『アセンション』レビューと評価、感想ー中毒性の高いデッキ構築ゲーム【Ascension: Deckbuilding Game】|Steam

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Ascension

「ドミニオン」を複雑化させたようなデッキビルディングカードゲーム『アセンション(Ascension: Deckbuilding Game)』。同名カードゲームのデジタル版です。

Playdek, Inc.が開発し、Asmodee Digitalによって2014年12月17日にSteamで配信されました。

けっこう前のゲームニャ。

DLCによる拡張カードは配信が続いています。最新のDLCは2019年7月30日に配信された『Ascension: Delirium』ですね。拡張のたびに新ルールが追加されるのも特徴です。

今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。

 

どんなゲーム?

Ascension

本作は「ドミニオン」のように、互いのプレイヤーが同じ初期デッキからスタート

ゲーム中にカード購入をおこないつつ、自分のカードデッキを強化しながら勝利を目指す内容となっています。

以前に紹介した『Shards of Infinity』はこの『アセンション』がベースになっていますね。

「ドミニオン」との大きな違いですが、本作ではカード購入用のいわゆる「金貨」以外に、モンスターカードを倒すための「攻撃力」が存在します。

本作は勝利点の一番高いプレイヤーの勝ちですが、基本的にはモンスターを倒して勝利点を得る(カード購入とやることは変わりませんがことになるため、金貨カード以外に、攻撃力を持つカードも合わせて集めなければなりません。

デッキが分厚くなりそうニャ。

ゲームは、プールにある勝利点(プレイヤー人数が2人=60点、3人=90点、4人=120点)が無くなった時点で終了(勝利点を得るたびにプールから勝利点を取る)。

稼いだ勝利点に加え、デッキのカード1枚につき1点が入ります。

デッキを分厚くしても点数になるのニャ。

ただ、やはりモンスターを倒した方が勝利点は稼げますので、無駄にデッキを分厚くするのもどうかなとは思います。

拡張カードを追加すると、ゲームのルールもどんどん拡張されていきます。

あまり拡張カードを加えすぎると、機能しないルールが出てくるので、2~4種類ぐらいのブレンドがいいかなとは思います。

個人的には勝利点を計算しやすい分、「ドミニオン」より遊びやすいとは思います。

 

ユーザーの評価

本作のSteamでの評価ですが、「非常に好評(87%、695人中)」になっています。

本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。

良かった点

・対戦相手がいなくても遊べる。

・AIが結構強い。

・課金しなくても楽しめるのが良い。

・現実では無理そうな、拡張を全部入れてのプレイもできる(現実でやるとカードの山がすごい分厚さになる)。

悪かった点

・たまにAIが長考する。

・オンラインマルチプレイ時にAIを追加できない。

・オンラインマルチプレイではチャットができず、待ち時間には猫の動画を見るしかない。

配信されてからけっこう経っていますので、バグはかなり取れたとは思います。

オンラインプレイに対する不満は多いですね。このあたりも修正していただければと思います。

 

総評

本作は「ドミニオン」のシステムを強化し、「モンスターと戦う」という要素も追加したファンタジーRPGカードゲームとも言えます。

拡張の種類も多いですが、とりあえずは基本セットでプレイに慣れるのがいいでしょう。

本作が気に入ったら、『Shards of Infinity』のほうもプレイするのがいいかと思います。