Steam版『ビリオンロード』評価は「ほぼ好評」:桃鉄タイプのデジタルボードゲーム【新作レビュー】日本語化不可

2020年6月4日ボードゲーム評価レビュー

Billion Road

桃鉄タイプのすごろく型ボードゲーム『ビリオンロード』。バンダイナムコエンターテインメントが開発し、ActtilによってSteamで配信されました。当然のように日本語には対応していません。サポートされているのは中国語(簡体字)と英語です。

息を吸うようにおま語ニャ。Steamではよくあることニャ。

ただテキスト自体はそれほどありませんし、英語でもプレイできるとは思いますけどね。ぶっちゃけ名詞がわかればいいレベルですし。

今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。前回のレビュー記事は以下のリンクから。

どんなゲーム?

ビリオンロード

本作は、もとはニンテンドースイッチで2018年11月29日に配信されたゲームです。

「桃鉄」シリーズをベースにして開発されたような作品で、ルール自体は基本的に「桃鉄」です。

プレイヤーたちは目的地を目指して進み、途中で駅で物件などを買いあさることができます。

設定した年数になったときに総資産が一番多いプレイヤーの勝利です。

ようするに「桃鉄」ニャ。

本作のオリジナル要素としては、さまざまな効果を持つモンスターを味方として連れていくことができます。貧乏神を進化させたようなシステムですね。

プレイヤーを助けてくれるモンスターは、最大3匹まで連れていくことができます。たとえばお金が増えるマスに止まると、追加でさらにお金がもらえるなどの効果があります。

もちろん貧乏神のようにデメリットのあるモンスターもいます。このあたりは公式ページでも確認できますので、興味のある方は見てみてください。

 

ユーザーの評価

本作のSteamでの評価ですが、「ほぼ好評(76%、25人中)」になっています。ただ日本人のレビューはいまのところ一つもありませんね。

本作の良かった点については以下のとおりです。

良かった点

・ルールが簡単に把握できる。

・コミカルなモンスターたち。

・中毒性が高い。

・フレンドと遊ぶのが楽しい。

「簡単に学べて、すぐにプレイ可能」というのは、ボードゲームにおいては良い点といえますね。

重量級ボードゲームはルール説明だけで一日が終わるニャ。

筆者もそれで大変な目にあったことがありました。

一方、悪かった点については以下のとおりです。

悪かった点

・戦略性が浅い。

・運要素が高すぎ。

運要素が高いのは本作だけでなく、そもそももととなる「桃鉄」シリーズがそうでしたからね。すごろくというゲーム自体が運要素の高い物ですしね。

 

総評

本作はすごろく型ボードゲームとしてはなかなか楽しい作品として作られています。

「桃鉄」シリーズが好きな人はすぐにルールを理解してプレイすることができるでしょう。

ただ前述したように日本語がありませんので、日本語版がいい方はニンテンドースイッチ版を購入したほうがいいとは思います。

Steam版は値段も定価で4,100円(2020年4月24日まで20%OFFの3,280円)なので、安くはありません。

ニンテンドースイッチを持っていない人は困るニャ。

2018年のゲームですし、日本語を外さずに配信してくれればいいだけなんですけどね。