『HUMANKIND』レビューと評価・感想ー文明を構築できる4Xストラテジー

2021年10月2日ゲーム評価シミュレーション, レビュー

humankind

新石器時代から現代までの、人類の歴史を戦い抜く4Xストラテジーゲーム『HUMANKIND』。

「ENDLESS」シリーズで有名なAMPLITUDE Studiosが開発し、SEGAによって2021年8月17日にSteamで配信されました。

なんか『シヴィライゼーション』みたいなゲームだニャ。

ぶっちゃけ『ENDLESS Legend』のシステムに、『シヴィライゼーションⅥ』のテイストを混ぜたようなゲームですね。

今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。

 

どんなゲーム?

HUMANKIND

本作はターン制の4Xストラテジーゲームです。

ゲーム開始時は新石器時代で、そこから古代、古典、中世、近世、工業、現代までの時代を進んでいきます。

次の時代に行くためには、「人口を5にしろ」「研究を6つこなせ」など、目的をいくつかこなすことによって「時代の星」を手に入れることができます。

必要な数の星が手に入れば、次の時代へ進めます。

次の時代が始まる前に、プレイヤーは10種類の文明から1つを選べます(前の時代の特性はそのまま引き継がれる)。

古代から現代まで、6つの時代がありますので、合計60種類の文明ですね。最終的には日本やアメリカなどの文明が出てきます。

時代ごとに文明を切り替えていけるのニャ。

そうですね。『シヴィライゼーション』シリーズだと、ゲーム開始時の文明を最後までプレイしなければなりませんが、本作では時代ごとに軌道修正をおこなえます。

この文明の組み合わせによって、10の6乗ですから、100万通りの文明を作り出せることになります。

けっこう複雑そうなゲームニャ。

基本的に『シヴィライゼーション』や『ENDLESS Legend』のようなゲームなので、これらをプレイしたことがあれば問題なくプレイできるかと思います。

 

ユーザーの評価

本作のSteamでの評価ですが、「やや好評(75%、3949人中)」になっています。

悪くはないのニャ。

本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。

良かった点

・時代ごとに文明を選べるので、ゲームの流れに柔軟に対処できる。

・クールなグラフィック。

・やり込みがいのある複雑さ。

・イベントが多くて退屈しない。あと1ターン……。

悪かった点

・文明を複数選択できることから、敵がどういう状態なのかが把握しづらい。

・人口管理がけっこう面倒。

・都市を作るコストが高いので、あまりたくさん作れない。

・ヒーローユニットが無い。

文明については、そこそこやり込まないと把握するのは難しいでしょう。

とくに文明どうしの相乗効果については、自分でいろいろ研究する必要もあります。

この複雑さが受け入れられるかどうかで、評価が変わってくるかもしれませんね。

 

総評

基本的には『ENDLESS Legend』で、そこに『シヴィライゼーションⅥ』の要素を混ぜたような感じのゲームですね。

時代ごとに10の文明から一つを選べますが、毎回この判断をしなければならないのが面倒と思う人には厳しいかもしれません。

最初からおなじ文明でやりたい人は『シヴィライゼーションⅥ』のほうが良さそうニャ。

そうですね。『ENDLESS Legend』のシステムで『シヴィライゼーションⅥ』を遊びたい人は本作のほうがいいかもしれません。

なんにしろやり込み要素も多く、4Xストラテジー好きな人はプレイして損はないかと思います。