『Kingdom Under Fire 2』評価は「ほぼ好評」：ファンタジー世界の無双アクション【ゲームレビュー】

2020年2月23日2020年5月25日ゲーム評価RPG, レビュー

ファンタジー世界で、迫りくる敵の大軍をバッタバッタとなぎ倒す無双アクションゲーム『Kingdom Under Fire 2』。Bluesideが開発し、Gameforge 4D GmbHによって2019年11月19日にSteamで配信されました。

筆者は前作の『Kingdom Under Fire』をXbox360でプレイしたことがありますが、本作のほうはまだでした。というのも、発売延期やMMOになってしまったことで正直そこまで興味がなかったのが理由です。

今回、Steamの週末無料プレイ（2月24日まで）があり、その機会でプレイしてみました。本作のレビューと感想、評価をお届けします。前回のレビューは以下のリンクから。

 

どんなゲーム？

本作は「Kingdom Under Fire」シリーズの5作目に当たります。

1作目は2001年にWindows向けに発売された『Kingdom Under Fire: A War of Heroes』です。これは現在とは違って、RTSです。

2作目は2004年にXboxで発売された『Kingdom Under Fire: The Crusaders』。「三國無双」シリーズのように、敵の大群を一人でなぎ倒していく無双ゲームの路線になりました。

3作目はおなじく2005年にXboxで発売された『Kingdom Under Fire: Heroes』。

4作目は2007年にXbox360から発売された『Kingdom Under Fire: Circle of Doom』です。筆者がプレイを始めたのはここからですね。本作はこの4作目の続編という位置づけになっています。

ゲーム内容ですが、前作とおなじく操作キャラが大勢の敵をなぎ倒していく無双ゲームです。ただストラテジー要素も入っています。

本作が発表されたのは、じつは2008年です。『Kingdom Under Fire: Circle of Doom』の続編としてXbox360で発売するという話だったのですが、延期に次ぐ延期でけっきょく発売されませんでした。

その後、「PS3で出る」といわれたり「PS4で出る」といわれたりしたのですが、やはりまた延期に次ぐ延期で発売されませんでした。

会社の資金繰りがやばくなったみたいな話もあって、頓挫状態でしたね。

ゲームのほうですが、5つのジョッブのキャラ（ガンスリンガー、スペルワード、バーサーカー、レンジャー、エレメンタリスト）から1人を選んでプレイします。

ゲーム内容は前作とおなじく無双アクションしていくものですが、ストラテジー要素として軍を操ることができるようになっています。

ただ基本的にはユニットに攻撃・防御・支援を指示するぐらいなので、本格的なRTSを期待するとちょっと違うとなるかと思います。

ゲーム自体は一般的なMMOとおなじく、クエストを受けてそれをこなしてみたいなテンプレート的なものです。筆者的にはこのあたりですでにプレイするのが面倒くさくなっていました。

嫌いというか、どのゲームも「敵を〇匹倒せ」「アイテムを〇個集めろ」みたいな似たようなことばかりですし、目新しさがないというか、作業感が強いというか、時間がもったいないというか。好きな人は好きなのでそれを否定はしませんけど。

斬新なMMOがあったらプレイしてみたいとは思います。

 

ユーザーの評価

本作のSteamでの評価ですが、「ほぼ好評（75％、1,080人中）」となっています。

以下に良かった点、悪かった点について述べていきます。

良かった点としては、大軍や巨大な敵と戦うことができること、グラフィックやキャラクターが良いことなどが挙げられています。

悪かった点としては、やはりRTS部分があまり意味を持たないことや、キャラ作製の幅が狭いこと、クエストがつまらないことなどがありました。筆者もだいたい似たような意見です。

 

総評

本作は「Kingdom Under Fire」シリーズの最新作として、かなりの長い年月をかけてやっと配信された作品です。

特徴としてはやはり、敵の大群相手に無双アクションをすることや、それと同時に部隊を使って敵に当たらせるRTS部分でしょう。

ただゲームのプレイ自体はよくある韓国産MMOで、クエストをこなしてレベルを上げていくというものです。

基本無料ではないので、期間限定無料プレイのうちに遊んでみて合うかどうかをチェックしてみるのがいいかなとは思います。