『AI:ソムニウムファイル ニルヴァーナ イニシアチブ』レビューと評価・感想ー前作を引き継ぐエンタメミステリー
ミステリーアドベンチャー『AI:ソムニウムファイル』の続編『AI:ソムニウムファイル ニルヴァーナ イニシアチブ』。
スパイクチュンソフトによって、2022年6月25日にSteamで配信されました。PS4/Xbox One/ニンテンドースイッチでも発売されています。
前作のレビューはこちらを参照してください。
内容的にも前作のキャラが登場し、しっかり続編になっていますね。
ただ本作からでも遊べるような工夫はされています。
今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。
どんなゲーム?
本作は残酷な殺人事件ながらも、ギャグも多く用意されているという、「グロテスク&ジョーク」といった内容になっています。
前作もグロテスク表現が多かったですが、本作もそうですね。
ただところどころに挟まれるギャグによって、そのあたりが緩和されている感じです。
今回は前回にあった精神世界のパズルパート「Psync」に加え、舞台が6年前と現在とで行き来するという形になっています。
前回の主要キャラであったミズキは、今回は主要キャラになっていますね。
ゲーム自体は前作の続編となっており、キャラクターもそのまま登場するので、できれば前作をプレイしてからのほうがいいかと思います。前作は「XBOX GAME PASS」でもプレイ可能です。
それとゲーム開始時に、過去作についての質問があります。これは過去作のネタバレがありかなしかの選択ですね。
ただ過去作をプレイしたことがあっても、いくつかの質問で文字入力をしなければならないので、「誰だったっけ」みたいなことになるかと思います。筆者は実際そうなりました。プレイしたことはあっても、名前を憶えていなかったのですね。
ただここは間違えても、ゲームの大筋には問題ないかと思います。前作をプレイしたことがなくても大丈夫なような設計になっています。
ただやはり、前作をプレイしてからのほうが世界観や人物関係がわかりやすいとは思いますね。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「非常に好評(93%、204人中)」になっています。
本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。
・過去の登場人物が出てくるので取っ付きやすい。
・前作とシステムは同じなので、前作の知識があれば問題なくプレイできる。
・ギャグとシリアスのバランスがいい。
・こんなミステリーもありとは思う。
・操作不能になるバグがある。
・いらないところでギャグが入って雰囲気を壊す。
・基本的にはポイントクリックゲー。
・ゲームテンポの悪い部分が多々ある。
操作不能バグは筆者も遭遇しました。ゲームテンポについては、右トリガーの長押しでいちおう早送りはできます。
ゲーム自体は前作と似たようなシステムなので、前作が問題なければ本作もとくに問題ないとは思います。
総評
『AI:ソムニウムファイル』の続編ということもあり、前作のキャラクターがバンバン出てきます。
初プレイだと人間関係が分かりづらいため、前作からのプレイをおすすめします。
ゲーム自体はグロテスクな描写と、ちょっと下品なギャグもあったりなど、前作と似たようなノリなので、それが受け付けられれば問題ないとは思います。人によっては受け付けられなかったという人もいますね。
何はともあれ、前作からプレイして、気に入ったら本作もプレイするのがいいかと思います。