『Fort Triumph』正式版配信!評価は「非常に好評」:「XCOM」X「HoMM」の戦略RPG【新作レビュー】日本語化可能

2020年5月27日ゲーム評価シミュレーション, レビュー

Fort Triumph

「XCOM」シリーズのターン制バトルと、「Heroes of Might and Magic(HoMM)」シリーズ的なストラテジー要素を組み合わせた戦略RPG『Fort Triumph』。CookieByte Entertainmentが開発し、 All in! Gamesによって、2020年3月7日にSteamで正式版が配信されました。日本語に対応していますが、一部おかしな部分もあります(遊べないレベルではないかと)。

グラフィックが楽しそうな感じニャ。ファンタジー系ニャ?

そうですね。全体的にコミカルな感じで作られています。

今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。前回のレビュー記事は以下のリンクから。

どんなゲーム?

本作の早期アクセスが始まったのは2018年です。

内容をすごく簡単にいえば、全体マップのときは「HoMM」、敵とぶつかると「XCOM」タイプのターン制戦闘がおこなわれるというものです。

ようするに「HoMM」の戦闘が「XCOM」になっていると考えればいいのニャ。

ぶっちゃけそうですね。「XCOM」というか、「XCOM」っぽい感じですね。

全体マップでやることは、ほぼ「HoMM」とおなじです。毎ターン、移動できる範囲が決まっていて、それでマップ内を探索して資源などを得ていきます。

戦闘もオーソドックスなシミュレーションRPGタイプのものですが、マップ上のオブジェクトを利用できるというのが特色ですね。

具体的にどういうことニャ?

たとえば石や木を攻撃して動かし、まわりにいる敵にぶつけるといったことですね。

キャラクターの育成要素などもあり、シミュレーションRPG的な面白さもあります。グラフィックも取っ付きやすく、遊びやすく仕上がっているファンタジー戦略ゲームです。

 

ユーザーの評価

本作のSteamでの評価ですが、「非常に好評(82%、139人中)」になっています。

本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。

良かった点

・ファンタジー世界の「XCOM」。

・マップ上にあるものを攻撃に利用できるのが楽しい。

・ユーモアのあるストーリー。

・温かみのあるグラフィック。

悪かった点

・基本的に「HoMM」なのでオリジナリティに欠ける。

・次のステージに進むとアイテムが失われる。苦労して集めた意味がなくなる。

・ヒーローたちがステレオタイプ。

グラフィックや遊びやすさに好評が集まっている一方、ゲームのオリジナリティやキャラクターたちの個性が典型的という点に不満が集まっています。

全体的には好評な作品となっています。

 

総評

本作は指摘されているように、オリジナリティという面からすると弱いものがあります。

全体マップでの行動はほぼ「HoMM」ですし、戦闘時は「XCOM」っぽいターン制ストラテジーになっています。

ただそのぶん、人気ゲームの要素を取っているということもあり、ゲーム自体の面白さや遊びやすさはある程度保証されたものになっています。

奇抜性より安定性を求めた作品という感じニャ。

そうですね。万人が楽しめるタイプのゲームにはなっています。

シミュレーションRPG好きな人や、「HoMM」シリーズが好きな人は本作を試してみるのもいいかと思います。

↓次回のレビュー記事。