『シロナガス島への帰還』評価は「好評」:孤島を舞台にしたミステリーアドベンチャー【新作レビュー】
呪われた島「シロナガス島」で起こる殺人事件を解決するミステリーアドベンチャーゲーム『シロナガス島への帰還』。鬼虫兵庫氏によって、2020年3月3日にSteamで配信された作品です。
本作は、もともとは同人ゲームとして2018年に販売されていたものです。今回のSteamで配信されているのものは、その完全版になっています。中国語(簡体字)もサポートされています。
今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。前回のレビュー記事は以下のリンクから。
どんなゲーム?
本作は、システム自体はよくあるタイプのノベルゲームです。選択肢があり、ばあいによってはバッドエンドもあります。
主人公は、ニューヨークの私立探偵・池田戦。あるとき富豪の娘から、亡き父の遺書に書かれていたシロナガス島の調査を依頼されます。池田は助手の出雲崎ねね子とともに、絶海の孤島であるシロナガス島へと向かうといったものです。
本作のヒロインでもあるねね子ですが、極度のコミュ障である一方、二十カ国語以上を話せるという天才少女。また一度見たものを完全に記憶できるという能力の持ち主です。
ゲームは選択肢を選ぶもの以外に、ポイントクリックによる調査もあります。
ミステリー小説を読むような遊びごたえのある作品です。メインシナリオのTRUE END後には、そこそこ長い後日譚もあります。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「好評(100%、22人中)」となっています。中国語がサポートされていますので、中国のユーザーによる書き込みもありますね。
良かった点を以下にまとめます。
・登場キャラクターが個性的で面白い。
・値段(定価500円)に対してテキスト量がかなり多い。値段以上の面白さ。
・先の気になるストーリー。
・後日談がすばらしい。
キャラクターの良さや、ゲーム全体のボリュームの多さ、そしてそれがワンコインで買える価格設定などが良い点として挙げられていました。中国のユーザーは、後日譚を評価している人が多いですね。
悪かった点としては以下のものがあります。
・ポイントクリックモード時にメニューが呼び出せない。
・ウィンドウモードの解像度が変更できない。
基本的にはシステムの問題で、内容についての批判は見られませんでした。本作にかぎらず、アドベンチャーゲームは解像度変更ができないものが多いとは思います。
総評
ワンコインという価格ながら、じゅうぶんすぎるボリュームを備えたミステリーアドベンチャーです。
さらには立ち絵がまばたきしたりなど、しっかりと作り込まれている様子がうかがえます。
それと魅力的な登場人物たちが良いですね。
ネタバレを防ぐためあまり多くは語れませんが、ちょうどミステリー小説を読みたかったという方は、価格も安いですし、本作を試してみるのもいいかと思います。
↓次回のレビュー記事。