『Road 96』レビューと評価・感想ー映画のようなロードトリップADV|Steam
独裁国家から国境を越えて逃げ出すまでの旅路を追体験できるロードトリップアドベンチャーゲーム『Road 96』。
Digixartが開発し、同社とRavenscourtGigantic Duck Gamesによって、2021年8月16日にSteamで配信されました。PS4/PS5/Switch/Xbox Series X|S/Xbox Oneでもリリースされています。
今回なぜこの作品をレビューしたかといえば、「XBOX GAME PASS」に追加されたのでプレイしてみたら思いのほか面白かったからです。
今回は本作のレビューと感想、評価をお届けします。
どんなゲーム?
本作は、独裁国家「ペトリア」から密出国するという内容です。
モデルとなっている国ですが、北朝鮮ほど貧しいわけでもない感じの、東欧の国といった感じですね。
そこそこ生活は悪そうではないけど、言論弾圧やメディア操作がすごいというような国です。
逃げ出す手段ですが、徒歩でもいいですし、ヒッチハイクしてもいいですし、車を盗んでそれで国境を目指してもかまいません。
ただ体力があるので、できるだけ乗り物を使ったほうがいいでしょう。
旅の途中ではいろいろな人と出会ったり、アクシデントがあったりと、何が起こるのかわからないのが楽しいですね。
そのため、できるだけ事前情報を集めずに、いきなりプレイしてしまうのがいいでしょう。
このゲームが一番楽しいのは初見プレイのときです。
ネタバレを避けるため、ここではあまり内容をいわないことにしますので、とにかく少しでも興味があればプレイしてみるのがおすすめです。
本作ではローグライクゲームのように、クリアすると、また別の主人公による再スタートができます。
ただ前回にゲットしたスキルはそのまま引き継がれますので、どんどん強化されていくという成長感があるのもいいですね。
選択次第でいろいろなストーリーが楽しめるのは、『侍道』シリーズみたいな感じです。
とにかく思うままにいろいろな選択肢を試してみるのがいいでしょう。
内容としてはゲームブックぽさがありますね。
ユーザーの評価
本作のSteamでの評価ですが、「非常に好評(91%、7897人中)」になっています。
本作の良かった点・悪かった点については以下のとおりです。
・ゲームへの没入感がすごい。
・90年代アメリカのようなノスタルジックな雰囲気が良い。
・何が起こるかわからないワクワクドキドキ感。
・ミニゲームや音ゲーもあって、楽しませるゲームになっている。
・操作性がちょっと悪いかな。
・逃げ出したいほどの独裁国家のわりには良い暮らしをしている。悲壮感が足りない。
・最初は楽しいけど、周回していくとだいたいおなじパターンになっていく。
・演出がスキップ出来ない。
細かい部分についての不満はありますが、全体的には高評価です。
総評
やはり本作で一番楽しいのは一周目ですね。
周回していくと、ドキドキ感はどんどん低くなっていくとは思います。
そのため、できるかぎりネタバレや事前情報を避けて、プレイしてしまうことをおすすめします。
ロードトリップ映画の主人公になったみたいな感じで、映画好きの人にも楽しめるゲームになっています。
「XBOX GAME PASS」に加入してたら、とりあえずプレイすることをおすすめします。