Steam版『ラングリッサーI&II』評価は「ほぼ好評」:名作SRPGのリメイク【新作】

2020年5月27日ゲーム評価シミュレーション, レビュー

rang

名作シミュレーションRPG「ラングリッサー」シリーズの1と2をリメイクした『ラングリッサーI&II』。 キャラアニが開発し、NIS America, Inc.によって2020年3月10日にSteamで配信されました。PS4/ニンテンドースイッチ版は2019年に発売されています。

昔流行ってたゲームニャ。

もとのメガドライブ版も、いま遊んでもけっこう面白いですけどね。

今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。前回のレビュー記事は以下のリンクから。

 

どんなゲーム?

ラングリッサーI&II

本作は「ラングリッサー」シリーズの1作目と2作目をリメイクしたものです。

1作目の『ラングリッサー』は、1991年4月26日にメガドライブ用のソフトとして発売されました。以降、続編や移植版など、多くのシリーズ作品が展開されていきます。

過去シリーズはうるし原智志氏がイラストを担当していましたが、本作では凪良氏によってリニューアルされています。

本作の特徴ですが、ユニットの3つすくみの関係がきわめてはっきりしていることです。

「歩兵は槍兵に強い」「槍兵は騎兵に強い」「騎兵は歩兵に強い」のジャンケンの関係ですね。

この関係を使って敵に適切なユニットをぶつけることで、不利な戦況をひっくり返したりすることができます。

またシナリオでの敵ユニットの配置が秀逸で、「こんな状況でどうやって勝つんだ」みたいなシチュエーションも多く、スリルのある展開を味わうことができます。

さらにシナリオの分岐もあり、こちらの予想しなかったような展開になったりもします。

非常によくできたシミュレーションRPGです。

 

ユーザーの評価

本作のSteamでの評価ですが、「ほぼ好評(70%、50人中)」になっています。

ちょっと微妙な感じニャ。

キーボード&マウスサポートがされていないことに多くの不満が出ていますね。コンシューマ版をそのまま移植したのでしょう。このあたりはパッチで直りそうな気はします。

本作の良かった点については以下のとおりです。

良かった点

・昔遊んだ思い出がよみがえった。

・フルボイス。

・2作品あるので、ゲームのボリュームが多い。

・魅力的なキャラクターとストーリー。

・ストラテジーゲームの面白さを十分引き出せている。 

「懐かしい」という意見が多かったですね。新規プレイヤーよりは、昔遊んだことのあるプレイヤーが購入している感じです。

本作の悪かった点については以下のとおりです。

悪かった点

・いくらなんでも値段が高すぎる(定価6,450円)。

・PCに最適化されていない。

・原作の絶妙なゲームバランスがなくなった。 

リメイクものなのに6000円オーバーの価格設定はたしかに高いかもしれませんね。

またコンシューマ版の移植ということもあり、操作説明などはすべてパッド基準でおこなわれるなど、PCユーザーにとってフレンドリーでない作りになっています。

ゲームバランスについては主観的なものもあるのでどうともいえません。

 

総評

本作は名作「ラングリッサー」の1,2作目をリメイクしたものです。

ゲームは1と2どちらからでもプレイを始めることができます。戦闘シーンスキップなどもあり、もとの作品よりも快適なプレイができるようになっています。またフルボイスになったのも良い点ですね。

非常に面白いシミュレーションRPGなので、一度プレイしてみることをおすすめします。ストアページにデモ版があるので、とりあえずそれからプレイをしてみるといいでしょう。

またコンシューマ版からの移植なので、PS4/ニンテンドースイッチを持っているのであれば、そちらでプレイしたほうがいいかと思います。


↓次回のレビュー記事。