『The Immortal Mayor(天神鎮)』レビューと評価・感想ー中華世界で街づくり

ゲーム評価シミュレーション, レビュー

The Immortal Mayor

天神になって信徒たちを導き、中華世界で街づくりをしていくシミュレーションゲーム『The Immortal Mayor』。

Star Chess Studioが開発し、Yooreka Studioによって早期アクセス版が2021年7月15日、2020年3月7日にSteamで配信されました。

中華版シムシティニャ。

『シムシティ』というか、どちらかといえば『Banished』や『Anno』シリーズに近いかもしれません。いちおう妖獣との戦闘もあります。

今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。

 

どんなゲーム?

The Immortal Mayor

本作は中華世界を舞台にした街づくりゲームです。

プレイヤーは天神となって街づくりをし、民を増やしていかなければなりません。

民の尊敬を集めることができれば、民はあなたの信徒となり、天神のパワー(レベル)が上がっていきます。

レベルが上がると、技術ツリーの上位技術をロック解除することが可能に。

街づくり部分はどんな感じになってるのニャ?

基本的には民家を建てて、木こり小屋や猟師小屋、漁師小屋、採鉱小屋などで資源や食糧を集めていきます。

民にはそれぞれ名前や年齢などが設定されており、食料が足りなくなると餓死してしまいます。

「霊石」というものを集めることにより、技術ツリーで新たな技術のアンロックが可能になります。

『Banished』に近い部分というのは、季節があり、冬を越すときに食料や衣服が足りないと大勢死んでしまうというところでしょうか。

ただ、「神威カード」という即効性の魔法カードのようなものを持っているので、満腹度の低下を遅れさせたり、満腹度を上げたりなどのコントロールができます。そのことから、『Banished』ほど厳しくはないかと。

ゲーム開始時にはちょっと手こずるかもしれませんが、遊び方がわかってくるとぬるくなってくるかもしれません。これは『Banished』でもそうでしたね。

『Banished』は攻略法があるのニャ。

このゲームもそうですが、攻略法がわかるまでの試行錯誤が面白いのだと思います。

 

ユーザーの評価

本作のSteamでの評価ですが、「賛否両論(65%、766人中)」になっています。

けっこう微妙な線なのニャ。

早期アクセスということもあり、コンテンツ不足な面もありますね。

本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。

良かった点

・世界観が良い。

・グラフィックが取っ付きやすい。

・BGMがゲームに合っていて心地よい。

・まったり楽しむことのできる街づくりゲーム。

悪かった点

・ゲームが重い。とくに民が増えるとPCのファンがずっと回りっぱなし。

・バグがまだまだ見受けられる。

・コンテンツ不足もあって、単調なプレイ内容になってしまう。

・可能性は感じるが不足な点が多く、現在の時点で購入することはあまりおすすめできない。

全体的には「今後に期待」という論調が多かったです。

早期アクセスだとどうしてもそうなるニャ。

現時点でも遊べないことはないのですが、とくに急いでいない人は、製品版を待ってからのほうがいいかもしれませんね。

 

総評

PCゲームで「中華世界での街づくり」というシチュエーションはめずらしいので、このようなゲームが世に出ること自体は大歓迎です。

ただ、現在はまだ早期アクセスということもあり、バグや最適化不足が見られます。

またアップデートのたびに、以前のセーブデータが使えなくなるという問題もあります。

それは面倒ニャ。

今後、大型アップデートのたびに価格を上げていくという方針もあるようなので、将来性に期待したい方はいま購入してもいいかと。

逆に、ちゃんとした製品が遊びたいという方は、正規版を待つのがいいでしょう。

あくまで早期アクセスなのニャ。