『古剣奇譚 ~星夜に謡い継ぐ万世の夢~』レビューと評価・感想ー日本語化された中華武侠RPGの大作
中華武侠ファンタジーアクションRPGの人気シリーズ3作目『古剣奇譚 ~星夜に謡い継ぐ万世の夢~』(『古剣奇譚3』)。
上海燭龍信息科技有限公司が開発し、北京網元聖唐娯楽科技有限公司によって2018年12月15日にSteamで配信されました。2021年11月12日には日本語サポートが入りました。
ボリュームのある作品なので、日本語化できたというのはけっこうすごいことですね。
今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。
どんなゲーム?
本作は古代中国風のファンタジー世界を舞台にしたアクションRPGです。
いにしえから伝わる「古剣」をめぐるストーリーが展開されていきます。
中国としてはRPGのAAAゲームなので、グラフィックには力を入れていますね。
戦闘はリアルタイムのアクションバトルで、「無双」シリーズのように軽攻撃と重攻撃を組み合わせて攻撃を仕掛けていきます。
また4種類のスキルをX,Y,A,Bに割り当て、スキルゲージを消費して使用可能。スキルゲージは敵にダメージを与えるたびに増えていきます。
バトルはそこそこ難度高めなので、アクションに自信がなければ迷わずイージーでプレイしたほうがいいでしょう。敵がけっこう硬いですしね。
ゲーム中には植物を育てたり、アイテムの研究開発をおこなったりなど、拠点経営の要素もあります。がっつり遊ぶタイプではなく、冒険の合間に楽しむ感じですね。
ゲームのボリュームはかなりあり、普通にプレイして数十時間はかかるかと思います。
サブクエストやアイテム収集までやりはじめると、さらにプレイ時間が長くなるでしょう。
セール時は値段も安いので、コスパもよい作品といえます。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「非常に好評(85%、31903人中)」になっています。
総売り上げ600万本のベストセラー作品ですしね。
本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。
・グラフィックがつくりこまれている。
・ボリューム満点で、がっつり楽しむことができる。
・ミニゲーム要素が楽しい。とくにカードゲーム。
・ストーリーや世界観が壮大で良い。
・敵が硬く、爽快感が低め。
・走る速度が遅く、しかもスタミナ消費があるので移動が面倒。
・お金を稼ぎにくい。サブクエストをこなさないといけない。
・回復手段が少なめ。
戦闘はそこそこ難度高く、イージーでも敵は堅めですね。
また回復手段ですが、回復アイテムが途中で切れるとけっこう大変なことになります。
中盤の拠点経営ができるようになってからは楽になりますが、それまではしっかり地面に落ちている素材やアイテムを拾っておいた方が良いでしょう。
総評
ボリューム十分な中国RPGの大作です。日本でいうと『ドラクエ』みたいな立ち位置でしょうか。
値段分の価値はありますし、現在60%OFFの1,236円なので十分もとは取れるかと。
600万本という数字が売れる中国だと、ゲームの値段を落としても問題ないのかもしれませんね。