Steam版『ソフィーのアトリエ』評価は「非常に好評」:日本語対応したアトリエシリーズ17作目【ゲームレビュー】

2020年5月25日ゲーム評価RPG, レビュー

TK22

やっとのことで日本語対応したSteam版『ソフィーのアトリエ ~不思議な本の錬金術士~』。コーエーテクモゲームスによって、2017年2月8日に配信されました。

時間かかりすぎにゃ。

以前は「PCゲーマーの少ない日本人は金にならない」という理由で、そもそも相手にされていませんでしたからね。日本語字幕があるものまでわざわざ抜き取られていましたし。

悲しいニャ。

最近は日本人のSteamユーザーも増えてきましたし、日本語サポート作品も多くなってくると思われます(希望的観測)。

今回は日本語サポート記念ということで、本作のレビューと感想、評価をお届けします。前回のレビュー記事は以下のリンクから。

 

どんなゲーム?

ソフィーのアトリエ

本作は2015年11月19日にPS3/PS4/PSVITAの3機種で発売された、アトリエシリーズの第17作目です。

ポジション的には「不思議」シリーズの第1作目ですね。2作目は『フィリスのアトリエ 〜不思議な旅の錬金術士〜』で、こちらもSteamで日本語サポート有りで配信されています。

アトリエシリーズは多すぎてわけがわからなくなってるニャ。

たしかに種類多いですよね。

ただ、基本的にはどこから遊び始めても問題が無いように作られています。どれを遊ぶかは、イラストとかで決めてしまってもいいかと。

直感で決めておけばいいのニャ。

本作も基本的な部分はいつものアトリエシリーズで、素材を集めてアイテムを作るクラフト要素と、仲間とともに素材を取りに行くRPG要素があります。

物語ですが、主人公は独学で錬金術をしているソフィーという少女。あるとき彼女は、プラフタという言葉を話す不思議な本を見つけます。そこから二人の冒険が始まるといった内容です。

ゲーム自体は遊びやすく、アトリエシリーズ初プレイでも問題ないように作られています。

またアトリエシリーズにある時間制限(一定の期間が過ぎたらエンディングを迎える)がないので、ゆっくりプレイすることができるのがいいところですね。

 

ユーザーの評価

本作のユーザーの評価ですが、「非常に好評(89%、1,422人中)」となっています。

良かった点は以下のとおりです。ちなみに日本語のレビューは言語のことばかりでゲーム自体のレビューが少ないため、海外のレビューを取り上げています。

良かった点

・キャラクターが可愛い。

・自由度の高いゲーム。

・リラックスしてプレイできる。

・シリーズ初プレイの人には、本作は最高のエントリーポイント。

・高解像度に対応している。

・戦闘が楽しい。

本作は制限時間がないことから、ゆっくりとリラックスして遊べる点が好評になっていました。

筆者が昔遊んだ『エリーのアトリエ』や『リリーのアトリエ』は制限時間があるので、けっこう忙しかった思い出があります。

悪かった点としては以下のものがあります。

悪かった点

・ボリュームやマップは期待していたものより小さい。

・物語が平坦。

・錬金術が作業的。

・レシピ探しが面倒。

・ステレオタイプなアニメキャラクター。

作業的になってしまうのは、ある意味アトリエシリーズ全般にもいえてしまうことでしょう。

キャラクターも「元気な少女」「クールな少女」と、たしかにステレオタイプといえなくもありません。また物語が起伏に乏しいという意見は多く見られました。

 

総評

本作は遊びやすく、時間制限もないことから、アトリエシリーズの入門としても良い作品だとは思います。

ちょうど「不思議」シリーズの1作目ですし、プレイを終えたらそのまま『フィリスのアトリエ』につなげることもできます。

日本語もサポートされましたし、おなじく日本語対応した『よるのないくに』がセットになったバンドルもあります。値段も高くないですし、セールのときにでも購入してみるといいかと思います。