『大航海時代 Origin』評価は「やや不評」 レビューと感想ー課金要素強めの最新作【Steam】

ゲーム評価シミュレーション, レビュー

uncharted waters origin

人気貿易ゲームの最新作『大航海時代 Origin』。

コーエーテクモゲームスによって、2023年3月6日にSteamで配信されました。

基本無料という時点で、すでに危険なにおいがするのニャ。

基本的に筆者は基本無料のゲームは遊ばないのですが(課金が嫌だから)、「大航海時代」シリーズということもあるのでプレイしてみました。

今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。

 

どんなゲーム?

大航海時代 Origin

本作は、人気貿易シミュレーションゲーム『大航海時代』シリーズの30周年を記念して開発された最新作です。

プレイヤーは,16世紀の大航海時代を舞台に、艦隊を編成して航海や探検、交易などを行います。

基本的には「安い所で買って、高い所で売る」というあれですね。

貿易ゲームは行ったり来たりなのニャ。

『大航海時代』シリーズのオフライン版は「4」まで出ており、「1」が発売されたのは1990年ですね。

2005年には『大航海時代Online』でオンライン化しました。

『大航海時代Online』は筆者もプレイしていたのですが、PCスペックがカツカツだったせいで、フレンドと一緒に航海に出かけるとひんぱんに落ちてしまっていたため、多大なご迷惑をおかけしていました。この場をお借りしてお詫び申し上げます。

直接謝ればいいのニャ。

『大航海時代』シリーズの「5」「6」はどちらもオンラインで、サービス終了しています。

そして今回の本作登場ですが、『大航海時代II』および『外伝』をベースにした作品とのことなので、古参のオフラインユーザーにも入りやすいようになっています。

ゲームの内容自体は、交易をしながらストーリーを進めていくといった形ですね。

それでこのゲームの物価ですが、リアル世界が物価高騰で苦しんでいる中、ゲーム内も物価が高いです。

レベルの高い航海士を雇用しようとすると、数百万ドゥカートとかすごい金額がかかかります。もう貿易しないで、その金をふところに納めて早期退職した方がいい気もします。

そして高額航海士問題を解決する方法として、当然のように有料ガチャが用意されています。

ようするにガチャで稼ぐ課金システムなのニャ。

いちおうログインボーナスとかもあるので、それで頑張ってやるという方法もありますね。

それと船によって海域制限があるので、自由な冒険というほどの内容ではありません。

 

ユーザーの評価

本作のSteamでの評価ですが、「やや不評(20%、335人中)」になっています。

高額課金が厳しいのニャ。

本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。

良かった点

・懐かしいキャラクターたちが登場する。

・ターン制バトルでの編成を考えるのが楽しい。

・基本無料なのでとりあえず試せる。

・不便さがリアル。

悪かった点

・高インフレの世界で、課金要素強め。

・クエストの作業感も強め。

・なにをやるにも制限が立ち塞がるため、自由度が低い。

・航海のワクワク感がない。

やはり課金に対する不満や、自由度の低さ(制限の多さ)が多数指摘されています。

 

総評

過去作のリバイバル的作品として期待していましたが、やはり「基本無料」は筆者とあまり波長が合わないようです(『リーグオブレジェンド』みたいな課金とゲーム内容がリンクしないものならOKですが)。

課金要素が立ち塞がるたびに、「お金払ってまで続ける必要あるかな」みたいなことを考えてしまうので、そもそもこの手のゲームが筆者と合いません。

しかし「完全無料で会社がやっていけるか」と言われれば「そうですね」としか言いようがないので、ユーザーのニーズと収益化との間でどう折り合いをつけるかが重要になっていくでしょう。

正直、高くてもいいから買い切りのほうがよかったですね。

古参のオフラインユーザーは、買い切りの『セーリングエラ』のほうをプレイしたほうが合うかもしれませんね。