『Field of Glory II: Medieval』レビューと評価・感想ー中世が舞台のターン制戦略ゲーム
中世を舞台にしたターン制の戦略ゲーム『Field of Glory II: Medieval』。
Byzantine Gamesが開発し、Slitherineによって2021年2月5日にSteamで配信されました。
『Field of Glory II』はローマ時代が舞台ですが、本作は1040~1270年のヨーロッパが戦場となっています。
今回は本作のレビューと評価・感想をお届けします。
どんなゲーム?
本作は中世を舞台にしたターン制のストラテジーゲームです。
ゲーム自体はオーソドックスなシステムで、2人のプレイヤーが交互にユニットを動かして戦います。
生産フェーズなどはなく、最初に用意されたユニットを配置して戦う形になっています。
そうですね。
このゲームの特徴としては、ユニットがぶつかったときに、兵科や装甲など様々な要因によって戦闘結果が処理されます。
この処理過程がテーブルトークRPGっぽさがありますね。
また歴史のリアリティを重視したユニットになっているとのことなので、歴史好きな人も楽しめるとは思います。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「非常に好評(85%、97人中)」になっています。
『Field of Glory』シリーズですが、おなじ戦闘システムを採用した日本が舞台の『Sengoku Jidai: Shadow of the Shogun』という作品や、4Xストラテジーの要素を入れた『Field of Glory: Empires』もあり、根強い人気があります。
本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。
・前作同様、シンプルだけど面白い。
・テーブルトップウォーゲームの決定版。
・AIが利口。
・ゲームの雰囲気が良い。
・前作と大きな変化がない。前作のDLC版のよう。
・キャンペーンは戦力差が不均衡。
・プレイヤーのやることが移動と攻撃だけなので、物足りなさを感じる。
・ターン制なのでテンポが遅い。
システムは完全に前作と一緒なので、前作が楽しめなかった方は、本作も合わないとは思います。
またRTSなどに慣れている方は、ターン制で待ちきれないというのがあるかもしれません。
逆に前作ファンには楽しめる作品となっています。
総評
本作は大型ボードゲームやテーブルトークRPG的なテイストのある戦略ゲームです。
生産やユニットの必殺技みたいなものはなく、どのユニットをぶつけるかを決定するチェス的な内容になっています。
派手さはないものの、ボードゲーム好きな方や、じっくり戦略ゲームを遊びたいという方には刺さるゲームかと思います。