『New World』レビューと評価・感想ーなつかしさのあるオープンワールドMMORPG|Steam

ゲーム評価RPG, レビュー

New World

ネット販売で有名なAmazonが放つMMORPG『New World』。

Amazon Gamesによって、2021年9月29日にSteamで 配信されました。

Amazonもいろいろ手を出してるのニャ。昔はただの本の通販サイトだったニャ。

最初は業種を絞ったほうがお客様に覚えられやすいというのがあるので、戦略的にやっていたのでしょう。日本での普及は、やはり送料無料とアフィリエイトが大きかったですね。

とにかく今回は、そのAmazonがMMORPGを開発したのですが、良い意味でも悪い意味でも「すごく無難なゲーム」という印象でした。

今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。

 

どんなゲーム?

New World

本作は「Aeternum」という島を舞台にしたMMORPGです。

Marauders」「Syndicate」「Covenant」という派閥があり、プレイヤーはそのいずれかの所属し、派閥同士の戦争などをしていきます。

それって『ギルドウォーズ』みたいな感じなのニャ。

ぶっちゃけ『ギルドウォーズ2』や『エルダー・スクロールズ・オンライン』なんですよね。本当に無難につくったという感じで。

最初の週末で同時接続数は90万人を突破し、ゲーム自体の人気はありますね。

Amazonの宣伝力もあるのニャ。

それで非常に無難につくられているので、面白くないわけでもない。

クエストがかなりあるので、どんどんこなしていく感じです。達成しやすいのが多いので、こまめにユーザーに達成感をあたえ、さらにゲームを続けさせるという循環ができていますね。

『ギルドウォーズ2』や『エルダー・スクロールズ・オンライン』あたりが楽しめたのなら、問題なく本作は楽しめるでしょう。

ただ「ゲームの新しさ」という面では、とくに突出したものもないという感じです。「レベル上げて、クエストこなして」をひたすら繰り返すタイプですね。そういうのが好きな人にはいいとは思いますが、わざわざこのゲームを遊ぶ理由を探している人にはあまり合わないかもしれません。

初期投資が必要なこともありますね。Steamでは「Standard Edition」が4,200円、追加スキンなどの付いた「Deluxe Edition」が5,150円と、けっして安くはありません。ただ買い切りなので、長く続けられる人にはよいかと。

あと英語ということで、苦手な人には敷居があるでしょう。ただそんなに難しい英語ではないので、クエストをどうこなすかだけ把握できればいいかと。

なんにしろ、普通に楽しめるゲームにはなっていますね。

あくまで「普通」なのニャ。

 

ユーザーの評価

本作のSteamでの評価ですが、「やや好評(74%、147,768人中)」になっています。

レビュー数がすごいニャ。さすがAmazonの宣伝力ニャ。

このレビュー数からしても、人気のほどがうかがえますね。

ただ日本語サポートがないため、日本ユーザーは少なめかと思います。

本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。

良かった点

・クエストが豊富で退屈しない。

・ゲームのつくり自体はしっかりしている。

・スケールの大きいMMORPGなので、壮大な冒険をしている感じが良い。ダンジョン以外はシームレス。

・スキルビルドは悩ましいが楽しい。

悪かった点

・移動がとにかくだるい。

・レベルカンストからが本番なのだが、そこまでやりこむプレイヤーがどれだけいるか不安。

・ある程度までいくと、ソロではきびしくなる。

・日本人が少ないので、基本外国人とのやりとりになる。

つくり自体は無難なので、楽しめるといえば楽しめますね。

派閥同士の戦闘が中心になるので、そういうのが楽しめる人なら評価は高くなるかと思います。

 

総評

まあ、本当に無難に楽しめるゲームです。

レベルをあげて、クエストをこなして、対人戦や派閥戦争に乗り出してみたいなのをやる感じですね。

昔のMMORPGや、コツコツレベル上げをするのが楽しめる人には楽しめるでしょう。

ただ、新しいものを求める人にとっては、正直なところあまり目新しさはないかとは思います。

ある意味、教科書通りのMMORPGニャ。

PvPが中心になるとは思いますので、PvEが好きな人は別のゲームを選んだほうがいいかもしれませんね。