『ブリーチウェイ』レビューと評価・感想ーSFローグライクカードゲーム|Breachway
宇宙を舞台にしたSFローグライクカードゲーム『Breachway』。
Edgeflow Studioが開発し、Hooded Horseによって2024年9月27日にSteamで早期アクセス版が配信されました。
今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。
どんなゲーム?
本作は宇宙を舞台にした、宇宙船どうしが戦うローグライクカードゲームです。
簡単に言えば『FTL』的な探索をおこないつつ、戦闘は『Slay the Spire』的なカードバトルをおこなうというものですね。どちらも人気ゲームなので、それらを融合させた形になっていますね。
本作の特徴としては、やはり宇宙船のビルドを楽しめるという点でしょう。このあたりは『FTL』に近いものがありますが、『FTL』のバトルはどちらかというとRTSっぽい感じになっているため、個人的にはカードバトルの方が落ち着いてプレイできます。
カードバトル部分ですが、『Slay the Spire』では毎ターンごとに使わなかったカードが捨て札にされてしまいますが、本作では手札に残すことができますので、自分のタイミングでカードを使っていくことが可能。これによって戦略の幅が出てきます。
また敵艦の部位破壊ができたり、イオン兵器で敵兵器のチャージを遅延させたりもできますので、どう戦うかを考慮しつつビルドを組み立てていくのがよいでしょう。個人的にはQUICK PULSEが強いと思いました。
敵ボスはけっこう強いのですが、落ち着いて対応すれば何とかなったりします。このあたりのバランスは悪くないですね。
現状は早期アクセスということもあり、プレイできるセクターが少なく、ゲームバランスもまだ調整中のようですが、とくに大きなバグも無いので興味のある方はプレイしてみてもいいとは思います。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「やや好評(74%、465人中)」になっています。
早期アクセスによる減点分もありますね。
本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。
・『Slay the Spire』+『FTL』なら面白いに決まっている。
・カードバトルの自由度が高い。
・宇宙船のビルドが楽しい。
・グラフィックやBGMがゲームとマッチしている。
・強い宇宙船と弱い宇宙船とでのバランスが悪い。
・一部のカードが強く、それ以外は使いづらいカードが多い。
・攻略が、強いカードが出るかどうかにかかってしまう。
・戦闘が長めでテンポが悪い。
早期アクセスということもあり、現状はまだカードバランスがととのっていないというのもありますね。
総評
本作は『FTL』と『Slay the Spire』のいいとこどりということもあり、ゲーム自体は安定した面白さがあります。
とくにカードゲーム部分は『Slay the Spire』より面白いという意見もちらほら見られますね。その一方で、詰め将棋ばりにいろいろ考えなければならないところがあるので、爽快感を求める人には面倒くさいと感じられるかもしれません。
カードバランスですが、基本的には幅広くカードを集めて何でもできるようにするより、何かに特化したビルドを組んだ方が攻略しやすいとは思います。速攻型か防御型か、自分の戦略に合わせたビルドをしていくとよいでしょう。