『Blood Bowl 3』評価は「やや不評」 レビューと感想ー人気ボードゲーム最新作【Steam】ブラッドボウル3|日本語化可能

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Blood_Bowl_3

ボードゲーム「ブラッドボウル」のデジタル版第3作『Blood Bowl 3』。

本作はCyanide Studioが開発し、Naconによって2023年2月24日にSteamで配信されました。PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|Sでもリリースされています。

配信が延びに延びたのニャ。

もともと2021年にリリースされる予定でしたが、そこから延期続きになっていましたね。

今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。

 

どんなゲーム?

Blood Bowl 3

本作は「ウォーハンマーファンタジー」をもとにして、ファンタジー世界の住人がアメフトバトルを繰り広げるボードゲーム「ブラッドボウル」をデジタル化した作品です。

1チーム11人の選手がボールを奪い合い、相手のエンドゾーンにボールを運んだら1点。

ブロックと称して相手選手に攻撃を加え、ノックダウンさせることもできます(ボールを持っていない相手にも攻撃可能)。

殴り合いのゲームなのニャ。

アメフトをいっさい知らなくても問題なくプレイできますね。

前作との違いですが、ボードゲームで2020年に発売された「セカンドシーズンエディション」のルールにもとづいた内容となっています。

具体的には前作のAG(俊敏度)が、本作ではAGとPA(パス力)の2つに細分化しています。

またヒューマンチームに新種族ハーフリングが追加されたりなど、細かい部分で追加要素がありますね。

ただ根本的なルールはおなじなので、前作をプレイしたことがあれば本作もすぐにプレイできるでしょう。

基本は変わらないのニャ。

それと今作から日本語サポートがされており、日本語でのプレイが可能になりました。

翻訳品質は悪くないのですが、アップデート後に選手名が「???」になっていたりなど、ちゃんと表示されていない部分もあります。

アップデート後に変になってるのニャ。

アップデート前はちゃんと表示されていたのですけどね。

それ以外にも細かいバグが多く、オンラインサーバーにもつながらないなど、リリース後から商品品質に難がありました。

バグはアップデートで少しずつ直っているものの、サーバーには筆者の環境ではいまだにつながりません。

「ブラッドボウル」をまったくプレイしたことがなくて、英語でのプレイに支障が無い方は、前作『Blood Bowl 2』のほうが完成度が高いですし、現状はそちらをプレイしたほうがいいとは思います。

 

ユーザーの評価

本作のSteamでの評価ですが、「やや不評(36%、1495人中)」になっています。

かなり評価が悪いのニャ。

延期で待たせたわりには、つくりが雑かなという感じがありますね。

本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。

良かった点

・「セカンドシーズンエディション」のルールでプレイできる。

・もとのボードゲームが面白いので、ゲーム自体は面白い。

・最初から課金なしで12チームが使える。

・グラフィックが良い。

悪かった点

・リリース時からバグやフリーズ多すぎ。

・オンラインサーバーにつながらない。

・「セカンドシーズンエディション」といいつつ、一部のスキルが実装されていない。

・ゲームモードが少なく、前作より劣化している。

・UIが絶望的に使いづらい。

・AIが頭悪い。

もとのボードゲームは面白いので、ゲーム自体の面白さは保証されているのですが、UIのむごさやバグなど、いろいろな面でつくりが雑なのが本当にもったいないとは思います。

 

総評

延期に次ぐ延期で、やっとリリースされたと思ったらバグ満載だったり、オンラインにつながらなかったりと、不満だらけのスタートとなってしまった本作。

しかも現時点でもあまり解消されていないため、どうしても欲しい人以外は慌てて買わなくてもいいかなとは思います。

前作をプレイしたことがなければ、セールで安く売られていますし、前作からプレイしたほうがいいでしょう。