『Dungeoneers』レビューと評価・感想ーボードゲームテイストのダンジョンRPG
ヘクスマップを進み、ダイスロールで敵と戦うダンジョンクロールRPG『Dungeoneers』。
Rogue Sword: Strategy & Adventure Gamesによって、2021年8月20日にSteamで配信されました。
昔のゲームブックなどの、古典的なRPGをあえて再現したつくりになっていますね。
戦闘も極力シンプルにしており、「ダイス+修正値」という計算で、攻撃側が防御側より大きければヒットになります。
今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。
どんなゲーム?
本作は「部屋と通路」でつくられたマップをめぐり、ボスであるドラゴンを倒すのが目的です。
使用できるキャラクターは、剣士(人間・男)、戦士(ドワーフ・男)、弓手(エルフ・女)の3人から選べます。ただ、ゲーム開始時は剣士のみで、名声を上げなければドワーフとエルフはアンロックされません。
ヘクスマップ上では、剣士は1歩しか動くことができません(「リープ」という巻物を使うことで、2マス先までジャンプすることが可能)。
戦闘ですが、隣接する敵は剣、離れている敵は弓を自動的に使い分けてくれます。
攻撃時には、攻撃側はダイスを振り、それに剣(遠距離攻撃なら弓)の修正値をプラスします。
防御側は、ダイス目に盾の修正値をプラス。両者を比べ、攻撃側の数値が大きければヒットです。
剣や弓、盾はダンジョン内でゲットできますが、クエストクリアするとすべて失います。
あくまでクエスト内だけの武器ですね。
ただ経験値とレベルは失われないので、経験値は積極的に稼いでおいたほうがいいでしょう。
魔法は「巻物」を消費して使います。巻物はダンジョン内で落ちていますが、これもクエスト終了後にすべて失われます。
ゲーム自体はシンプルなサクサクプレイで、筆者としては気に入っていますね。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「好評(80%、10人中)」になっています。
itgh.ioで無料ブラウザ版があるので、そこでプレイしている人も多いかもしれません。
Steamのは完全版なのでガッツリ遊びたい人はSteamで購入したほうがいいでしょう。またSteamで購入すると、他のプラットフォームでも完全版がプレイできますが、その逆は無理です。
本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。
・気楽に遊べるRPG。
・ボードゲーム好きな人には楽しい。
・わかりやすいシステム。
・ランダム性は高めだが、戦術で跳ね返せる余地があるのが良い。
・オンライン必須なので、オフラインプレイができない。
・マップのグラフィックのバリエーションが少ない。
・ドワーフ、エルフの登場が遅いので、レベル上げがきつい。
・やることが変わらないので作業的になりがち。
デジタルゲームというよりも、ボードゲーム的な部分が強く出た作品になっています。
そのため、レベル稼ぎとの相性があまりよくないという気はしました。
ただ気楽に遊べるのはいい点で、筆者も毎日のようにプレイしていますね。
総評
筆者的にはお気に入りのゲームの一つになっています。
「ちょっとプレイしよう」というときにぴったりなゲームですね。
死亡時の変なペナルティもないので、気が済むまで何度でもトライし直すことができます。
ボードゲーム好きな人や、ゲームブック好きな人にはオススメの作品といえます。