『ワンダーランズ ~タイニー・ティナと魔法の世界』レビューと評価・感想ー『ボーダーランズ2』スピンオフ作品|Steam
『ボーダーランズ2』の人気キャラクター「タイニー・ティナ」を主人公にしたスピンオフ作品『ワンダーランズ ~タイニー・ティナと魔法の世界』。
Gearbox Softwareが開発し、2Kによって2022年6月24日にSteamで配信されました。PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox Oneでもリリースされています。
本作は『ボーダーランズ2』のDLC「タイニー・ティナとドラゴンの城塞」の続編という位置づけですね。
今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。
どんなゲーム?
本作は、一言でいえば「ファンタジー版『ボーダーランズ』」です。
前作にあたるDLC「タイニー・ティナとドラゴンの城塞」では、ティナがゲームマスター(GM)をつとめるテーブルトークRPGの世界で冒険するという内容でした。
実際にテーブルトークRPGをプレイするシーンも入っており、筆者的には楽しいDLCでした。
その世界観を引き継ぎながらも、『ボーダーランズ2』から独立したゲームとして仕上げたのが本作になります。
本作ではファンタジーRPG的なクラスが用意されており、「ドラゴンの城塞」のように『ボーダーランズ2』のシステムにひっぱられることなく、「ファンタジー世界のゲーム」として楽しめるようになっています。
プレイシステム自体は『ボーダーランズ3』のものが採用されていますね。
テーブルトークRPG色は濃くなっており、さらにRPGのような見下ろしフィールドも用意されているなど、独自色を強めたものになっています。『ボーダーランズ2』をまったく知らなくても問題なく楽しめる作品になっていますね。
「『ボーダーランズ』の世界観は合わなかったけど、ファンタジー世界ならプレイしたい」「ファンタジー世界で銃をぶっ放したい」という方は、本作がおすすめです。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「やや好評(76%、1412人中)」になっています。
本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。
・世界観やメタ発言の多いストーリーが楽しい。
・剣やメイスなど近接武器が装備できるようになった。
・ライト層でもプレイしやすいゲーム内容。
・キャラビルドの自由度が高くなった。
・ノーマル以上だと敵が強い。
・マップが広いし、乗り物がないので移動が大変。
・武器の強弱が大きい。近接武器も使いづらい。
・DLCがしょぼく、値段に合っていない。
DLCに対する不満はけっこう多かったですね。1つ1200円と、内容に対して値段がけっこう強気ですしね。
全体的には、本編に対する評価は良い物が大多数でした。
総評
『ボーダーランズ』の世紀末的な世界観が合わないという方も、ファンタジー世界の本作には取っ付きやすいのではないかと思います。
ゴア表現もおさえられており、FPSをあまりプレイしないという方にも、本作は遊びやすくつくられています。
『ボーダーランズ』シリーズが好きな人はもちろんのこと、テーブルトークRPGが好きな人も、ぜひ本作を試してみてください。