『天穂のサクナヒメ』レビューと評価、感想ー稲作がテーマのアクションRPG

2021年11月11日ゲーム評価RPG, アクション, レビュー

Sakuna Of Rice and Ruin

稲作をテーマにした和風アクションRPG『天穂のサクナヒメ』。

えーでるわいすが開発し、XSEED Games, Marvelous USAによって2020年11月11日にSteamで配信されました。

日本的なゲームなのニャ。米作りが身近になるニャ。

海外の方からも「Rice making simulator」といわれており、人気も上々のようです。

今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。

 

どんなゲーム?

sakuna

本作は日本神話をベースに、稲作のテーマにした横スクロールのアクションRPGです。

プレイヤーはサクナヒメを操作し、敵を倒しながらステージを進んでいきます。

特徴としては、羽衣を伸ばして天井や敵にひっかけて移動することが可能です。

ワイヤーアクション系のゲームなのニャ。

敵との戦いでは、弱・強攻撃での多彩なバトルが繰り広げられます。格闘アクションゲームとしても楽しめるでしょう。

羽衣で敵をからめて裏回りしたり、敵を浮かせてからの空中コンボ攻撃もできるので、なかなか爽快感があります。

それと本作の売りとなるのは「稲作」です。

サクナヒメをパワーアップさせるためには、拠点で稲作をして米を収穫しなければなりません。

この稲作部分ですが、「田植期」「育成期」「収穫期」と3つの時期があり、田植えからきちんと始めていかなくてはなりません。

肥料をまいたり、雑草を抜いたり、脱穀をしたりと、じっさいの稲作とおなじことを体験することができます(面倒だったら委任も可能)。

やけに本格的なのニャ。

これで農業に対する注目度が上がるかもしれませんね。

ただ、けっこう作業的なので、一度体験すると「もうあとは委任でいいや」となる場合もあります。

100本も稲を植えたり、土起こしをしたりするのは、正直面倒なのニャ。

まあ、筆者も面倒になって委任に頼ったりしますね。

ゲームはこの拠点での農業と、外へ出ての地域攻略を繰り返す形になります。時間の概念もあり、夜になると敵が強くなるので、家に帰って食事をとって、次の日にまた出かけるという形になりますね。

料理要素もあり、楽しいゲームに仕上がっています。

 

ユーザーの評価

本作のSteamでの評価ですが、「非常に好評(83%、135人中)」になっています。

本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。

良かった点

・キャラクターが可愛いい。

・アクションが爽快。

・ガチな稲作が楽しめる。

・ファーミングシミュレータ・オブ・ザ・イヤー。

悪かった点

・カメラワークが悪く、画面が見づらい場所がある。

・米の収穫でサクナヒメがパワーアップするため、敵を倒しても強くならない。

・農業がだんだんと面倒になってくる。

・ゲームのテンポが悪い。

・内容に対して値段が高い。

「稲作」が本作の売りともなる部分なのですが、アクションパートと交互でおこなうため、ゲームのテンポを落としてしまう要因にもなっています。

また、アクションだけ遊びたくて、稲作はどうでもいいという人にも、このシステムは噛み合わないかもしれませんね。

 

総評

本作はアクションパートと稲作パートを交互に繰り返す形の、「アクション+シミュレーション」RPGとなっています。

稲作のほうはやけに本格的なので、人によっては面倒に感じられるかもしれません。このあたりは委任ができますので、さっさと委任してアクションだけに集中するというもいいでしょう。アクションは爽快で楽しいです。

キャラクターが売りのゲームでもありますので、キャラクターが気に入ったらそれで買いでもいいとは思います。