『ザ・リワインダー~黄泉からの旅人~』評価は「圧倒的に好評」レビューと感想ー中国神話をモチーフにしたタイムループADV|The Rewinder

ゲーム評価アドベンチャー, レビュー

The Rewinder

中国の神話や民間伝承をモチーフにした、タイムループアドベンチャーゲーム『ザ・リワインダー~黄泉からの旅人~』(英語名『The Rewinder』、中国名『山海旅人』)。

MistyMountainStudio(雲山小雨工作室)が開発し、Gamera Gameによって2021年9月10日にSteamで配信されました。ニンテンドースイッチでの配信も予定されているようです。

ドット絵がきれいなゲームなのニャ。

ピクセルアートを水墨画風に見せるという手法を使っていますね。もともとは水墨画を動かす方向で開発しようと思っていたのですが、予算と技術の問題で今の方法になったそうです。

今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。

 

どんなゲーム?

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本作は仮想の古代中国を舞台にした、ポイントクリック型のアドベンチャーゲームです。

主人公は、人や物の記憶から過去へさかのぼることのできる能力を持つ「逆夢師」の七雲

とある村で多くの人が死んだのですが、その魂が冥界にやってこないという事件があり、七雲は黒白無常(使者を冥界へ送る神)から事件調査を依頼されます。

本作の流れとしては、まず過去へさかのぼるための材料として「記憶のカケラ」が必要になります。

記憶のカケラを「聖壇」というところへ持っていくと、過去へ行くことができます。そこでは人の思考を読み取り、それを利用して他人の考えを変えることで、歴史を変えることができます。

たとえば木が切り倒されているとしたら、過去に戻ってその木を切った人の考えを変えて切らないようにすれば、「現在」でも木は切り倒されていないことになります。

この過去改編パートですが、考えを変えさせるのに必要な材料を集め、それを相手の脳内に突きつけるという作業は、推理ゲームみたいな感じでけっこう楽しい。

ドット絵もきれいだし、BGMも雰囲気あるので、ゲームとしての完成度が高い作品になっています。

 

ユーザーの評価

本作のSteamでの評価ですが、「圧倒的に好評(97%、2193人中)」になっています。

めちゃくちゃ評判がいいニャ。レビュー数も多いニャ。

本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。

良かった点

・ピクセルアートが幻想的できれい。

・BGMがすばらしい。

・ストーリーが面白く、テンポが良い。

・ユーモアのあるキャラクター。

悪かった点

・移動が遅め。ファストトラベルみたいなのがほしい。

・パズルがちょっと簡単かな。

丁寧につくられた作品なので、とくに大きな不満もない感じですね。ポイントクリック型のアドベンチャーゲームが好きな人は楽しめるかと思います。

 

総評

中国神話が題材というだけで、筆者としては楽しめました。

グラフィックにBGM、ストーリーなど、丁寧なつくりになっているのが好印象です。

パズル部分はそれほど難しくないので、クリアするのは問題ないでしょう。

現在日本語はありませんが、ニンテンドースイッチでの発売も予定されているようなので、そのうち日本サポートもされるかと。

言葉がわからないとあまり楽しめないと思うニャ。

中国の歴史や神話が好きな人はぜひ本作をプレイしてみてください。