「Solar Settlers」レビューと感想・評価ー宇宙4Xを再現した一人用ボードゲーム
宇宙を舞台にした一人用4Xボードゲーム「Solar Settlers」。
以前紹介した一人用4Xボードゲーム「Axes and Acres」の開発元BrainGoodGames(BGG)の新作なのでけっこう楽しみにしていました。
「Axes and Acres」はファンタジー世界が舞台だったのですが、今回は宇宙が舞台になっています。
遊んでみましたが、やはり期待をうらぎらない中毒性の高いボードゲームに仕上がっています。
ゲームの目的は、設定されたターン数以内にコロニーを複数建設し、そこに人を住まわせること。
ノルマ人数を住まわせられればクリア。
前作「Axes and Acres」にくらべてかなりシステムやルールが洗練され、遊びやすくなっています。
ゲームスタート時はこんな感じで、中央に3つある緑色の人型がコマ。
これをうごかして探索したり、資源をあつめたりしていきます。
資源は以下の3種類
水素:1つ消費してコマを1歩うごかせます。
酸素:ターンのおわりに人数分が消費されます。不足分すると死亡ということになり、不足分だけコマを減らさなくてはなりません。
メタル:コロニーなどの建設につかいます。
まずすることは、コマをうごかして周辺探索。
移動したのち、未知の部分のカードを1枚めくることができます。
さきほど説明したとおり、移動には水素を消費します。
ボード上のカードの見方ですが、たとえばこれのばあい、コマが1個上にのっているばあい、コマを行動終了させればメタルと水素を得られるという意味。
コマが2つあるばあいは、メタル2個と水素1個。
こうやってコマを各地に移動させ、資源をとっていきます。
手元にあるカードは、ボード上のカードと入れ替えをおこなうことができます。
ただし場にだすばあいに、メタルを消費するカードもあります。コロニーカードは、基本的にはメタルを消費します。
画像のはコロニーカードですが、これは人(コマ)が1人住めるという意味。
ボード上のカードと入れ替え、コマをコロニー上で消費すれば住んだことになります(コマは消滅)。
満員になったコロニーにはもう人が住めないので、さらにべつの場所にコロニーをつくらなければなりません。
ボード上で5とか3とか書いているのは敵勢力。
軍事力がこの数字より大きいときにコマを隣接させると、めくることができます。
コロニーがでることもあるので、軍事力がたまったら積極的にめくっていきましょう。
軍事力もさっきの要領で、手元の軍事力が増えるカードをボード上に配置することで得られます。
こまかいルールは、チュートリアルをやればすぐおぼえられると思います。
前作にくらべてほんとうに洗練されてわかりやすくなっています。
総評としては、とにかくおもしろいし、中毒性があります。短時間(数分)で遊べるのも良い点です。
しかしボードゲームで4Xをシンプルに再現してしまう発想はほんとうに天才的だと思います。