『ガイアプロジェクト』デジタル版のレビューと評価・感想ー日本語対応でソロプレイが楽しめる|Gaia Project【Steam】
ファンタジーボードゲーム『テラミスティカ』から派生したスピンオフ作品『ガイアプロジェクト』。
DIGIDICEDによって、2020年6月8日にSteamで配信されました。
元となる大型ボードゲームは2017年にドイツで発売され、日本でも翻訳出版されて人気を博しています。
そんな感じですが、本作の方がルールが多少複雑ですね。
またマップが固定ではないため、『テラミスティカ』のような定石がないことから、リプレイ性の高い作品となっています。『テラミスティカ』については以下のリンクを参照してください。
本作は、『テラミスティカ』のルールを知っていれば、ある程度は流用できますね。
今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。
どんなゲーム?
前述したように、本作は『テラミスティカ』の舞台がSFになった作品です。
ただルールは『テラミスティカ』より多少複雑になっています。
本作にはソロプレイ以外にオンラインプレイがありますが、野良プレイはきびしいので、フレンドと遊ぶのがいいかと思います。
それと日本語に対応していますが、ところどころ翻訳が変なところもあります。
チュートリアルもきわめてわかりづらいのですが、人気ゲームなので、ルール自体はネットで調べればいいでしょう。
ゲームでは14種族があり、それぞれ開拓できる惑星の得意・不得意があります。
ラウンド中にできることは、以下のとおりです。
・惑星に鉱山を建設(『テラミスティカ』の「居住地」に相当)
・建物をアップグレード(「鉱山」→「交易所」→「首府」、もしくは「鉱山」→「交易所」→「研究所」→「学院」)
・惑星改造
・研究
・同盟提携
・パワーの仕様
・特殊アクション
・パス(全員がパスしたらラウンド終了)
全部で6ラウンドあり、最後に一番勝利点が多いプレイヤーの勝ちです。
種族ごとに特徴もありますし、何度かプレイしないとわからないかと思います。
そのぶん、本作はひとりで楽しめますので、ルール把握をするにはちょうどいいかと。他人を気にせずに、何度でも遊べますしね。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「やや好評(73%、108人中)」になっています。
オンラインプレイに不満が集まっていますね。
本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。
・好きなボードゲームなので、気軽にソロプレイができるのが嬉しい。
・CPUもそこそこ強いので、ソロプレイでもじゅうぶんに楽しめる。
・ビジュアルがすばらしい。
・欲しかったゲームだけど、対戦相手がいなかったのでちょうどよかった。
・鉱山と交易所のグラフィックが似ているのでわかりづらい。
・細かいバグがある。フリーズも発生する。
・オンラインプレイの動作が重い。
・UIがつかいづらい。
・チュートリアルがわかりづらく、初心者にきびしい。
ソロプレイについてはおおむね満足しているようですが、オンラインプレイの重さや、初心者にわかりづらい点などに不満点として挙げられていました。
バグについてはすでにアップデートにいくつか改善しています。今後もアップデートが続くかと思います。
総評
『ガイアプロジェクト』を遊びたかったけど、これまで手が出せなかったという方は、まず本作をプレイしてルールを把握するのがいいでしょう。
AIもそこそこ強いので、ソロプレイは楽しめるかと思います。
マルチプレイは、プレイできないほどではありませんが、ちょっと動作が重くなることがありますね。