『Potion Craft: Alchemist Simulator』レビューと評価・感想ー錬金術シミュレーター
錬金術師となってポーションをつくり、それを売って生計を立てるシミュレーションゲーム『Potion Craft Alchemist Simulator』。
niceplay gamesが開発し、tinyBuildによって2021年9月22日に早期アクセス版がSteamで配信されました。
この手のゲームで日本語対応は嬉しいですね。
また本作は配信3日で10万本を突破しており、売れ行きもよいようです。
今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。
どんなゲーム?
本作は薬草などを調合してポーションをつくり、店頭販売してお金を稼ぐ錬金術シミュレーターです。
日本で錬金術師のゲームといえば、「アトリエ」シリーズが有名ですが、素材を集めて調合するという面では共通性がありますね。
画面は地味で、基本的には簡素なビジュアルと文字情報がメインになります。
ただ、薬草を乳鉢に入れてすりつぶしたり、鍋に入れてかき混ぜたりといった作業を、簡易的ではありますが実際にマウス操作でおこなうことができます。
それとつくり方を変えると材料の量を減らせたりなど、おなじポーションをつくるにしても、違うアプローチができます。
完成したポーションは、店で販売することができます。このとき客と値段交渉をするミニゲームがありますが、下手すると売値が安くなってしまうので注意が必要です。基本的に交渉はやらないほうがいいかもしれません。
ちなみに薬草の採取は、庭でポイントクリックするだけです。冒険に出かけたりとかはありません。
自分でいろいろ試して、新しいポーションをつくっていくのが楽しいゲームなので、トライ・アンド・エラー系が好きな人には楽しめるとは思います。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「非常に好評(92%、2647人中)」になっています。
本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。
・良いポーションをつくるのに試行錯誤するのが楽しい。
・グラフィックが雰囲気出ている。
・効果音が心地よい。
・シンプルでいて奥深い。
・シミュレーターっぽくない。
・とにかく地味。人を選ぶゲーム。
・早期アクセスだからなのか、できることが少なめ。現状では飽きやすい。
・客との値段交渉が、労力のわりにリターンが少ない。
全体的には高評価ですが、早期アクセスということもあり、できることが少ないのはたしかですね。
素材の採取など、「アトリエ」シリーズのように遠出して採取することができるようになったり、イベントが増えたりすればゲーム性も変わってくるかと思います。
総評
現在は早期アクセス版ですが、そこそこ遊べるゲームに仕上がっています。
日本語対応というのも地味にうれしいですね。
ゲームのグラフィックや雰囲気が気に入った方は、とりあえずプレイしてみてもいいかなとは思います。
現状、できることは少なめなので、気になる方は正式版が発売されるのを待ったほうがいいかもしれません。