『ネルケと伝説の錬金術士たち』クリア!レビュー・感想・評価ーお祭り的街づくり【Steam】

ゲーム評価シミュレーション, レビュー, 美少女

nelke review

アトリエシリーズ20周年を記念して作られた街づくりシミュレーションゲーム『ネルケと伝説の錬金術士たち ~新たな大地のアトリエ~』。

コーエーテクモゲームスによって、2019年3月26日にSteamで配信されました。PS4/PS VITA/ニンテンドースイッチでもリリースされています。

前回攻略メモ記事を書いたのニャ。

考えてみればレビュー記事を書いていなかったので、今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。

 

どんなゲーム?

ネルケと伝説の錬金術士たち

本作はアトリエシリーズ20周年を記念して、22周年目に作られた街づくりシミュレーションゲームです。

20周年には間に合わなかったのニャ。

1版最初のアトリエシリーズ『マリーのアトリエ』が、プレイステーションで発売されたのが1997年ですからね。

その『マリーのアトリエ』から、「アーランド」シリーズのロロナ・トトリ・メルルまでのアトリエシリーズのキャラクターたちが、異世界転生でどんどん登場するというお祭り的な作品です。主人公たちだけでなく、周囲のキャラクターたちも登場しますね。

アトリエシリーズと言えば、主人公は錬金術師で、素材を集めて調合をおこなったりする形ですが、本作の主人公は街づくりをまかされた貴族の少女・ネルケで、錬金術は使えません。

街に店や畑をつくって、そこに異世界転生してきた錬金術師たちやその仲間たちを配属し、働かせて収入を得ます。何を調合するかを指定できるので、間接的には錬金術師のようなことをしていますね。

ネルケ自身は何もやらないわけではなく、4人の仲間たちとパーティを組んで、探索に出て素材集めをすることができます。ここではRPGのように敵も出てきて、コマンド戦闘がおこなわれます。

一度探索に成功した場所は、以降は「派遣」で仲間を配属することで自動的に素材集めをおこなえます。

街づくりゲームとしてはそれほど自由度はなく、どちらかといえば店の売り上げや素材の確保など、マネジメント方面に重点が置かれています。店の売り上げが少ないと支持率が下がったりするので、在庫管理は重要ですね。

街づくりに見せかけたマネジメントゲームなのニャ。

ゲームには課題が用意されており、期限内に終わらないとゲームオーバーになります。

ただゲームオーバーを繰り返すことで、ちょっと強くてニューゲームができます。何度も繰り返して遊べばそのうちクリアできるようになるので、安心してゲームオーバーになるといいでしょう。

時間をかければその分強くなれるようなっています。アトリエシリーズファンで、街づくりシムに興味のある方はプレイしてみてもいいとは思います。

 

ユーザーの評価

本作のSteamでの評価ですが、「やや好評(75%、198人中)」になっています。

そこまで好評というわけでもないのニャ。

本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。

良かった点

・アトリエシリーズのキャラクターたちがたくさん登場する。

・1周目クリアをめざさなければ難易度は高くない。

・ゲームのテンポがよく、さくさくと進んでいく。

・アトリエシリーズ未プレイでも楽しめる。

悪かった点

・街づくりにあまり自由度がない。

・攻略法が最終的にはおなじになる(店2~3店舗、残り全部畑とか素材関係)。

・人物が多すぎて、休日のイベントの多さが逆にうっとうしくなる。

・周回プレイが前提のような1周目の難易度。

シミュレーションゲームとして見た場合は練り込み不足はありますが、アトリエシリーズのお祭りゲームとしては悪くないのではないかと思います。

 

総評

あくまでお祭りゲームであり、『シムシティ』とかのような本格街づくりゲームを期待するとかなり肩透かしをくらいます。

そもそも建物を設置できる場所もかなり限定されていますし、基本的には畑や林などの素材生産関係のものばかりを設置することになります。

街づくりゲームというよりは、あくまでマネジメントゲームですね。とくに重要なのが在庫管理なので、そういうのが面倒という人には合わないかもしれません。

なんにせよ、アトリエシリーズのキャラクターがたくさん出てきますので、気になった方はプレイしてみるといいとは思います。