『Imperiums: Greek Wars』レビューと評価・感想ー公式日本語化!古代ギリシャを舞台にした4Xストラテジー
古代ギリシア・ペルシアを舞台にした4Xストラテジーゲーム『Imperiums: Greek Wars』。
チェコのインディーデベロッパーKube Gamesによって、2020年7月30日にSteamで配信されました。
有志翻訳者のvol氏によって日本語翻訳がなされ、現在公式での日本語サポートがおこなわれています。
専門用語だらけですからね。
今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。
どんなゲーム?
本作は『シヴィライゼーション』シリーズのような、ターン制の4Xストラテジーゲームです。
古代ギリシアを舞台にした歴史ゲームとなっていますが、『シヴィライゼーション』シリーズのようにランダムマップでのプレイも可能です。
また自分でシナリオを作ったり、ファンタジー世界などのMODを組み込んだりすることで、遊び方の幅を広げることもできるでしょう。
『シヴィライゼーション』シリーズとの大きな違いは、軍事ユニットが踏み込んだ土地は「占領状態」になるというところです。
これに伴って、ユニットには補給線の概念が付いてきます。都市からの領土がつながっていないと、補給線が切られたことになります。
それと外交オプションがけっこう豊富で、Paradoxゲームをプレイしているような感覚ですね。
一番良い点は、やはり日本語に対応していることです。
このようなグランドストラテジーを日本語でプレイすることができるのは、プレイヤーの間口を広げる意味でも意義のあることだと思います。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「非常に好評(83%、103人中)」になっています。
本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。
・多彩なオプションを持つ外交。
・補給線の概念があり、軍事行動を慎重にする必要がある。
・MODの導入なども可能で、遊び方に可能性を感じる。
・なにより日本語サポートがされているのが良い。
・UIが使いづらい。
・国家間の特徴があまりない。
・動作が重め。
・『シヴィライゼーション』シリーズに比べて難度は高め。
全体的には好評のゲームですが、システムを理解するまでは時間がかかると思います。
『シヴィライゼーション』シリーズをプレイしたことのある方が、チュートリアルをやらずにいきなり本編をプレイしても戸惑うことでしょう。
総評
本作は『シヴィライゼーション』シリーズとは違ったメカニズムを持った歴史ストラテジーゲームです。
補給線の概念や、外交の多彩さ、都市の振る舞いなど、4Xの新しいプレイ感覚を味わうことができるでしょう。
チュートリアルもわかりやすいものになっていますので、まずはチュートリアルから始めるといいかと思います。
また気合いの入った日本語マニュアルもありますので、プレイ時の参考にするといいでしょう。