『リッチマン11(大富翁11)』レビューと評価・感想ー台湾版モノポリー最新作【Steam】
30年以上続く台湾版モノポリー『リッチマン11(大富翁11)』。
CMGEが開発し、SOFTSTAR ENTERTAINMENTによって2022年10月20日にSteamで配信されました。ニンテンドースイッチでもリリースされています。
本作からは、シリーズ初の日本語サポートがされるようになりましたね。
今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。
どんなゲーム?
本作はモノポリー型のデジタルボードゲームです。
プレイヤーはダイスを振って盤面をまわり、空き地があったら購入することができます。
購入した空き地に対戦相手が止まったら、通行料をもらえます。
同じ通りの空き地を購入したり、空き地に建物を増築することで、獲得できる通行料を増やせます。
「モノポリー」と違う点ですが、株式売買やミニゲームなど、デジタルボードゲームならではの要素が多く入っています。
また「桃太郎電鉄」シリーズの貧乏神のように、神様を憑依させて様々なボーナスやデメリットを発生させることができます。
攻撃カードや増築カード、ダイスを操るカードなど、カードシステムもありますね。
ゲームの目的は自分以外のプレイヤーを破産させることです。
モノポリーライクな「クラシックモード」、攻撃カードを多くゲットしやすい「熱闘モード」、みんなで協力してボスを倒す「チャレンジゲーム」もあります。
気楽に楽しめるパーティーゲームなので、「モノポリー」が好きな人には楽しめると思います。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「賛否両論(42%、448人中)」になっています。
本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。
・ルールが理解しやすく、遊びやすい。
・キャラクターが可愛い。
・フレンドとワイワイ遊べる。
・リプレイ性が高い。
・カードバランスが悪い。
・キャラクター能力のバランスも悪い。
・マップデザインの悪いステージがある。
・NPCが強い。チートしているかのよう。
「カードが強すぎる」というのはたしかにありますが、そのぶんゲーム終了までのテンポが速くなるので、これはこれでありかなとは思います。
またキャラクター能力については、ゲーム開始時に「キャラクタータレントをオフ」にすれば、同じ条件でプレイができます。
総評
前作から続けて遊んでいる人には物足りなさがありますが、本作から初プレイの人には、初心者でも取っつきやすい内容なので楽しめるとは思います。本シリーズの入門編としては良いですね。
基本的に対戦相手を打ちのめすゲームなので、フレンドと遊ぶときは「あくまでゲーム」ということを周知させておくのがよいでしょう。