『ガイアプロジェクト』デジタル版のレビューと評価・感想ー日本語対応でソロプレイが楽しめる|Gaia Project【Steam】

2021年7月7日ボードゲームSF, シミュレーション, レビュー

gaia project

ファンタジーボードゲーム『テラミスティカ』から派生したスピンオフ作品『ガイアプロジェクト』。

DIGIDICEDによって、2020年6月8日にSteamで配信されました。

元となる大型ボードゲームは2017年にドイツで発売され、日本でも翻訳出版されて人気を博しています。

『テラミスティカ』のSF版といったところなのニャ。

そんな感じですが、本作の方がルールが多少複雑ですね。

またマップが固定ではないため、『テラミスティカ』のような定石がないことから、リプレイ性の高い作品となっています。『テラミスティカ』については以下のリンクを参照してください。

大型ボードゲームは、ルールを覚えるのが大変ニャ。

本作は、『テラミスティカ』のルールを知っていれば、ある程度は流用できますね。

今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。

 

どんなゲーム?

Gaia Project

前述したように、本作は『テラミスティカ』の舞台がSFになった作品です。

ただルールは『テラミスティカ』より多少複雑になっています。

『テラミスティカ』でもじゅうぶん複雑なのニャ。

本作にはソロプレイ以外にオンラインプレイがありますが、野良プレイはきびしいので、フレンドと遊ぶのがいいかと思います。

それと日本語に対応していますが、ところどころ翻訳が変なところもあります。

チュートリアルもきわめてわかりづらいのですが、人気ゲームなので、ルール自体はネットで調べればいいでしょう。

DIGIDICEDのチュートリアルはわかりづらいニャ。『ワイナリーの四季』もわかりづらかったニャ。
ワイナリーの四季

ゲームでは14種族があり、それぞれ開拓できる惑星の得意・不得意があります。

ラウンド中にできることは、以下のとおりです。

・惑星に鉱山を建設(『テラミスティカ』の「居住地」に相当)
・建物をアップグレード(「鉱山」→「交易所」→「首府」、もしくは「鉱山」→「交易所」→「研究所」→「学院」)
・惑星改造
・研究
・同盟提携
・パワーの仕様
・特殊アクション
・パス(全員がパスしたらラウンド終了)

全部で6ラウンドあり、最後に一番勝利点が多いプレイヤーの勝ちです。

なんかルール把握が大変そうニャ。

種族ごとに特徴もありますし、何度かプレイしないとわからないかと思います。

そのぶん、本作はひとりで楽しめますので、ルール把握をするにはちょうどいいかと。他人を気にせずに、何度でも遊べますしね。

大型ボードゲームは準備が大変だから、ルール把握はデジタル版のほうが便利ニャ。

 

ユーザーの評価

本作のSteamでの評価ですが、「やや好評(73%、108人中)」になっています。

ちょっと微妙な感じなのニャ。

オンラインプレイに不満が集まっていますね。

本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。

良かった点

・好きなボードゲームなので、気軽にソロプレイができるのが嬉しい。

・CPUもそこそこ強いので、ソロプレイでもじゅうぶんに楽しめる。

・ビジュアルがすばらしい。

・欲しかったゲームだけど、対戦相手がいなかったのでちょうどよかった。

悪かった点

・鉱山と交易所のグラフィックが似ているのでわかりづらい。

・細かいバグがある。フリーズも発生する。

・オンラインプレイの動作が重い。

・UIがつかいづらい。

・チュートリアルがわかりづらく、初心者にきびしい。

ソロプレイについてはおおむね満足しているようですが、オンラインプレイの重さや、初心者にわかりづらい点などに不満点として挙げられていました。

バグについてはすでにアップデートにいくつか改善しています。今後もアップデートが続くかと思います。

 

総評

『ガイアプロジェクト』を遊びたかったけど、これまで手が出せなかったという方は、まず本作をプレイしてルールを把握するのがいいでしょう。

AIもそこそこ強いので、ソロプレイは楽しめるかと思います。

マルチプレイは、プレイできないほどではありませんが、ちょっと動作が重くなることがありますね。

基本的にはソロプレイを楽しみたい人が買うのがいいのニャ。