『リトル ノア 楽園の後継者』レビューと評価・感想ー手軽に遊べるローグライトACT|Steam
手軽に遊べる横スクロールローグライトアクションゲーム『リトル ノア 楽園の後継者』。
Cygames, Inc., Grounding Inc.が開発し、Cygames, Inc.によって、2022年6月28日にSteamで配信されました。Switch/PS4でもリリースされています。
スマホのほうはタワーディフェンスゲームになっていましたが、本作は横スクロールのアクションゲームになっていますね。内容は別物です。
今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。
どんなゲーム?
本作は、2019年にサービスが終了したモバイルゲーム『リトルノア』の世界観を引き継ぎ、横スクロールのローグライトアクションとして生まれ変わった作品です。
本作での攻撃は、主人公のノアが直接するわけではなく、「アストラル」と呼ばれるお供キャラたちを従えて攻撃します。
攻撃ボタンを押すごとにアストラルたちが順番に攻撃を仕掛けてくれます。
アストラルごとに攻撃方法が違うため、この順番を入れ替えることで、オリジナルの攻撃コンボをつくりだせます。
またアストラルは通常攻撃以外にも、スキルをつかうことができます。
さらにノア自身も、巨大化して敵を一掃する「アニマバースト」がつかえます。
ゲームのマップはランダムに作成され、死んだらやり直しですが、ロスとしたアイテムなどは「マナ」に変換され、恒久的なステータスアップに利用することができます。
成長要素があったほうが、プレイも長続きしますしね。
ちなみにキャラクターデザインは吉田明彦氏(『ニーア オートマタ』『ファイナルファンタジータクティクス』など)、BGMは崎元仁氏(『ファイナルファンタジーXII』『十三機兵防衛圏』など)が担当しています。
プレイした感想としては、キャラの操作性が良くアクションも多いので、動かしていてイライラすることはないとは思います。
また難度も低めに設定されているので、アクションゲームが苦手な人にも問題なくプレイできるでしょう。
そのぶん、アクションゲームが得意な人には簡単すぎるかもしれません。
ゲーム自体は10時間もあれば十分クリアできるので、さくっと手軽なローグライトアクションを遊びたい人には適しているとは思います。死んでも拠点でHPや攻撃力を強化できるので、時間をかければ何とかなるとは思います(筆者はアクションゲームがあまり得意ではありませんが、本作はクリアできました)。
本作はモバイルゲームの前日譚ということで、モバイルゲームで登場したキャラが本作でも登場します。
モバイルゲームを遊んだことのある方は、値段も安いですし、プレイしてみるのもいいとは思います。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「非常に好評(92%、251人中)」になっています。
本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。
・モバイルゲームのキャラが活躍してくれている。
・ローグライク要素があるけど、アクション初心者でも十分楽しめる。
・簡単に爽快アクションができる。
・とにかくゲーム苦手な人でもクリアできるように作られている。
・ゲーム内容が短すぎる。
・コンボやビルドのバリエーションがかぎられている。
・クリアしてしまうとあまりやることがない。
・ちょっと簡単すぎるかな。
ゲームプレイヤーはヘビーユーザーよりライトユーザーのほうが圧倒的に多いので、遊びやすくすることは悪いことではないとは思います。
『ディスガイア6』もオート戦闘を取り入れたのは、時代の流れというのものでしょう。
ぶっちゃけスマホゲームが強いご時世ですし、ライトユーザーに対応したゲームは増加するとは思いますね。
総評
本作はモバイルゲーム『リトルノア』の世界観を引き継ぎ、横スクロールアクションゲームとして再始動させたものです。
前作とは別のゲームなので、前作未プレイでもまったく問題はありません。
モバイルゲームのほうを遊んだことのある方、手軽なローグライトアクションゲームをプレイしたい方には、難度的にも良い作品とは思います。
ただアクションが得意な方や、ガチなローグライトアクションを求めている方には物足りないかもしれません。
何にしろ楽しめる作品ではありますので、興味のある方はプレイしてみるのがいいかと思います。