Steam版『タケノコ(Takenoko)』レビューと評価、感想:名作ボードゲームのデジタル版【ゲームレビュー】
パンダをもてなす名作ボードゲームのデジタル版『タケノコ(Takenoko)』。Asmodee Digitalによって、2019年11月27日にSteamで配信されました。
今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。前回のレビュー記事は以下のリンクから。
どんなゲーム?
本作は昔の日本が舞台で、中国から送られてきたパンダをもてなすという内容です。
ボードゲーム界では説明不要なぐらいに有名なゲームですね。
ゲームのルールを簡単に説明すると、まず目的カードが各プレイヤーに配られます。このカードは最大で5枚までしか持つことができません。
目的カードは大きく3つの種類に分かれています。
・区画に関する目的
・パンダに関する目的
・庭師に関する目的
「区画」でしたら、たとえば盤面のタイルをカードに書かれている形どおりに並べれば勝利点を得ることができます。
「パンダ」でしたら、カードに書かれている竹の数だけ竹を食べさせてやれば(竹を集めれば)勝利点が得られます。
「庭師」でしたら、カードに書かれている数だけ竹を育てれば勝利点になります。
自分の番になると、異なるアクションを2回おこなえます。たとえば「パンダを動かす」「土地タイルを置く」などですね。パンダを竹のあるパネルに移動させれば竹を食べてくれます。また庭師を移動させれば、そのタイルとまわりのおなじ色のタイルに竹を+1することができます。
誰かが一番最初に、規定枚数の目的を達成した時点でゲーム終了。勝利点の一番多いプレイヤーが勝ちになります。
達成の難度で勝利点も変わってきます。簡単な目的をたくさんこなしてさっさと上がるか、勝利点の多いカードを堅実にこなすかなど、場に応じた戦略を取る必要が出てくるでしょう。
子どもから大人まで楽しめるゲームです。
総評
デジタル版ですが、筆者的に一番のマイナス点は、フルスクリーンでしか遊べないことですね。全画面だと大きすぎるので、ウィンドウモードが欲しかったです。
AIはそれほど強くありませんが、対戦相手がいないときの練習相手や、ルール把握のために遊ぶのには適しているでしょう。
それと拡張の「Chibi」はDLCで配信されています。奥さんパンダと子パンダが追加されて、ルールも拡張されます。
パンダの動きも可愛く、なかなか楽しいゲームです。日本語には対応していませんが、ボードゲームなのでルールがわかればプレイには支障はないかと思います。