『Skul: The Hero Slayer』評価は「非常に好評」:横スクロールローグライクアクション【新作レビュー】

2020年5月25日ゲーム評価アクション, レビュー

skul

スケルトンが主人公のドット調横スクロールローグライクアクション『Skul: The Hero Slayer』。SouthPAW Gamesが開発し、NEOWIZによって2020年2月19日にSteamで早期アクセス版が配信されました。

今回は本作のレビューと感想、評価についてお届けします。前回の記事は以下のリンクから。

 

どんなゲーム?

Skul

本作はローグライク要素のある、横スクロールのアクションゲームです。

主人公のSkulはスケルトン戦士で、魔王の城の警備をしていました。

しかしあるとき魔王たちは帝国軍に捕まってしまいます

魔王弱いニャ。

魔王を助けるため、Skulは旅立つといった話です。

ゲームはメトロイドヴァニア的な横スクロールアクションゲームで、Skulは剣などを使って帝国兵と戦います。ランダム生成されたマップ内にいる敵をすべて倒すと次のエリアへ移動できます。エリアの最後にはボスも登場します。

ゲームの特徴ですが、Skulは仲間のスカル(頭蓋骨)を装備することで、新たなスキルを手に入れられます。スカルは2つまで持つことができ、いつでもチェンジが可能です。

そしてローグライクなので死んだら終わりです。

ドット絵の明るいグラフィックで、なかなか楽しい作品です。

 

ユーザーの評価

本作のSteamでの評価ですが、「非常に好評(91%、1,349人)」となっています。

良かった点は以下のとおりです。

良かった点

・ドット絵のキャラクターが可愛い。

・装備するスカルごとに特徴があって良い。

・アクションが爽快。

・アークワークがすばらしい。

・ゲームバランスがとれている。

・敵のタイプがわかりやすい。

グラフィックの良さやキャラクターの可愛さはもちろんのこと、ゲーム自体もしっかり作られていることが良い点として挙げられていました。

まだ早期アクセスですが、ゲームバランスや敵の視認性の良さなど、現時点でも完成度の高い作りになっています。

悪かった点

・使えないスキルが多い。

・スカルごとの強さの差が大きい。スカルシステムがうまく機能していない。

・ボスの強さのバランスがおかしい。弱すぎたり強すぎたり。

・戦闘がシンプル過ぎて飽きやすい。

本作にはスキルツリーがあるのですが、取る意味があまりないようなものも存在します。

またスカルの能力もバランスが取れているとはいえません。

敵の強さなども含め、このあたりはアップデートで調整されるかと思います。

それと戦闘はわかりやすいぶん、シンプルになってしまうのは仕方がないかもしれません。誰でも直感的に遊べるプラットフォームアクションを目指しているものと思われます。

 

総評

本作はドット絵調の明るいグラフィックや可愛いキャラクターが売りで、取っつきやすいゲームになっています。

またゲームシステムもわかりやすく、誰にでも遊びやすく作られています。

アクション部分に関しては、スカルを入れ替えること以外はオーソドックスな横スクロールアクションです。目新しいものを求める方には物足りなさもあるかもしれません。

まだ早期アクセスなので、スカルの能力バランスなども含め、今後のアップデートに期待したいと思います。