『Littlewood』レビューと感想・評価:スローライフ街づくり【Steam新作】

ゲーム評価シミュレーション, レビュー

Littlewood

懐かしい感じのピクセルアート風スローライフ&街づくりゲーム『Littlewood』。Sean Young氏が開発し、SmashGamesによって2020年8月4日にSteamで正式版が配信されました。

色合いがスーパーファミコンニャ。ゼルダっぽいニャ。

前回紹介したシミュレーションRPG『Fae Tactics』もそうですが、ピクセルアートにこだわるインディーゲームは多いですね。

ゲーマーの年齢層が高くなってしまってる証拠ニャ。

若い世代はスマホゲームのほうが中心になっているでしょうし、インディーゲーム業界はユーザーの年齢層が高いとは思いますね。

今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。

 

どんなゲーム?

Littlewood

本作は農場経営などのスローライフゲーム要素に加え、街づくりも楽しめるという内容になっています。

ゲームの背景として、主人公は世界を救った勇者で、その過程でボロボロになってしまった街の再建をするという設定があります。

基本的にはよくあるスローライフゲームなのですが、街づくりの要素を加えることでオリジナリティを出しています。

また街づくりは建物の配置だけでなく、地形の高低差などまで設定することが可能です。

スローライフ部分自体は、農業をしたり、釣りをしたり、料理をしたり、素材祭主をしたりと、一般的なスローライフ系ゲームとだいたい一緒です。

ゲームの難度ですが、かなりぬるく設定されています。街づくり部分も建物に使った素材は壊せばそのまま戻ってくるので、いくらでもやり直しが可能です。心ゆくまで自分の好きなように街づくりができます。

最近はスローライフといえども複雑なゲームが多く、さらに時間に追われて忙しすぎるゲームが多数存在します。

本作のようにゆるいゲームのほうが本当の意味でのスローライフを楽しめるとは思います。

 

ユーザーの評価

本作のSteamでの評価ですが、「圧倒的に好評(96%、1397人中)」になっています。

圧倒的なのニャ。

本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。

良かった点

・登場するキャラクターが魅力的。

・街づくりが楽しい。自分の住んでいる場所を設計できるというのがいい。

・リラックスしてプレイできる。

・わかりやすさが魅力的。wikiとにらめっこする必要がない。

悪かった点

・内容がシンプルでカジュアルすぎる。

・単調な作業の繰り返し。

・街づくりパートに深みがない。

・『Stardew Valley』を薄味にした感じ。

遊びやすさや取っ付きやすさなど、システムの分かりやすさに対して好評が得られていました。どんどん複雑化するゲームの中で、分かりやすさを追求してくれるのはいいですね。

一方で、ある程度スローライフ系のゲームをやり込んでいるユーザーにとっては、物足りなさがあるようです。このあたりは好みの問題もあるかと思います。

 

総評

本作はカジュアルな『Stardew Valley』という感じで、遊びやすさに重点が置かれた作品になっています。

複雑なゲームに疲れた人には、のんびりとしたスローライフを楽しむことができるでしょう。

また街づくりもわかりやすいものになっていて、自分の好きなようにデザインすることができます。「自分の住むところぐらい自分で設計したい」という人にはとくに気に入る機能だとは思います。

街づくりもスローライフも楽しみたいという人は、ぜひ本作をプレイしてみてください。