『RimWorld』と『Amazing Cultivation Simulator』の違いは?どっちが面白い?比較レビュー

ゲーム評価シミュレーション, レビュー

Amazing_Cultivation_Simulator

2018年にリリースされ、いまだに人気のコロニー運営シミュレーションゲーム『RimWorld』。Steamの評価も「圧倒的に好評」です。

出た当初は2000円ぐらいだったのですが、どんどん値段が上がっていって、いまでは3,850円と約2倍の値段になっています。

安売りしなくていいブランド力があるのニャ。

一方で、似たゲームとして2020年にリリースされた、古代中国の仙人世界をモチーフにしたコロニー運営シミュレーションゲーム『Amazing Cultivation Simulator』というのがあります。「XBOX GAME PASS」でも遊べますね。

「XBOX GAME PASS」を契約している人なら無料で遊べるのニャ。

この2つのゲームについて、どういうところが違うのか、どちらのほうがいいのかなど、今回は比較レビューをしていきます。

 

共通点

まずは共通点を見ていきましょう。

ゲームシステム

どちらのゲームも、拠点管理やキャラクターの育成が重要な要素になります。プレイヤーは、資源の管理やキャラクターの状態の管理をしっかり行う必要があります。

さらにはどちらもランダムイベントが発生し、これに適応しなければなりません。

たとえば、『RimWorld』では外部の脅威(敵襲など)や災害に対処するひつようがあります。

一方で、『Amazing Cultivation Simulator』でも、修仙者同士の争いや妖魔の襲撃など、予測できない出来事が発生します。

キャラクターの育成

両方とも、キャラクターを育成する要素があります。

とくに『RimWorld』ではコロニー内のキャラクターを管理し、技能の向上や精神的状態を見守らなければなりません。

『Amazing Cultivation Simulator』も、弟子たちを育てたり、修行を施す要素があります。

自由度

両方のゲームとも非常に高い自由度を持ち、プレイヤーは自分のペースで進行を調整できます。

どのように進めるか、どのキャラクターを優先的に育成するかなどの決断がゲームに大きく影響を与えます。

 

違い

次に両者の違いを見ていきます。

テーマと世界観

『RimWorld』は、サバイバルやコロニー管理が中心です。

プレイヤーは未知の惑星でサバイバルしながら、人間関係の管理や防衛を行います。SF要素が強く、宇宙の惑星を舞台にした非常に自由度が高いゲームです。

一方で『Amazing Cultivation Simulator』は、中国の修仙や道教をテーマにしており、プレイヤーは修行者として、霊力を高めることや修仙の道を極めることが主な目的です。これにファンタジーや中国伝統的な文化が加わり、精神的な成長が強調されます。

ゲームのテーマや目的が大きく違うのニャ。

ゲームの進行方法

『RimWorld』は、コロニーを維持しながら発展させることが求められ、サバイバル要素が強いです。

環境や状況に応じて即座に対応しなければならない場面が多く、テンポよく進行します。基本的に、戦闘や災害などが突然発生するため、決断力が試されます。

『Amazing Cultivation Simulator』は、修仙をテーマにしたゲームで、修行を中心に進行します。

キャラクターの精神的成長や能力向上が重視され、戦闘の要素はありますが、基本的にサバイバルよりもストーリー進行やキャラクター育成がメインです。

全体的に、『RimWorld』ほど急激な変化はなく、より計画的な進行が求められる部分があります。

『RimWorld』はサバイバル要素が強く、『Amazing Cultivation Simulator』のほうがまったりしている感じなのニャ。

戦闘

『RimWorld』では、戦闘がゲームの重要な要素であり、プレイヤーは時折発生する敵の襲撃や外部の脅威に対応する必要があります。戦略的な決定と即時対応が求められるため、テンポが速いです。

『Amazing Cultivation Simulator』では、戦闘はありますが、あくまで修仙者としての成長がメインテーマです。

戦闘が発生しても、それに対する精神的な成長や力の向上が大きな意味を持っています。

戦闘よりも修行や弟子育成に重点が置かれ、進行のペースはやや穏やかです。

『RimWorld』のほうが戦闘色が強いのニャ。

難易度と学習曲線

『RimWorld』は難易度が高いことで知られています。

初心者には厳しいゲームですが、プレイを続けることでシステムの理解が深まり、やりがいが増します。多くの管理要素とトラブルシューティングが求められるため、注意深く進める必要があります。

いっぽう、『Amazing Cultivation Simulator』も難易度は高いですが、『RimWorld』ほど即座に失敗が続くことは少ないかもしれません。

ただし、システムが複雑であるため、最初は理解するのに時間がかかるかもしれません。特に修仙に関する知識や弟子の育成に関する管理が必要です。

日本語サポート

『Amazing Cultivation Simulator』のほうは日本語サポートがありません

この手のゲームで日本語サポートがないのはけっこう痛手とは思います。

英語や中国語でプレイしたくない方は、消去法的に『RimWorld』しかないですね。

 

総評

『RimWorld』はサバイバルと戦闘を重視し、急激な変化や試練に対処することが求められます。スピーディーな進行と即時対応が重要で、サバイバル要素が強いです。

いっぽうの『Amazing Cultivation Simulator』は、修仙とキャラクター育成を中心に進行し、精神的成長やストーリー進行がメインの要素です。戦闘もありますが、計画的な進行が求められ、やや穏やかなペースです。

どちらが合うかは、テンポやストーリー重視か、戦闘やサバイバル重視かの好みによります。

もし、ストーリーやキャラクター育成をじっくり楽しみながら進める方が好ましいなら、『Amazing Cultivation Simulator』は非常に魅力的です。

しかし、もしサバイバルと戦闘における即応性を求めるなら、『RimWorld』の方が合っているかもしれません

サバイバル重視なら『RimWorld』、ストーリー・育成重視なら『Amazing Cultivation Simulator』なのニャ。

それと日本語サポートが『Amazing Cultivation Simulator』のほうには無いので、ここがけっこう大きな違いになりますね。日本語でプレイしたい方は『RimWorld』を選ぶといいでしょう。