますが、盗賊系のキャラが一番盗む確率が高いです。さらに敵のパラメータまで盗むことができます(同じ敵に一度だけ)。

アイテム界
アイテム界では、10階まで突破すればアイテムレベルを10あげられます。弱い武器でも、10まで上げれば上位の武器より強くなったりします。お金がないときの武器強化策として利用してもいいでしょう。
次の階へ行くには、敵を全滅させる必要はなく、ゴール地点にたどり着けばOKです。
アイテム界で、アイテムに追加効果をつけるイノセントが住んでいます。これを倒すことで、イノセントをべつのアイテムに移動させたり、おなじ効果のイノセントを束ねたりすることが可能です。
ただイノセントは敵ではなく、第三勢力なので、こちらがさっさと倒さないと、敵に倒されてしまう可能性もあるので、最優先で倒しにいったほうがいいでしょう。
武器について
本作にはいろいろな武器がありますが、近接武器だとやはり範囲攻撃のある剣が頭一つ抜けて強いです。それに比べると槍や拳は特殊攻撃が使いにくいですね。
ただ効率プレイをめざす必要はないので、好きな武器をつかうのがいいでしょう。
エトナ編について
クリア後にエトナ編に入るためには、13章までに城の隠し部屋でエトナの日記をすべて読まなくてはなりません。
ただエトナ編は敵もくそ強いので、しっかりレベル上げしないと最悪詰みます。エトナ編に入る前にセーブデータは別で残しておきましょう。
クリアしなくてもタイトル画面で「はじめから」にカーソルを合わせてYXBYXBAでエトナ編に入ることもできます。これだと敵のレベルは低い状態ですが、そのぶんこっちも1からレベル上げする必要があります。
まとめ
本作は、とても20年前に出たとは思えないぐらいに完成度の高い作品になっています。
この記事を書いている時点で7作目まで発売されていますが、初代もなかなかやり込み要素が多くて楽しいです。
どの作品からやっていいのかわからないという方は、とりあえず1作目からはじめてみるといいでしょう。