『Arrest of a stone Buddha』評価は「ほぼ好評」:70年代フランスを舞台にした殺し屋アクションゲーム【新作レビュー】
70年代のフランスが舞台の横スクロールアクションゲーム『Arrest of a stone Buddha』。yeo(Vadim Gilyazetdinov)氏によって、2020年2月28日にSteamで配信されました。嬉しいことに日本語もサポートされています。
そうですね。yeo氏は2018年5月17日に、くにおくんにインスパイアされたオープンワールド不良アクションゲーム『The friends of Ringo Ishikawa』を配信しています。開発者がくにおくんの大ファンですね。
今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。前回のレビュー記事は以下のリンクから。
どんなゲーム?
本作は横スクロールのアクションゲームです。『The friends of Ringo Ishikawa』のときとは違って、今回は銃によるシューティングアクションになります。
主人公はプロの殺し屋です。ただ「ヒットマン」シリーズのようにサイレントキルを決めるステルスゲームではなく、左右から無限に押し寄せる敵を撃ちまくるという、忍ぶ気がいっさいない殺し屋です。あっという間にあたりに死体の山ができていることでしょう。
ゲームは戦闘パートと日常パートがあり、日常パートのほうは自由に街を探索をすることができます。買い物したり、酒を飲んだりといったことが可能ですが、べつにそれでなにかなるわけではありません。
このあたりはプレイしていて、『たけしの挑戦状』の最初のステージを思い出しました。
戦闘パートは先ほども説明したように、横スクロールでひたすら左右の敵を撃っていくものです。これも昔のファミコンゲームっぽさがありますね。『スパルタンX』を銃撃戦にしたような感じです。
レトロゲームが好きな人には刺さるのではないかと思います。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「ほぼ好評(81%、22人中)」です。
良かった点は以下のとおりです。
・アクション映画のような銃撃戦。
・エフェクト音が良い。
・くにおくんのようなピクセルアートがすばらしい。
・メランコリックな雰囲気が良い味を出している。
アクションパートやそのエフェクト音の良さが多く挙げられていました。
またグラフィックや、ゲームの独特な雰囲気も評価されていますね。
いっぽう、悪かった点は以下のとおりです。
・ゲームのフォントが読みづらい。
・ストーリーが退屈でわかりづらい。
・リズムゲームのようなアクションシーンは無料のフラッシュゲームレベル。
アクションシーンに関しては賛否両論という感じですね。ミニゲーム的なもので、単純といえば単純ですしね。
ストーリーについても、合わない人は合わないとは思います。ちょっとダルい系のアクション映画を見ている感じの内容ですね。
総評
本作はレトロゲーム風味の横スクロール型ガンシューティングアクションゲームです。
日常パートと戦闘パートが繰り返され、殺し屋の虚しさを知ることができるでしょう。
ピクセルアートやゲームシステムは取っ付きやすいですが、ストーリーや全体的な内容は人を選びそうな気がします。
「yeo節」ともいうべき作品なので、前作『The friends of Ringo Ishikawa』のファンの方はプレイしてみるといいでしょう。
↓次回のレビュー記事。