Steam版『ビリオンロード』評価は「ほぼ好評」:桃鉄タイプのデジタルボードゲーム【新作レビュー】日本語化不可
桃鉄タイプのすごろく型ボードゲーム『ビリオンロード』。バンダイナムコエンターテインメントが開発し、ActtilによってSteamで配信されました。当然のように日本語には対応していません。サポートされているのは中国語(簡体字)と英語です。
ただテキスト自体はそれほどありませんし、英語でもプレイできるとは思いますけどね。ぶっちゃけ名詞がわかればいいレベルですし。
今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。前回のレビュー記事は以下のリンクから。
どんなゲーム?
本作は、もとはニンテンドースイッチで2018年11月29日に配信されたゲームです。
「桃鉄」シリーズをベースにして開発されたような作品で、ルール自体は基本的に「桃鉄」です。
プレイヤーたちは目的地を目指して進み、途中で駅で物件などを買いあさることができます。
設定した年数になったときに総資産が一番多いプレイヤーの勝利です。
本作のオリジナル要素としては、さまざまな効果を持つモンスターを味方として連れていくことができます。貧乏神を進化させたようなシステムですね。
プレイヤーを助けてくれるモンスターは、最大3匹まで連れていくことができます。たとえばお金が増えるマスに止まると、追加でさらにお金がもらえるなどの効果があります。
もちろん貧乏神のようにデメリットのあるモンスターもいます。このあたりは公式ページでも確認できますので、興味のある方は見てみてください。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「ほぼ好評(76%、25人中)」になっています。ただ日本人のレビューはいまのところ一つもありませんね。
本作の良かった点については以下のとおりです。
・ルールが簡単に把握できる。
・コミカルなモンスターたち。
・中毒性が高い。
・フレンドと遊ぶのが楽しい。
「簡単に学べて、すぐにプレイ可能」というのは、ボードゲームにおいては良い点といえますね。
筆者もそれで大変な目にあったことがありました。
一方、悪かった点については以下のとおりです。
・戦略性が浅い。
・運要素が高すぎ。
運要素が高いのは本作だけでなく、そもそももととなる「桃鉄」シリーズがそうでしたからね。すごろくというゲーム自体が運要素の高い物ですしね。
総評
本作はすごろく型ボードゲームとしてはなかなか楽しい作品として作られています。
「桃鉄」シリーズが好きな人はすぐにルールを理解してプレイすることができるでしょう。
ただ前述したように日本語がありませんので、日本語版がいい方はニンテンドースイッチ版を購入したほうがいいとは思います。
Steam版は値段も定価で4,100円(2020年4月24日まで20%OFFの3,280円)なので、安くはありません。
2018年のゲームですし、日本語を外さずに配信してくれればいいだけなんですけどね。