『Night of the Dead』レビューと感想、評価:罠設置型ゾンビサバイバル【Steam新作】

2020年9月9日ゲーム評価アクション, サバイバル, レビュー

Night of the Dead

建設要素のあるゾンビ相手のサバイバルゲーム『Night of the Dead』。JackToStudiosによって2020年8月28日にSteamで早期アクセス版が配信されました。

一時期に比べると、ゾンビサバイバルものは少なくなった気がするニャ。

バトルロワイアルゲームの流行や、恐竜や海洋サバイバルなどゾンビ以外のものが増えてきて、純粋なゾンビものは下火になっている感じはありますね。

今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。

 

どんなゲーム?

Night of the Dead

本作はゾンビの徘徊する島で、素材や食糧を集めつつ生き延びなければならないサバイバルゲームです。

類似ゲームとしては、7日に一度ゾンビの大群が襲ってくる『7 Days to Die』がありますが、本作では最初の夜からゾンビが襲ってきます。

それまでに拠点や武器を作ったり、罠を設置したりといったことをしなければなりません。

ゲーム自体はかなりカジュアルな作りで、ダメージを受けても食糧を食べることで回復することができます。

またクラフトのレシピも最初からすべて明かされていて、作業台をアップグレードすることで新たなクラフトをすることができます。

罠には、そばを通ったゾンビにダメージをあたえるものから、カタパルトのように遠くのゾンビを攻撃することのできるものまでいろいろあります。これらのレシピも最初からオープンにされているので、材料さえ集めればすぐに作ることができます。

難易度選択も7段階あり、ゲームの内容もわかりやすく(少なくともWikiとにらめっこする必要はありません)、「気軽にゾンビサバイバルがしたい」という方には打って付けのゲームだとは思います。

 

ユーザーの評価

本作のSteamでの評価ですが、「非常に好評(83%、428人中)」になっています。

本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。

良かった点

・わかりやすく、遊びやすい。

・『影牢』のように罠を設置してゾンビを迎え撃つことができる。

・クラフトもすぐに完成するので、ゲームのテンポが良い。

・ソロプレイでも楽しめる難度。

悪かった点

・ゾンビの挙動がなんか変。

・カジュアル過ぎる。『7 Days to Die』があれば十分。

・地面に落ちている物が拾いにくい。またオブジェクトへのターゲットがしづらい。

・サバイバルゲームとしては難度は低め。

取っ付きやすいカジュアルなゲーム内容が評価されている一方、他のサバイバルゲームをやり込んでいるユーザーからは「カジュアル過ぎる」という意見が出ています。このあたりは個々人の感じ方の違いとなってくるでしょう。

 

総評

本作は比較的カジュアルなゾンビサバイバルゲームとなっており、毎晩襲い来るゾンビの群れを撃退するタワーディフェンス的な内容も含まれています。

ゾンビたちとまともに戦うのは厳しいので、罠を仕掛けて待ち受けるのがいいでしょう。初日から襲ってくるため、プレイ開始後からけっこう忙しい展開になるかと思います。

これまでこの手のゾンビサバイバルをプレイしたことの無い方や、アクションゲームのプレイに自信のない方、学ばなければならない面倒な要素の多いゲームが嫌いな方でも、遊びやすく楽しめるゲームです。

その反面、サバイバルゲームをやり込んでいるプレイヤーにとっては、物足りなさがあるかもしれません。

何にせよ、ゲーム自体は取っ付きやすいものとなっていて、ストレス少なめでプレイできるのがいいですね。